【夢の空へ、挑戦の翼】【23卒】日本航空（JAL）の夏インターン体験記（文系/パイロット（自社養成/ライセンス保有者））No.29124（非公開/非公開）（2022/7/19公開）

パイロットという職業に小さな頃から憧れを持っていたが、自分の中でそれは「野球選手になりたい」といった次元の、実現できない夢だと感じていた。しかし、自社養成パイロットという職掌があり、一般的な大学生の自分でもパイロットになるチャンスがあることを知ってチャレンジしたくなったから。

パイロットは求められる資質が一般的なビジネスマンとは異なる部分も多いので、どのような人間を会社が求めているのかを理解することが大事だと思った。
自分は知り合いのパイロットにOB訪問を行ったり、「ネバギバ敏郎」というパイロットに向けて情報発信している方のブログで情報収集をした。

ANAと比較してJALは人柄の良い人間が多いと伺ったことがあるので、謙虚に元気よく振る舞うことが重要だと感じた。

グループをコックピットの内部に見立てて、様々なグループワークを行った

最初に簡単な会社説明があり、グループワークが始まった。

パイロットが普段どのようなことを考えて意思決定を行っているのか、どのようにチームビルディングを行っているのかを学んだ。

グループをコックピットの内部に見立てて、様々なグループワークを行った

1日目にやったこと

会社説明→グループワーク（①自己紹介、②キャンプをテーマとして、何を持っていくかなどのグループワーク③計算式を与えられ、飛行機の降下地点の計算、④フライト中に緊急事態が起きたことを想定して意思決定のグループワーク）

2日目にやったこと

Day2はインターンという名目の面接で終わった。この面接に通過した学生は早期ルートでの選考に乗ることができるので、万全に対策を行う必要がある。通過率は半分くらいだという噂がある。

副操縦士

なし

「パイロットはお客様の安全を何よりも大切にしなくてはならないが、お客様の大切な時間も預かっているから、簡単に飛行機を緊急着陸させたりすることはできない。難しい局面でもベターな選択を取り続けることが重要だ。」というフィードバックが印象的だった。

1日目はグループワークの時間が長く、社員の方もグループに参加していたため気を抜くタイミングがなかった。また、学生も社員の目を気にして必死にアピールしようとたくさん発言しようとしていたので、議論が紛糾する場面が所々見受けられた。2日目も完全な面接であるため、インターンというより選考のつもりで参加する必要があった。

6名でのグループワークで長い時間を共にしたので、多くかかわりを持つことができた。

先ほども少し述べたが、このグループワークでは各グループに副操縦士の方が1人入って下さるので、その方と話す中でパイロットとして大切なマインドセットを学ぶことが出来たので良かった。また、パイロットのプライベート(休日の過ごし方や海外でステイした時の過ごし方など)について知ることができて良かった。

これも先述したが、パイロットとして必要な資質を知っておくことは重要だと感じた。グループワークの中で、そのような資質に準じた行動を心がけることで、評価が良くなると思う。

結論から言うと自分はパイロットとして働く自分が想像できた。理由として、パイロットは副操縦士になるまで厳しい訓練を乗り越える図太さが必要であるし、リーダーシップを発揮してCAや整備士などをまとめることが必要であるが、自分は両者を兼ね備えていて活躍できると感じたから。

ハングリー精神、リーダーシップ、素直さなどパイロットに求められる資質を自分は兼ね備えていると感じたから。また、後の選考でも実力を測られる英語も得意だったから。ただ、パイロットになるには厳しい身体検査に通る必要があり、この検査に関しては努力でどうにかなるものではないので、「通ればラッキー」程度に思っていた。

普段何気なく飛行機に乗っていたが、その裏にはパイロットの並々ならぬ鍛錬の末の安全管理のおかげだったのだと知り、自分もどんな局面でも安全にお客様の安全を守ることができるようなパイロットになりたいと感じたから。また、社員の方も人柄がよい方が多く、魅力的だったから。

上記の通りだが、グループワークの最中もずっと社員の方が話合いの様子を注視していたし、インターン2日目は後の選考に進むか否かが決まる面接がある。インターンというよりは選考の一環であると考えた方が良い。

自分は就職活動の軸の中で「高収入を貰える」というものがあったため、コンサルティングファーム(Big4やIBM、アクセンチュア、アビームコンサルティング)や外資のIT企業(セールスフォースジャパン、Microsoft、Amazon)、広告代理店(電通、博報堂)、商社(七大商社)、キーエンスなどを志望していた。

インターンに参加するまでは、パイロットは飛行機の操縦が主な仕事だと思っていた。あながちその理解は間違いではないが、インターンに参加してCAや地上の管制官との連携など、飛行機だけでなく人とつながっている時間が多いのだなと感じた。
また、インターンに参加してからパイロットの志望度が増し、JAL・ANAが第一志望となった。