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山九株式会社 報酬UP

【国際物流の未来を拓く】【17卒】山九の本選考体験記 No.1772(熊本県立大学/)(2017/6/13公開)

山九株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2017卒山九株式会社のレポート

公開日:2017年6月13日

選考概要

年度
  • 2017年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 不明

投稿者

大学
  • 熊本県立大学
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

説明会(3月) → 1次面談(4月) → 2次面談(5月) → 2次面接(6月) → 最終面接(6月) → 内定(6月)

企業研究

私は物流業界を志望しており、物流業界セミナーに説明会解禁前に参加しました。その時に、ブース訪問で名前を書いていたおかげで志望度の高さをアピールできました。業界の中でも、この会社は圧迫面接気味だと言われています。しかし、実際は圧迫というよりも他社のように学生に媚びた面接ではなく、「来るなら来い、来ないならそれでいい」というスタンスのものです。特に全選考を通して「なぜ山九か」を問い続けられるので、他社にはない強みを自分のやりたい事と繋げて話す意識をしていました。業界本には必ず名前が出てくるので、最低1冊以上は読んでおきましょう。

志望動機

私が山九を志望する理由は、物流・機工・構内の3本柱を駆使した独自のビジネススタイルを活かし、お客様に最適な提案を実現できると感じたからです。御社の説明会や面談に参加し、生き物や重量貨物など、幅広い種類や大きさの貨物を扱っていると知りました。特殊輸送にも強みを持つ貴社でなら、どんな貨物もより質の高い水準で輸送できると考えます。また、3事業を軸に、今後、国際的なソリューション企業としてお客様の国際化に注力される貴社でなら、困難な課題に対しても、お客様のニーズに沿った最適な提案を練り上げることができると思います。入社後は、国際物流に携わりながら、通関士資格取得に励みたいです。そして、海外への業務拡大に意欲的な貴社で、海外で現地企業をサポートする等、企業の国際化に貢献したいと考え、御社で働くことを熱望しています。

1次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官2
面接時間
40分
面接官の肩書
不明
通知方法
電話
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

志望動機にはかなり突っ込まれた。なぜこの会社かということを明確にしておかなければ、苦しいものとなるだろう。この段階で志望動機を固めるのは難しいが、逆に、しっかりと企業研究をしていれば、志望度高いとみなされ雰囲気は良くなるように感じた。私は業界本を読んで他社との比較をしながら強みを言えたのが評価されたのだと感じた。

面接の雰囲気

弊社を知ってもらうための面談という形式でしたが、こちらが質問すればするほど「時間がない」「まだあるの」と言われました。質問していない面接官に至っては居眠り状態。しかし、笑顔でハキハキと答え続けた結果、時間を延長してくれ、少し和やかなムードになりました。

1次面接で聞かれた質問と回答

粘り強く行動し、成果を上げた経験を教えてください。

現場の危機管理意識向上に貢献し、ヒヤリ、ハットの報告数を減少させたことです。私はプール監視員のアルバイトをしています。そこにはお年寄りが多く訪れますが、別のセンターから入るヒヤリ、ハットの報告を聞き流すだけでミーティングが終わる等、現場の危機管理意識が薄いと感じていました。しかし、安心安全を提供したいと考え、死角を減らそうとマニュアル外の巡回を始めました。ところが、定期的に更衣室に入る私は、同僚にさぼっていると誤解されていました。そこで、少しでも事故のリスクを減らすために巡回しているのだと説明したところ、賛同してくれました。今では、定期的な巡回が全体のルールに変わっています。皆の安心安全に対する意識が向上したおかげで、他のセンターに比べて圧倒的にヒヤリ、ハットの報告数が少なくなりました。自ら気づき、率先して粘り強く行動することで、現場の危機管理能力を向上させることにつながり、お客様の安心安全までを支えています。注意したのは「結論→過程→結果」という順で話し、主体的に動けることが伝わるようにしました。

