【未知への挑戦、創薬の未来へ】【23卒】 ＡＧＣ 総合職の内定ES(エントリーシート) No.75542（非公開/女性）（2022/5/13公開）

理論計算化学研究室の配属を選んだことです。研究室選択は、ライフワークを左右する重要事項のひとつです。ウイルス等を扱う生化学、創薬を目指す有機化学、素材開発の無機化学など実験系は大人気です。一方、分子シミュレーションやプログラミングを中心とする計算化学は、定員オーバーすることの無い地味な研究室といえます。生物、有機、無機全てに興味があり、かつ実験化学を考えていた私には、計算化学は異次元でした。私が優先配属権を持っていたことも悩みに拍車をかけました。決め手は可能性です。実験化学は、基礎技術が分野ごとに異なるため、分野を横断して研究することは簡単ではありせん。計算化学では基礎知識と技術を身につければ、創薬、素材から環境問題まで広範囲を研究対象として展開でき、実験化学では取り扱うことの困難な微視的状態をも予測できます。研究の可能性を広げ、革新的なモノづくりができるに違いないと惹かれ、決断しました。 続きを読む

無機化学系（理論化学・物理化学・分析化学系も含む） 続きを読む

シミュレーション・計算科学 続きを読む

脂質ナノ粒子とエンドソーム膜の分子シミュレーション 続きを読む

ドラッグデリバリーシステムに関する分子シミュレーション（ＭＤ）を行っています。癌やウイルス感染症治療に用いる核酸医薬品は、脂質ナノ粒子（ＬＮＰ）をキャリアとして細胞まで送達させて使用します。投与されたＬＮＰは細胞内に取り込まれた後、エンドソームに運ばれます。エンドソーム内でＬＮＰが分解される前に、医薬品はエンドソーム外へ放出される必要があります。しかしこの放出メカニズムは不明であり、放出される医薬品は僅か２％程度です。そこで、放出効率の向上を目的に、ＬＮＰとエンドソーム膜のＭＤに取り組みました。その結果、医薬品の放出はＬＮＰとエンドソーム膜の膜融合が発端となることが示唆されました。現在は、放出プロセスの詳細を解明すべく、様々な仮説のもと、ＭＤを行っています。今後は、異なる脂質組成のＬＮＰとエンドソーム膜のＭＤにより、その相互作用の違いを系統的に調べ、より効果的なＬＮＰの設計を目指します。 続きを読む

研究開発（研究所） 続きを読む

新素材開発に興味があります。化学と環境の共存が大原則である昨今、従来の素材に、分解再生可能な新機能を組み込んでいく必要があります。分子シミュレーションで、常識を打ち破る新素材開発に挑戦したいです。 続きを読む

製品開発（事業部） 続きを読む

素材は生活を豊かにしますが、そのためには地球環境の変化に応じて、これからどのような素材が求められるのか、いち早く知ることが大切です。顧客や関連会社などのニーズを知り、新素材開発に貢献したいと思います。 続きを読む

情熱　革新 続きを読む

研究用 Ｑ＆Ａウェブサイトを作りました。配属直後戸惑ったのは、計算化学の知識や用語を学ぶ以前に、コンピュータのＯＳやプログラミングに関する一般的な知識が常識的に備わっていないと何も始まらないことでした。シミュレーションに使用するソフトウェアのコンパイル、解析プログラムは自分で書かなければならないなど、これが常識かと疑いたくなるものばかりでした。私は、ＷＥＢ検索や先輩に相談することで問題を解決していましたが、同様の悩みは配属された学生が毎年経験することに気づき、非効率であると感じました。そこで、各自が直面した問題と解決策をサイトで共有することが出来れば、研究の強力なサポートツールになると発案しました。作成に工夫した点は、誰もがＨＴＭＬを覚えることなく簡単に編集できるサイトにしたところです。このサイトにより基本的な疑問点は速やかに解決出来るようになり、全員の研究効率の大幅な向上に繋がりました。 続きを読む

描画です。入選作品が多く、高校時代に美術部で描いた１ｍを超える油絵５０号は全国大会に推薦されました。 続きを読む

なし 続きを読む