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【地方創生を支える研究者】【16卒】公益財団法人日本生産性本部の本選考体験記 No.1158(神戸大学大学院/)(2017/6/13公開)

公益財団法人日本生産性本部の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2016卒公益財団法人日本生産性本部のレポート

公開日:2017年6月13日

選考概要

年度
  • 2016年度
結果
  • 2次面接
職種
  • 不明

投稿者

大学
  • 神戸大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

ES(6月) → 説明会+1次面接[グループ面談](6月) → 論文(6月) → 若手職員との交流会+2次面接[個人面談](7月)

企業研究

公益財団法人であるが故に、民間企業に比べ情報収集することが困難であった。日本生産性本部のホームページにおいて、業務に関する企業研究は行っておいた方がいいと思う。具体的には、「調査研究・提言」、「書籍・手帳」、「研修・セミナー」、「コンサルティング・講師派遣」の4分野ある中でも「研修・セミナー」および「コンサルティング・講師派遣」については理解を深めておいた方が良いと感じた。なぜならば、若手職員の方が主に携わっている業務であり、面接の際も重要視されたためである。「調査研究・提言」については、生産性研究ディスカッションペーパーや企業分析レポートに目を通しておくとプラスに働くと思う。

志望動機

JPC(日本生産性本部)の公共政策部において、地方創生への調査・研究および提言を行うため。平成25年末、政府は「まち・ひと・しごと創生」に関する長期ビジョンと総合戦略を閣議決定した。以前から地域活性化の取り組みは幅広く行われているものの、成果が得られていない。国家の総合戦略は全国一律の活性化案であるために、上手く機能していないと考えられる。全国の各地方自治体は、国の長期ビジョンと総合戦略に倣い、一律ではない各々の地域に合った独自の総合戦略を作成すべきではないかというのが私の考えである。入社後、JPCが2015年運動目標として掲げられている「地方創生に向けた経済構造改革」に貢献したいと考えている。

独自の選考 通過

実施時期
不明
通知方法
不明
通知期間
不明

選考形式

課題論文,若手職員との交流会

選考の具体的な内容

・論文課題次のテーマのうちから一つを選び、1000字以内で論じなさい。(必要に応じて副題を設定すること)1)少子高齢化社会における行政・財政等の諸システム改革2)日本の生産性向上と産業・企業等の改革3)グローバル人材の育成と活用を通じた日本の国際競争力強化・若手職員との交流会学生3:職員2学生が職員の方に伺いたいことを逆質問する形式のもの。比較的和やかな雰囲気。日本生産性本部での業務や就職活動に関する話題が中心だった。

1次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生4 面接官1
面接時間
30分
面接官の肩書
12年目の人事(総務部人事担当)
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

相手のことを考えて話すことができるかどうか。目の前に座っている他の学生1人に対して話すよう言われた際に、面接官の方を見て話してしまうと評価が下がる。面接官はそういった細かな点をチェックしていた。1次面接では自社に対する理解は問われなかった。どちらかというと、自己分析の出来およびコミュニケーション能力の有無を見られていると感じた。

面接の雰囲気

人事担当の面接官の方が説明会の段階からリラックスさせるためにジョークを飛ばす等、明るい雰囲気だった。面接前も雑談があり、学生の良いところを引き出そうと工夫してくださっていたと思う。

1次面接で聞かれた質問と回答

学生時代に力を入れた学業、研究テーマ等の具体的な内容と工夫した点をを目の前に座っている人(他の学生1人)に対して話してください

私は大学院で財政学、中でも物価水準の財政理論について研究をしています。この理論は「物価変動は金融政策ではなく財政政策による現象である」と考えるものです。近年の日本において、長らく続くデフレが問題になっています。物価の安定を見出すことが私の研究目的です。金利を目標に金融政策を行った場合には物価水準が未決定になるケースがありましたが、この理論によれば政府の財政運営によりこれを回避できるとされています。しかし、理論の現実の妥当性を直接検定する方法は現段階において存在していません。そこで研究手段として、日本における財政政策のインパクトを調査し、間接的な効果を実証分析します。工夫した点として、これまで注目されていなかった物価連動債の利回りの変動から財政政策のインパクトを調べることを考えました。期待される研究成果は、FTPLの理論体系、望ましい財政金融政策について解明することです。注意した点としては、面接官ではなく、「目の前に座っている相手」を意識し、分かりやすく噛み砕いて説明しました。