現場とうまくコミュニケーションが取れなかったらどうしますか

海外で磨きをかけた理解力で相手との共感を高める努力をします。留学を経験する中で、他人理解の大切さを痛感しました。当初、世界各国の学生やホストファミリーとの間に、誤解が生じることがよくありました。広い視野で物事を見る能力が不足していたためだと思い、自ら働きかけて交流する機会を増やすなど、相手を理解する努力をしました。その結果、誤解を生むことが減り、広い視野を持って相手を理解し、受け入れることができるようになったと感じています。

2次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官3
面接時間
30分
面接官の肩書
不明
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

ESでも特に履歴からの質問が多く、人物の本質を探ろうとしていると感じた。高校、大学を選んだ理由では、説得力がある回答を心がけたため、きちんとした考えを持って選択できていると評価されたように感じる。深く聞かれて困ることもあったが、嘘はつかず、言葉を選びながら正直に答えていったのも評価されたのではと考える。

面接の雰囲気

ESに沿って質問された。質問自体は圧迫ではなかったが、前回と同様、質問者以外はこちらの話を全く興味がないような振る舞いだった。

2次面接で聞かれた質問と回答

高校時代はどんな生活を送っていましたか

毎日朝課外、放課後補習に参加していました。片道1時間かかる道のりだったため、毎朝5時に起き、21時に帰宅する日々で部活動をすることができませんでした。しかし、勉強だけでなくランニングをしたり、筋力トレーニングをしたりと文武両道を心がけました。入学時にたてた無遅刻無欠席という目標を達成することができ、忍耐力と継続力を身についたと思います。面接官が私の部活動欄が無記入だった点が気になっていたようなので、その理由も踏まえながら部活はしていなくても学んだことがあると伝わるよう気をつけました。

なぜ今の大学を選んだのですか

本当は歴史学系の学科に進もうと考えていましたが、歴史は趣味でもやれると思い直し、より実用的な英語を学ぼうと考えたからです。地理的にも実家から程よい場所にあり、1人暮らしを経験することで、自律した生活をできるようになろうと思いました。授業を受けながらこのままでは英語を使えるようにはならないと感じたため、自分でプランを練り上げ、留学を決意しました。単に「学力相応だから」や「第一志望に落ちたため」と伝えずに、説得力があり、なおかつ自己研鑽の姿勢が伝わるよう心がけました。

3次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官1
面接時間
30分
面接官の肩書
不明
通知方法
直接
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

志望動機や入社後にやりたいことなどを何度も聞かれた。私はここで入社後やりたいことを変更してしまったが、その理由を根拠を示しながら説明できたため、マイナスというよりむしろ評価されたと感じた。ここでは何かを判断するというより、最終面接で力を発揮できるようESの内容を再確認する場を与えてくれたのだと感じた。

面接の雰囲気

面接というよりは、説明会時の人事との面談だった。最終面接に通す前に、一緒に志望動機を練り上げてくれた。

3次面接で聞かれた質問と回答

最終面接ではどのような志望動機を言うつもりですか

山九のユニークという独自のビジネススタイルを駆使し、お客様に最適な提案を実現したいからです。また、3事業を要として、今後、お客様の国際化に注力されると知りました。私は語学力を活かし、国際物流の前線でお客様の流通面の課題解決に励みたいと思い、御社を志望しました。面接官の方は一時面談とは打って変わって、とても穏やかな雰囲気で面接を進めてくれました。私の志望動機に対して、業界人の目線からメスを入れてくださり、自分の中でも漠然としていた志望動機が固まりました。感謝の気持ちを言葉に表すと同時に、志望度の高さもアピールすることを忘れずにやりました。

希望部署にに配属されなかったらどうしますか

将来的に希望部署へ行けるよう、精一杯仕事をこなします。大学で、ジョハリの窓というのを学びました。適性というのは、自分よりも他人の方が知っていることもあると考えます。私よりもはるかに人を見るプロである人事部から別の部署への配属を命じられれば、素直に従います。しかし、与えられた仕事をこなしながら、希望部署につくための努力は決して惜しみません。注意した点は、素直さと粘り強い姿勢の二つが伝わるよう心がけました。

最終面接 落選

実施時期
不明
形式
学生1 面接官5
面接時間
30分
面接官の肩書
役員
通知方法
電話
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

