【成長性論じる、議論の舞台】【20卒】シティグループ証券の夏インターン体験記（理系/調査部門）No.5587（東京工業大学大学院/男性）（2019/4/18公開）

証券会社の調査部門に興味を持ち、そこでの具体的な業務や社風などを見てみたいと思い応募した。インターンは夏から行っておいた方が良いと思い、どの企業が募集しているのか探している中で見つけた。外資系ということもあり、優秀な人が多そうだったのも参加しようと思ったきっかけだった。

特に何もしていない。強いて言うなら、どんな選考がされるのか調べたことぐらいしかない。ただ心がけたことは、ESで応募動機や自己PRなどを字数無制限で自由に表現するという問いで、冗長になりすぎず端的な表現を用い、かつ結論を最初に明示するということだ。

応募 → エントリーシート → WEBテスト → 最終面接

話の論理性だと思う。ロジックの妥当性が求められる仕事なので、話す内容に相応の根拠を持っているかどうかがみられていたのではないか。

インターンの応募動機は何か。

証券会社における調査部門はどんな役割を果たしているのか知り、かつそこで必要となる知識やスキルを明らかにして今の自分に足りないものを自覚し、今後の自身の成長につなげていきたいから。自分は何かを調べて明らかにするということが好きで、証券のリサーチャーもそれができる仕事だと思っており、自分に本当に適性があるのか見極めたい。

学生時代頑張ったことを教えてください。

個別指導塾講師の指導で、難関校志望者をメインに行っている。ある生徒は当初一橋大の合格可能性が20％と低く、その現状と目標との差を埋めるべく学習計画を立てて国語や数学などを指導した。生徒の新たな弱点や要望を鑑みて随時計画を修正したり、主体性を持って勉強に取り組めるように生徒に今後の進路も含めどうしていきたいか聞いて、勉強の目的をはっきりさせた。結果80％まで可能性は上がり、見事合格した。

２社の成長性を比較し論じよ

1日目にやったこと

会社や業務の説明の後、お昼ご飯を挟みお題に関するグループワークをした。ボリュームのある資料を読み込んで、それを基に議論を行った。その後はフィードバックもあり、社員との座談会もあった。

調査部門の上席

なし

定量的な根拠を出すのは大事だが、果たしてその数字が本当に妥当性の担保された数字なのかきちんと吟味する必要があるというフィードバック。数字は出せば良いというものではないということを認識した。

資料を読むのがまず大変だった。予め用語説明の紙も配布されていたものの初めて見る単語も多く、議論の中で逐一確認する時間が必要だった。また、全く触れたことがない分野で議論するため、ある程度慣れている他のメンバーとの議論に追いつくのも大変だった。

証券会社におけるリサーチャーの役割やその具体的な業務の方法・働き方、必要な心構えとスキルをはっきり学べたのは有意義だった。特に、書いたレポートを見た人が何らかのアクションを起こせばそれは自分が間接的に社会に影響を及ぼしたということになるという話は、目から鱗だった。

経済に関する知識や財務諸表・決算資料の見方はある程度知っておけばよかったと思う。無勉強で行くと基礎の確認に時間を取られてしまい勿体無い。

様々に情報収集し、また分析結果等をレポートとして公表する仕事にとても興味を持てた。また、１日の働き方もある程度知ることができたので、どんな生活を送れるのかに関して理解が進んだ。人材育成もしっかり行っているとのことだったので、成長できる環境も整っている点もこの企業で働いていけそうだと感じた要因の一つだった。

周囲には非常に優秀な学生がおり、彼らと狭き枠を争えるだけの知識や経験が自分にはないと思ったから。調査部門は例年ごく少数の人数しか採用せず、専門知識がある方が断然有利に働く。もちろんなくても構わないとは思うが、やはり枠の少なさから言って自分は内定を取れるほどの能力はないのではと感じた。

新卒をしっかりと育成する企業風土や社員の方々の雰囲気に惹かれたため。多様なバックグラウンドを受け入れられるような会社で、のびのびと仕事ができそうだと思えた。また、仕事内容も自分の興味と合致し、この部門で働くのは一つの選択肢になりうると思った。

直接的な選考における優遇はないが、面接などで話すことの情報収集としては絶好の機会だったように思う。実際に話を伺って、この業務のこんなところに興味を持ちましたというような具体性のある話がしやすくなるはず。

インターン参加者は全員、早期選考フローの案内をされる。それ以外は特に、社員や人事からのフォローはなかった。

志望する業界や企業の規模は、特にこれという希望がなかった。強いて言うなら金融かITだったが、シンクタンクやコンサルティング業界から運輸・インフラ業界もある程度見ていたので、特定の業種に絞らず幅広く見ていた。また規模についても名の知れた大企業を中心に調べていたが、自分の知らない企業を知ることができる良い機会だと思いベンチャーも含め様々に見ていた。

名の通る企業で働くということはそれ相応の大きな看板を背負って働くということを意味し、私はそんな環境で自らを律して研鑽を積めるのではないかと感じ、そこが魅力だと思えた。また、リサーチのみならず金融における業務全般に興味の対象が広がり、他の仕事にはどんなものがありそこでどんな人が働いているのかという観点で金融業界をより深く知る契機となった。