【転換期のロゴ】【16卒】日本郵船の冬インターン体験記（総合職）No.13（早稲田大学/男性）（2017/12/14公開）

郵便事業という、赤字にも関わらず維持し続ける一種のインフラといしての事業に興味があったため。また郵政グループに共通したインターンということで、ゆうちょ銀行、かんぽ生命についても知れるのはお得と感じた。

日本郵政グループの新しいロゴとキャッチコピーを考える。民営化後の転換期を迎えている日本郵政に向けての提言としてロゴを考えて欲しいというものだった。

前半にやったこと

1日目にオリエンテーションと、5日間を通しての課題を発表。新しいロゴを考えるというもの。しかし以降作業時間は無く各自で集まるしかなかった。2日目～4日目は、日本郵便、ゆうちょ、かんぽ各社を一日ずつ周り業務体験

後半にやったこと

最終日は、ロゴを発表、Ａ、Ｂ、Ｃの三ブロックに分かれ各班が、どういう意味を込めて新しいロゴを作ったのかを聞いた。そこでの優勝班は郵便局らしくふるさと小包セットをもらっていた。

人事の方のみ

ふるさと小包のセット

結局最終日になっても班の中の意見はまとまらず、発表も散々たるものだった。そのため、発表に軸が見えないと言われたことが非常に印象に残っている。

5人の班だったが、全員我が強く、意見が一致しないことが多かった。その時に、コンセプトに沿っているかを考えているつもりだったのだが、気づいたら話し合いが大きくずれていることがあり、修正が大変だった。

時間外に作業することが多く、高効率な話し合いが求められた。その中で、可能な限りにブレストをし、絞っていく作業をする中で、如何に郵政の新しいコンセプトに則っているかを考えることが難しく、また一つの軸を意識して詰めていくことは、常に話し合いがずれていないか確認することが大切と学んだ。

財務諸表、数字にたいする感覚はもう少し磨いておいても良かったかもしれない。また郵政グループがどういう理念でもって活動しているのかは知っておくべきだった。

やはり、5日で三社回るという形から、表面上の業務内容や少数の社員との懇親は叶ったが、理念的な部分に留まり現実的な仕事面は見えてこなかった。また、どの社員に聞いても同じことばかり言われ、発言に制限がかかっているようにすら感じた。

いい意味でも悪い意味でも、周りと協調できる人が求められていると感じた、上司は皆国家のエリート職の人になり、旧態依存な雰囲気は大きく感じた。言いたいことを言ってしまう人間で、細かい人付き合いは苦手としているので、合わないと感じた。

会社の業務面は非常に共感出来、その面に限れば志望度は大きく上がったものの、どうしても公務員的な保守的雰囲気や年配の社員の方のエリートオーラが受け付けず、人間関係で苦労しそうだと感じ、総合的に見た場合は志望度は落ちてしまった。

いいえ、と書いたが、自分はインターンで成功しなかったので、声がかからなかっただけかもしれない。特にインターンに参加した他の人も何もなかったとは言っていいたが優秀な班には何かあってもおかしくは無い、力の入れようではあった。

メーカーと金融を中心に見ていたが、必要なものを供給するという観点から、物流企業も少しだけ見ていた。その中で、日本全国毛細血管のように張り巡らされた物流網を持つ、日本郵便には特に大きな興味を感じていた

物流業界の業務面においては、モノとヒトを強固につないでくれる等、さまざまな点から更に魅力を感じるようになった。　しかし一方で同時に見た、ゆうちょ銀行・かんぽ生命といった金融業界に対しては将来性等の点からマイナス印象。受けるなら日本郵便だけといった状態。