【21卒】東京海上日動火災保険の夏インターン体験記（文系/損害サービス部門）No.7593（京都大学/男性）（2019/10/15公開）

夏インターンの時期では業界・業種を絞りすぎることなく幅広く見てみたいと考えており、そんな中で有名かつ就職人気も高かったので応募しました。また、20卒の先輩から東京海上のインターンに参加すればその後の本選考で優遇ルートに乗れるとの話を聞いたことも理由の一つです。インターン自体は他と被っていたりもしなかったのすぐに参加を決めました。

それぞれの選考段階で、色々な就活支援サイトの情報を参考に対策を打っていました。まず最初のESは、特に難しいお題ではなかったですがいくつかの通過例を確認しました。次の一次面接（グループ）、続く最終フローの二次面接（個人）は就活支援サイトの情報をもとに事前に話す内容を考えてから面接に臨みました。面接自体への対策は、就活支援団体の練習講座に参加したことはなく、様々な企業の夏インターンの選考に参加することで、現場ベースで慣れてコツをつかんでいきました。

エントリーシート → 1次面接 → 最終面接

ESの内容をちゃんと1分で過不足なく話せるようにしておく必要がある。その後深堀りもこの1分の内容をベースにされるので、私は質問をされやすい余地のある話し方の部分をいくつか作りそこを深掘りされるように誘導した。落ち着いて、端的に、ハキハキと、ESに書いた内容からずれることなく話せれば通過できると思う。

（最初にESで書いた内容を1分でまとめて話す。その後質問が始まる。私の場合は予備校での学生チューターのアルバイトで合格率向上に努めた経験を話した。）なぜそれをおこなったのか。

私自身が受験生の際に同じ予備校に通っていてチューターにお世話になったこと。その経験を後輩の受験生たちに還元したいと感じていたこと。私を担当してもらっていたチューターの方は、中でもよく話しかけてきてくださる気さくな方で、そのように生徒に対して積極的なアプローチを取り合格へ導けるチューターになることを目指していたこと。以上のことを短い言葉で話した。

受験生との人間関係の構築で困難だったことはありますか。あればどのようにしてそれを乗り越えましたか。

困難はあった。それは生徒のタイプで2つに分けられる。一つ目はなかなか心を開いてくれず面談に来てくれない生徒。その子に対しては専用のコミュニケーションシートを作って紙面上のやり取りから人間関係の構築をした。二つ目は成績がどうしても伸び悩む生徒。その子に対しては他のチューターに協力を要請しセカンドオピニオン的に別な学習アドバイスをしてもらって多角的な指導を行うことを意識した。

中学～現在の人生、自分の弱み・強みをしっかり話せることは前提。学生と面接官との距離が遠く非常に緊張したが、面接官はしっかりとこちらの話を聞いて理解しようとしてくれる。なので私自身緊張し詰まりながら話す場面は少なくなかったが、とにかく一生懸命話すことが好印象だったのだと思う。話の上手さや内容のすごさ・インパクトは求められておらず、多少口下手でも正直に自分に人間性を表現することが大事。その人間性と東京海上という会社とのマッチングをしていると思われる。

（まず中学入学案内から現在までの人生を話すように言われる。その後深掘りの質問が始まる。）中学時代のバスケ部でずっと補欠だったときの気持ちはどうだったか。

もちろん悔しく、嫌だった。一度顧問の先生に不満を言い、1軍メンバーの練習に無理やり参加させてもらった。そこで全く上手くプレイできず、レベルの差を感じた。その後は顧問はもちろん部員仲間にもアドバイスをもらいながら真摯に目の前の練習に取り組んだ。すると引退直前、市内の小さな大会の試合で最後出場することができ、一度得点することもできた。たった一度の得点だけだったが自分としては真面目に練習を続けた甲斐があったと思い、嬉しかった。

自分の弱みと強みは何か。それぞれ3つずつ。

弱み：一つのことに熱中して周りが見えなくなってしまうことがある。人に頼ることが上手でない。周りに気を遣いすぎることがある。　強み：努力を継続する力。人を動かし、まとめる力。人から好かれる力。　それぞれ弱みならそれを改善するために意識していること、強みならそれを根拠づけるエピソードを短く付け加えて話せれば納得感があってとても良いと思う

『いざという時にいかにお客様のお役に立てるか』という観点で、損害サービス部門がするべきこと

1日目にやったこと

自己紹介、おこなっている仕事の全体的な流れ、弁護士事務所訪問。基本的に座学・講話形式で座って話を聞くだけだが、毎回違う社員の方からお話を伺えるため、毎回新鮮に今まで知らなかった損保の仕事を学べた。

2日目にやったこと

災害体験談、海外駐在経験者の体験談、鑑定事務所訪問、社内見学、プレゼン課題のテーマ発表とその準備。一日目と同じく座学・講話形式がほとんど。ただ社内見学では実際の仕事風景やパソコンで操作していることの内容を見ることができた。終盤になってからプレゼンに取り組み始める。

3日目にやったこと

朝からずっとプレゼンの準備。パワポの作成もする必要があり、思っている以上に時間は限られている。夕方にプレゼンの本番があり、部長クラスの方々から質問とフィードバックをもらう。

各部門の部長クラス計8名ほど

なし

私たちの班の最終的な結論はなかなか現実味のない突飛なものになってしまったので、①実際アイデア出しをする前に十分すぎるくらいに前提や背景を練っておくこと、②自分たちのアイデアが固まりだした段階で再度念入りに確認作業をすることの二点の大切さを言われました。ただ、あまりにも固いビジネスチックな提案よりも学生らしい柔軟さのある提案の方がウケはいい感じがします。

プレゼンにおいて、二点ありました。一点目はすごく時間的制約が大きいことです。しっかりと班の全員で完成までの進め方を共有した上でやっていかないと納得感のあるプレゼンは厳しいかと思います。二点目は損保という仕事・業界への知識がほぼないに等しいことです。1、2日目の2日間で損保の色々な側面を学ぶものの決して深い内容ではないのでプレゼン準備を進める中で分からないことが多く出てきました。そういうときは定期的に社員の方に直接聞きに行って教えてもらっていました。