【空を翔ける未来へ】【22卒】日本航空（JAL）の冬インターン体験記（理系/パイロット（自社養成/ライセンス保有者））No.16816（東北大学大学院/男性）（2021/8/7公開）

パイロットという職に興味があったため応募した。コロナウイルスという状況もあり，同じ航空業界大手のANAはパイロットを募集していなかったので，募集していて，本選考に直結すると噂のJALのインターンに応募した。

あげるとすれば，JALがパイロットに求められる資質を調べて，学生時代頑張ったことにおいてそこをアピールした。

同業他社の選考がなかったため比較することはできないが，チームマネジメント能力は必須

パイロットに必要なスキル・資質に関する講義形式

一日目は半日ほどの講義がメイン。二日目は一日目の感想を踏まえた面接

パイロットに必要な資質

パイロットに必要な資質

1日目にやったこと

パイロットに必要な３つの力についての講義。具体的には，良好な人間関係を構築するスキルや，チームビルディングスキルなど，パイロット以外にも役に立つ講義をしてくださった。

2日目にやったこと

本選考に直結する面接を行った。一日目の感想や何を学んだのかなど，より具体的に聞かれる。１：２の面接で，インターンシップの選考時の面接よりもかなり厳しい雰囲気で面接が行われる。

なし

個人的に会話するような場面はほとんどない。講義形式のため一日目は説明会と雰囲気が変わらない。二日目も面接で終わるため，インターンシップを通じて社員と仲良くなれることはほとんどないと思う。

特にない。しいてあげるとするならば，一日目は半日程度の講義であるにもかかわらず，かなり多くのことを教えてくださるため，スピードが速い。次の日の面接で学びを聞かれるため，言ったことをメモを取るのに苦労した。二日目の面接に話すことをまとめるのも大変だった

特にない。講義形式だったため，オンライン上で顔を確認することができる程度

人間関係を良好なものにする会話術や，チームビルディングスキルを言語化して伝えてくれたことは，今後の社会人生活に大いに生きると思う。パイロットに必要なスキルとして教えてくださったが，管理職になっていく上ではどの業界でも活かすことができるスキルだと思う。

特にない。しいて上げるとするならば，二日目の面接用に事前にがくちかなどの質問をまとめておくとよいと思う。

パイロットはあこがれの職業ではあったが，健康管理や上下関係，プレイヤーとしての期間など，自分の求める環境とは違うことに気が付いたから。花形なパイロットという職業の裏には泥臭さやマニュアルに沿った固い仕事ばかりで，自分の肌に合わないと痛感した。

インターンシップへの参加学生を見ていると，パイロットに本当になりたくて，飲み物は水しか飲んでいない学生や，塩分に気を付けて毎日生活している学生ばかりだった。そのため，自分はそのような生活をしていなかったので，身体検査で落ちると確信したから。

花形な職業だと思っていたが，それは表向きだけで，裏では絶え間ない健康管理や，泥臭く規律の高い訓練ばかりだと感じたから。自分は規律に縛られた仕事は不向きだと感じたため，パイロットは憧れ止まりで，一生の生業にしていくには肌に合わないと感じてしまった。

二日目の面接に通過することができると，非公開の早期選考に呼んでもらうことができる。英語面接や航空適性検査で評価が高いと，身体検査やその後の面接へと進むことができる。

もともとデベロッパーや，鉄道などのインフラ業界を志望していた。しかしパイロットいう職業に幼いころから憧れていたため，選考に参加した。インターンシップに参加した後はパイロットは自分の適性に合わず，ここで働いていくのは厳しいと感じ，パイロットという選択肢は消えた。しかしデベロッパー，鉄道などの志望業界自体に変化はなかった。

いい意味でも悪い意味でもかたい会社だと感じた。倒産を経験している分組織として無駄がないため，手堅く事業を展開しているイメージ。パイロットの人たちはコロナにより仕事は減少しているが待遇自体は大きく変化していないと言っていた。安全運航のためパイロットに限らず全員が規律を遵守し，実直に仕事をしている印象があった。