【未知の業界への挑戦】【21卒】大和総研の夏インターン体験記（理系/ITビジネス体感）No.7509（東京大学大学院/男性）（2019/10/3公開）

金融×ITの業種に関心を持っていたため、インターンに参加した。自分の専攻とは全く異なる業種であったため、足を運んでみる必要があった。リサーチやコンサルタント業務を併設しているシンクタンク企業の雰囲気を知るために応募した。

IT業務に関するインターンだったので、金融はもちらん、様々な業種とITシステムの組み合わせについて調べて学んだ。グループディスカッションが初めてだったので、発言の仕方や進め方は軽く調べた。

金融システムのICT化を立案せよ

1日目にやったこと

システムインテグレータ業界における大和総研の立ち位置と、業界の分類に関する説明をされた。お題が発表され、役割分担やタイムスケジュールを決めた。チームで議論をし始めた。

2日目にやったこと

クライアント役の人事に何度も質問をしに行き、情報を入手することに注力した。実際に現場で働いている社員の方に、進捗状況や相談を行い、案のブラッシュアップを進めた。発表用のPowerPoint作成も行った。最後に、社内見学も行われた。

3日目にやったこと

発表は15分程度で、各チームの発表も聞いていた。人事3人程度、現場社員2人が審査を行っていた。質疑応答では、学生の方からも積極的に質問をしていた。順位が発表され、フィードバックが行われた。現場社員の自己紹介、懇親会が行われた。

人事

なし

時間がない中で、いかにタイムスケジュールを管理できるかが重要だと言われた。細かいところに力を入れすぎず、捨てていくことも大事だということが印象的だった。最後の発表で、ある程度の質が必要だとわかった。

情報量が多く、整理してまとめる作業が大変だった。タイムスケジュール通りに進行せず、最終日のPowerPointの質が明らかに低下してしまった。クライアントに対する質問内容があいまいであったことが多く、制限時間内にわずかな情報しか得られなかった。

クライアントと共に、戦略立案の柱を決めることが重要であると思った。目標が明確でないと、チームの一体感が失われ、議論が一方向に進まなくなってしまう。そのため、議論の進退を繰り返し、タイムスケジュールが破綻してしまったと考えた。自分たちだけでは、視野が狭くなるため、社員に積極的に質問することも非常に重要だと思った。

戦略立案するための、思考方法を調べておけばよかったと思った。議論の始め方を知らなかったため、目標設定があいまいだった。

ITコンサルとして、様々な装置やアプリケーションをを組み合わせて、巨大なシステムを構築していく面白さを感じた。クライアントやサブコンと相談して、情報収集を行い、立案に活かすというリアルな業務体験をできたため、イメージすることができたと思う。

インターンに参加することが選考有利になるとは思えなかったため、内定が絶対に出るとは言えない。理系院生の参加が非常に多かったので、院生有利にはたらくとは考えられるが、私の専攻は情報系ではないため、プラスにはたらくかどうかわからない。ただ、業務内容は詳しく知ることができたので、面接には活かせると思った。

志望度が上がった理由は、上流の要件定義を行う業務が中心で、コンサルタント業務であるため。また、大和証券に関する大規模なシステム開発に携わることができるため。情報系のシステム開発知識がなくても、働くことができると思ったし、社員の方々がやさしく、雰囲気が良かった。

発表成績に関係なく、インターン参加者全員が就活相談会イベントに参加できるため、順位はとくに関係ないのかもしれない。インターン参加者限定のイベントであるため、大和総研が気になる人はインターンに参加しても良いかもしれない。

インターン参加前は食品と製薬業界に絞って考えていた。専攻が生物化学系統であるため、その知識を活かしたいと考えていたからだ。病気に関する研究を行っており、患者の治療方法の確立に関わりたいと考えていた。そのため、健康食品や新薬開発に興味があり、開発職や研究職を考えていた。研究に力を入れている、大企業を目指していた。

インターン参加後には、ITやコンサルタント業務に関心を持つようになった。ITはまだまだ成長産業であると思ったし、様々な分野や業界に関わっていくと考えた。今後は、ITやコンサルタントを中心とした企業のインターンに参加して、業界理解を深めたいと思った。システムインテグレータの業種は、本選考でも受けたいと思っている。