16卒 本選考ES
記者職
16卒 | 津田塾大学 | 女性
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Q.
あなたが働く場としてNHKを志望した理由と、NHKでやってみたい仕事を述べてください。(400字以内)
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A.
【圧倒的な取材力をもつ貴社で、日本・世界各地で活躍したい】ヨーロッパの移民政策に興味があり、大学3年次にスウェーデンに留学しました。未だに移民を積極的に受け入れる当国は人道支援に熱心な国だと思いました。しかし現地の方から話を聞くと、そうとは言い切れない現状がありました。移民批判に社会全体が敏感で、移民による犯罪がほとんど報道されないそうです。被害者の声が世間に届かない、「声なき声」は社会福祉が充実したこの国にもあることに驚きました。この経験から、社会に埋もれている声をすくい上げ、人々に考えてもらう機会を提供したいと思います。私が特に気になる社会問題は「人口減少と地方」です。就職活動を通し「人がいないところは利益にならない」という企業の意見をよく耳にしました。日本全国、そして世界各国に放送局を持ち、圧倒的な取材力を誇る貴社で、徐々に拡大している社会問題に重点を置いて取材活動をしたいです。 続きを読む
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Q.
「NHKのニュースあるいは番組」について考えていることを具体的に述べてください。(番組の批評・感想でも結構です)(300字以内)
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A.
ニュース番組は他と比べ情報が一番まとまっていると思います。小学生〜高校生の視聴者は少し地味に感じるかもしれませんが、落ち着いて見られるので私は好きです。ニュースをしっかり掘り下げた解説もわかりやすく、アナウンサーの声も聞き取りやすいので、情報がスッと頭に入ります。阿部渉アナウンサーの「今日も一日お元気で!」には毎朝力をもらっています。 バラエティ番組は昔から「実はこんなおもしろいことをやっている」という印象がありましたが、最近は「プロフェッショナル」や「LIFE!」など注目を浴びるものが増えたと思います。全体を通して、貴社の「歴史」、今まで培ってきたものの大きさを感じる番組が多いと感じます。 続きを読む
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Q.
学生時代に取り組んだことや、あなた自身について述べてください。(400字以内)
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A.
大学生時代は「お金はないけど時間はある期間」だと考え、今までやれなかったことに挑戦しようと入学当時から思っていました。最初に挑戦したことは「千葉県を自転車で1周する旅」です。生まれ育った千葉県とは実際どのようなところなのだろう、高校時代から思い続けたものを確かめようと思いました。小学生の頃から続けた陸上練習で体力と根性には自信がありました。しかし旅では台風に見舞われたり、食料を確保できる店が見つからなかったり、苦労の連続でした。そんな中、地元の方に食事や宿を提供していただいたり、大漁旗をたくさん掲げた船の初出航を目にしたりなど、たくさんの出会い、経験がありました。その旅を通し、実際に体験したこと、そしてその感動を人に話すことの楽しさを知りました。その後も留学や毎年の富士山登頂、教育実習などに挑みました。私を動かす原動力「『感動』を人に届けたい」という強い思いはこれからも持ち続けたいです。 続きを読む
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Q.
最近関心を持った社会的な出来事や疑問に思うことをあげて、あなたの考えを述べてください。(500字以内)
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A.
「イスラム国」(IS)が世界遺産となっているパルミラ遺跡に地雷や爆発物を仕掛けたことです。今月に行った3週間の教育実習で古代ローマについて教えていたので、古代ローマの遺跡であるパルミラ遺跡のことは特に気になります。ローマ帝国はキリスト教を国教化しますが、それは東西に分裂する少し前の出来事で、多神教の歴史が長いです。広大な領土内の多民族を支配するための政策の1つでした。帝国の歴史が長く続いた理由にも繋がります。先月にはパルティア帝国の重要要塞都市、ハトラ遺跡がISによって破壊されました。「この遺跡は神ではないのに崇拝されている。だから破壊する」というISのメンバーの発言、そしてその破壊活動によって世界中の注目を集め、戦闘員や資金の獲得を狙うということを知ったとき、彼らの視野の狭さに愕然としました。宗教だけに限らず、人類の歴史をも否定する彼らがたどり着く先には何があるのか、と疑問に思います。今回のISの目的は破壊かアサド政権の反撃を防ぐためかはわかっていませんが、何であろうと阻止したい思いです。そのための方法は武力だけなのか、もっと根本的な社会問題の解決もあるのでは、と考えています。 続きを読む
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Q.
「私はこうして”壁”を乗り越えた」をテーマに、あなたの体験に即して述べてください。(500字以内)
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A.
【英語と知識の壁を乗り越えた留学生活】 大学3年次にスウェーデンに1年間の留学しました。留学先の大学のカリキュラムの変更により、授業を上級生と受けました。最初に取り組んだ授業は隣町の地方自治体のウェブページの活性化を目指したプロジェクトでした。英語力の壁だけでなく、上級生の豊富な知識に圧倒され最初は議論に参加することもできませんでした。私1人黙っていてもグループの議論はどんどん進み、プロジェクトに支障はありませんでした。しかし「自分を成長させたい」という留学中の目標を意識し、這い上がろうと必死になりました。「私にしかできないことは何か」を考え、「日本のこと」なら誰にも負けない、と考えました。「地方」といえばゆるキャラ事業。拙い英語でしたが、ゆるキャラの概要・影響をメンバーに紹介しました。皆にとって目新しい提案は評価され目玉のアイディアとして取り入れられました。後にこのプロジェクトは現地の新聞に掲載され、私が紹介したゆるキャラについても私の写真付きで取り上げられました。状況を受け入れ、自分の強みや他の方法を見つけ出そうとする姿勢がどんな壁でも乗り越えるとき必要ではないかと思います。 続きを読む