最終面接でもやはりなぜ山九かを一貫して問われていた。そして入社後は現場研修期間があり、それを乗り越える覚悟も見られていた。圧迫気味ではあったが、現場との関係構築が軸となる職種なので、その適性やストレス耐性を面談時から評価していたと感じた。入社意欲を見せることも大事だが、これから降りかかってくる困難に立ち向かう姿勢を見せることが重要だと感じた。

面接の雰囲気

薄暗い部屋に威圧感のある役員が5人座っていた。否定的な質問も多く、どんな回答に対しても顔色1つ変えない人が多かった。

最終面接で聞かれた質問と回答

ヘルメットを被って現場で働く覚悟はできていますか

今この場にいる時点で、その覚悟はできています。物流業界は現場ありきの業界で、泥臭くはありますが、だからこそ企業の経済活動を支えることができると思います。それは日常の当たり前を支えることに繋がり、大きなやりがいと言えます。それを考えるとヘルメットくらい苦でもありません。日の当たらない業界故、この質問をされたのだと思います。私は、業界研究をしていることと志望動機も織り込める回答になるよう注意しました。

10年後あなたはどの部署にいて、部下は何人いますか

海外物流事業部に所属し、企業が海外で戦えるようそのサポートをしています。志望動機の中でもお伝えしたように、私は語学力を活かし、海外で現地企業をサポートする等、企業の国際化に貢献したいと考えています。10年後にはそれを実現できるよう通関士免許を取得するなど精進していきます。部下の人数はいまいちピンときませんが、10人ほどはいるでしょうか。圧倒的な成果を出せるチームを率いて頑張っていると思います。本当にこの会社で働きたいという気持ちを込めて、厚く語ることを心がけました。

内定者のアドバイス

内定に必要なことは何だと思うか

物流業界を志望するのであれば、企業ごとの強みや国内海外での事業規模を業界本などで調べておいた方がよい。また、派遣アルバイトなどで倉庫作業などの現場を体験しておくとより説得力のある話ができる。一貫して圧迫気味ではあるが、それは面接のときだけ甘やかし、入社後に手のひらを返されるよりは愛があると考える。決して丸くなる必要はなく、堂々と自信を持って話すと相手の雰囲気も良くなる。TOEICは受けるべき。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

山九で何をしたいかを明確に持っている人が多いように感じた。さらに、全員ではないが文系内定者は日本語+もう一言語を日常会話レベルで使える人が多い。もちろん日本語しか話せない人もいるので、圧迫だからと言って屈せず、自分の芯を保てる人が内定をもらえているように感じる。学歴は皆ばらばらで本当にその人の中身を見て評価されている。

内定したからこそ分かる選考の注意点

人事の人数が少ないため、各選考間の連絡は割りと遅め。その間に落ちたかもと悩むよりも、前向きに次の選考の準備を進めた方がよい。最終選考時にセンター試験レベルの学力テストが課されるので、SPIだけでなく教科書レベルの軽い復習はしておくとよい。繰り返すが圧迫気味ではあるが、深く考えず普段の自分で行くくらいの空気の読めなさが大事。

内定後入社を決めた理由

入社を決めたポイント

  • 会社のブランド・知名度
  • 福利厚生・手当・働きやすさ
  • 会社の規模

入社を迷った企業

鈴与株式会社

迷った会社と比較して山九株式会社に入社を決めた理由

私が鈴与株式会社よりも山九株式会社を選んだ理由は、海外での物流事業を手掛けたいと思い、山九の方がより海外展開に力を入れているから。また、今後も巨大マーケットとして注目される中国において、中国物流御三家と称されるほどのブランドは強いと感じたから。

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山九の 会社情報

基本データ
会社名 山九株式会社
フリガナ サンキュウ
設立日 1917年11月
資本金 286億1900万円
従業員数 30,595人
売上高 5635億4700万円
決算月 3月
代表者 中村公大
本社所在地 〒801-0852 福岡県北九州市門司区港町6番7号
平均年齢 41.0歳
平均給与 616万円
電話番号 03-3536-3939
URL https://www.sankyu.co.jp/
NOKIZAL ID: 1130615

山九の 選考対策

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