学業以外で打ち込んだことを目の前に座っている人(他の学生1人)に対して話してください

大学院で研究と両立して行っている大学生協のアルバイトにおいて、勤務中に気が付いた細やかな点を欠かさずメモし、接客および店舗運営へ活かし続けました。結果的に、その姿勢がマネージャーに評価され、学生アルバイトとしては異例のケータリングスタッフのメンバーに抜擢されました。生協食堂のアルバイトは「重要なことは社員が決めるから」と受動的に仕事をしている同僚が多かったものの、マネージャーからは「学生の意見も知りたい」と伝えられていました。私の勤務する店舗は、昼営業に強かったものの夜営業は売上が伸び悩んでいました。その理由の1つとして「出食数が充実していない」という点に気が付きました。そこで私は、レジで人気メニューの統計をとり、出食数の変更をマネージャーに提案しました。また、身近な友人や先輩の意見も参考にし、ラッシュ時における座席回転率を上げるための席配置案を提案しました。これらの提案が採用され、売上および集客数の増加に成功しました。このように、私は求められていることに気が付き、物怖じせずに行動することができます。打ち込んだことから、どういう人間であるのかを上手くアピールすることを意識しながら話しました。

2次面接 落選

実施時期
不明
形式
学生1 面接官3
面接時間
30分
面接官の肩書
人事2名/役員1名
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

「就職活動における軸」を見られていたと思う。その中で、「なぜシンクタンク業界なのか」、「なぜ公益財団法人なのか」、「なぜ日本生産性本部なのか」を答えられるようにしておくべきだと痛感した。「調査研究・提言以外でやりたいこと」についても問われたので、やはり研修・セミナーやコンサルティング業務についても理解をしておく必要がある。

面接の雰囲気

どちらかというと圧迫面接ではなかった。面接官はこちらの話をよく聞いてくださったと思う。ただし、真ん中に座っていた役員の方の存在感が強く、これまで日本生産性本部の選考ではずっと人事の方1人が担当者だったため、突如3名の面接官を前にし、緊張してしまった。

2次面接で聞かれた質問と回答

あなたの就職への考え方、志望している業界について教えてください

私の就職活動の軸として、これまで大学および大学院の研究で培ってきた能力を活かせる場で働きたいという考えがあります。課題設定・解決能力、論理的思考能力、アウトプット能力、調査能力、評価能力、自己管理能力およびロジカルコミュニケーション能力を最大限に活かすため、検討している業界はシンクタンク・コンサルティング業界です。この業界において、調査研究および政策提言を通し、国および地方の活性化に貢献したいと考えています。大学院で財政の研究をしていることから、国家財政の多くを占める地方財政に関心を抱きました。自ら研究員あるいはコンサルタントとして、地方財政を好転すべく、地方創生に貢献したいと考えています。日本生産性本部独自の質問だと思いました。面接官の方々が話をじっくりと話を頷きながら聞いてくださり良かったです。緊張していたので、早口にならないよう、ゆっくりと話すことを意識しました。

日本生産性本部で役立つと思う自らの長所をPRしてください

私は向上心が強く行動力があります。大学3年次、専攻の経済学を更に深く追究したいという向学心から、アルバイトで費用を貯め、編入学しました。編入学後、複数のゼミへ参加し、研究の土台を築くことができたと思います。大学院では、研究テーマの視野を広げるために1年間休学し、他大学の教員の研究室へ教えを乞いに行きました。編入学や休学を決断し行動に移した能動性、学業とアルバイトを両立させる中で培った時間管理能力、専攻テーマを変更した柔軟性及び適応力、研究論文を読む中で身に付けた論理的思考能力、経済学を研究していく中で積み上げられた「物事を長期的に捉え原因を追及する姿勢」は、様々な能力が求められる日本生産性本部の職員の立場において、必ず役立つものだと考えています。注意した点は、「シンクタンク」である日本生産性本部において役立つであろう自らの長所をアピールするよう心掛けました。

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公益財団法人日本生産性本部の 会社情報

基本データ
会社名 公益財団法人日本生産性本部
フリガナ ニホンセイサンセイホンブ
従業員数 242人
本社所在地 〒102-0093 東京都千代田区平河町2丁目13番12号
URL https://www.jpc-net.jp/
NOKIZAL ID: 2659703

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