【バリュエーションのプロセスを体験】【22卒】シティグループ証券の夏インターン体験記（理系/投資銀行・資本市場本部）No.17392（非公開/非公開）（2022/3/15公開）

外資系投資銀行を志望する中で様々な就活サイトや先輩方からの情報を得て、サマージョブ(インターンシップ)参加が内定への最短ルートであると知ったため。また、よりティアの高い米系投資銀行に先行して行われるため。

前年度のインターンシップ選考に関して、また、当日のグループワーク内容に関して事前に先輩に聞いておいた。

計算や突飛な問題が課されるなど、ベース能力の高さが求められている印象。

エントリーシート → WEBテスト → 1次面接 → 最終面接

シティグループに伝えたいことを自由に表現してください。(1000字)

webで入力

採用サイトのマイページから提出

記入内容と字数構成を事前に決めてから記入した。

複数の就活サイトに掲載された通過エントリーシートを参考にして文章を作成し、外資系投資銀行内定者の先輩にみてもらった。

なし

過去に解いた問題で苦労したものは記憶して臨んだ。

玉手箱：言語、非言語、性格

言語52分25問、非言語40問35分

なし

HireVueを利用して回答

自宅で携帯のカメラ機能を使って撮影した。なるべく相手方に表情が明るく見えるようにアングルに気を付けた。

明るい場所でにこやかにはきはきと話したこと。各設問に与えられた時間の限りまではとにかく話し続けたこと。

最近気になったニュースとその理由、見解

中国アリババグループのアントのIPOが突如中止になってしまったこと。ジャック・マーの中国金融当局に対する批判をきっかけに3兆円の資金調達が流れてしまった。中国政府のハイテク企業に対する規制強化が今後の政策でどういう意味を持つのか気になる。大統領選を機にアメリカと中国のハイテク戦争が再度転換点を迎えるのではないか。

職業を選ぶ上で重視すること

「自己成長と日本経済への貢献の両立」を実現できる業務内容、職場環境であるか。「環境に左右されずに必要とされ、活躍することができる人物」に近づき、そのためには自分自身の頭で考えて分析や戦略策定を行う能力が必要であると考えている。これまでの経験で身につけた能力を業務を通じて磨き上げ、日本経済に貢献したい。

なし

なし

指定のリンクへ入室

社員は全く笑わず、全体的にピリピリした雰囲気。各学生が柔和な雰囲気を作り出そうとするも、緊張もあって不自然な笑顔。

キツイ表現(社員側としては働き疲れているだけで詰めているつもりではない)にも常ににこやかに対応し続けた。

投資銀行の激務にも続けられるか

問題ない。大学時代に◯◯という競技で挫折を経て努力した結果、1年後に優勝を果たした。先輩に実力を見せて助言を求め、大会出場の度に◯◯からフィードバックを貰う中で◯◯の未熟さを感じ、15分から1時間に増やした基礎練習を、毎日欠かさずに継続した。このように私は、困難な目標を達成するために、人一倍夢中になって努力を継続できる。

どんなことに夢中になるか

人の役に立つ物事に夢中になる。卒業研究で行った◯◯防止のための◯◯推定に関する研究は、◯◯や◯◯による事故による死者をなくすことができる。これは私の考えだけでなく、共同研究先の◯◯会社も同じ思いだった。土日も研究室に行き、夢中になって研究を行った結果、従来よりも高精度な◯◯推定手法を提案することができました。

なし

なし

特定企業へ株式価値向上施策を提案するグループワーク。

簡単なバリュエーション講義ののち、グループワーク。

バリュエーション手法。案件のオリジネーションのプロセス。

早期選考(裏ジョブ)招待枠をかけたサマーインターンシップ

1日目にやったこと

会社の説明や簡単なバリュエーション手法の解説を行う講義の後、事前に決められた各グループに分かれてメンター社員とランチ。軽い質問会の後、グループワークに移行した。

2日目にやったこと

前日に引き続き、プレゼンテーション資料の作成など、グループワークのまとめ作業。各班順番に全体発表を行い、ディレクターや学生間で質疑応答。最後にディレクター層との座談会。

ディレクター層

なし

初日はメンターが各グループについてランチを共にしたが、仕事との両立もあったのか、グループワーク中は事前に知らされた時間にのみ顔を出して経過報告や疑問点に回答していただいたくらい。

限られた時間の中でグループとしての結論を導き、プレゼンテーション資料に落とし込む必要があること。また、メンターが見学している際にしっかりと自分をアピールしなければならないこと。さらに、全体発表の際にクリティカルな質問を他の班に投げかける必要あること。

同じグループの学生とは深夜に渡って活発な議論があったほか、他のグループの発表に自由に質問することができた。

インターンシップ自体にあまり慣れていない上、外資系投資銀行の選考特有のピリピリした雰囲気を感じることができた。また、その中で自分のことをお偉いさんに効果的にアピールするためにどういった行動をとることが有効であるかを身をもって感じることができた。

できるだけ他社のインターンシップにも参加して、その中で社員相手に実力をアピールするにはどうしたらいいのか考えておく。

明るくガツガツしたような他の外資系投資銀行とは一線を画し、よく言えば落ち着いた雰囲気、悪く言えば地味な社員が多かった。また、完全なる主観だが、コーポレートファイナンスへの興味や既に持っている知識が同業他社の選考よりも評価されている印象を受けた。

うまく実力をアピールすることができなかったため。グループワーク中に顔を出すメンターの若手社員に加えて、プレゼンテーションや座談会でディレクター層にも同様に自分を覚えてもらう必要がある。たとえグループワークで貢献することができていたとしても、社員にそのことがわからなければ全て無駄。

日々の激務に関して包み隠さずに語っていただける機会はそう多くないため勉強にはなったが、疲れているのが目に見えてわかるような方が多かったのも事実。明るくガツガツした他の外資系投資銀行とは一線を画し、よく言えば落ち着いた雰囲気、悪く言えば地味な社員が多かった。

詳細は不明だが、各グループで目をつけられた数人が裏ジョブと呼ばれる早期選考に招待されるらしい。また、年度によってはサマーで裏ジョブに呼ばれなかった学生はウィンターで挽回不可能との情報もあり。

各グループでインターンシップ中に目をつけられた数人が裏ジョブと呼ばれる早期選考に招待されるらしいが詳細は不明。

周りの優秀な学生の高いキャリア形成意識に刺激を受け、外資系戦略コンサルティングや外資系投資銀行に興味をもっていた。フィーの獲得の構造から外資系投資銀行はコンサルティングファームと比較しても高給取りになるとされ、当時の自分も含め、多くの学生にとっても外資系投資銀行を志望する本音になっていると思われる。

このインターンシップへの参加によって、限られた時間の中で自分のことをポジティブにアピールして覚えてもらう必要があることを身をもって感じ、外資系投資銀行特有のガツガツした選考がどのようなものか理解した。志望業界に大きな変化はなかったが、その後の就職活動、特にインターンシップでの振る舞いを大きく見直すきっかけとなった。