【20卒】ＳＭＢＣ日興証券の冬インターン体験記（理系/クオンツコース）No.5679（2019/4/15公開）

金融における理系人材の活躍している部署として、代表的なのがクオンツ関連の業務だと知り、その業務を詳しく知りたいと思い応募した。また、この会社はインターン参加が必須だという情報がネット上に存在し、真偽は不明だが何はともあれ応募しなければいけないとも思った。

就活サイトで過去の選考体験記をザッと目を通す程度に読んだ。あとは志望動機や自分の強み・弱みをきちんと言語化する訓練を行った。

応募 → エントリーシート → WEBテスト → 1次面接 → 最終面接

面接官の目を見てはっきりとハキハキ話せたのが良かったと思う。また、話す内容に論理性があるかもある程度見られていたのではないか。

インターンの応募動機は何か。

クオンツという仕事に関しての見聞を広めるとともに、求められるスキルや知識を明確に知り、今の自分に足りないものを自覚し今後の成長の糧を得るべく応募した。金融で理系人材が働けるイメージがなかったが近年はその需要が高まりつつあること、また金融は幅広い人々に貢献しやすい仕事であると感じたこと、これらから金融業界への興味を持った。

自分の強み・弱みは何か。

強みは忍耐強いことだ。研究ですぐに成果が出ないテーマでもコツコツと作業をこなしていること、学業でもやるべきことを愚直に行い好成績を保ったことにその強みは活かされている。弱みは慎重すぎること。行動を起こす前に自分の中で十分に納得のいく根拠を作るのに時間がかかってしまい、すぐに何か行動できない点は改善しなければならない。

１次と同様に人当たりの良さやコミュニケーション能力が評価されたと思う。緊張せず普段通り話せている点が実際に良いとその場で言われた。

どんな研究をしているか。

観測天文学のゼミに所属しており、恒星の分光観測で得られたスペクトルをプログラムを用いて解析しその星の物理的性質を決定するということを行っている。現在はそれらを精度よく決定するのはどうしたら良いかということに注目している。すぐに何か特筆すべき結果が出るわけではなく、かつ地道な作業も必要で、忍耐力が活かされている。

学生時代に頑張ったことは何か。

個別指導塾講師のアルバイトで、難関校受験者を主に担当している。ある生徒は当初一橋大の合格可能性が20%で、私はその現状と目標との差を埋めるべく学習計画を立案、国語や数学などを指導した。生徒の要望や模試の成績結果等を踏まえ計画を随時修正するほか、主体的に勉強してもらうため生徒自身がこの先何をすべきか自覚してもらうことを意識した。結果80％まで上がり、合格した。

デリバティブの感応度計算

1日目にやったこと

会社や部門の説明に始まり、午後からは金融工学の基本的な知識の講義と演習。演習ではPCを一人一台与えられる。ディーリングルーム見学も行う。その後他部署の方からその紹介があった。

2日目にやったこと

前日に引き続いて講義とPCでの演習がメイン。数学的に少し深いところまで踏み込んだ解説もあり、非常にためになる。演習が一通り終われば、社員さんとの座談会があり、最後は懇親会が開かれる。

なし

プレゼンに対するフィードバックの機会は特に設けられなかったが、解説では印象的なものがいくつかあった。そのどれもが数学や物理の知識を用いたもので、これらを勉強した経験が金融でも活かせることを実感した。

金融工学の基本的な知識もない状態で行ったので、その辺りの解説を通じてキャッチアップするのは少し大変だった。情報量が意外と多く、全てを網羅的に把握するのは少し難しいかもしれない。その点以外には特に大変だったこと・苦労したことはない。講義は初心者でもわかりやすいようになっていて、資料もかなり参考になった。