【未来を拓く挑戦者】【18卒】南海電気鉄道（南海電鉄）の総合職の本選考体験記 No.2523（大阪府立大学大学院/男性）（2017/12/6公開）

あなたが最も力を入れて取り組んでいる、または取り組んだ学問について/あなたが今までに会得した一番の「武器」は何ですか/志望理由を企業選びの基準とその理由を含めて書いてください/どのようなことに挑戦したいと考えますか

とにかく書いてみる。これに尽きます。特に同業他社を受ける際にはその道に進んだ先輩等にアドバイスをもらいながらブラッシュアップしました。

WEB小論文

900字程度の小論文を2時間以内にWEBで入力するタイプの選考です。
テーマ：企業としての価値を高めるため、今後南海電鉄はどの分野(①鉄道事業②不動産事業③流通事業④レジャー・サービス事業)に最も注力していくべきと考えますか。
あなたの考えとその理由(最も注力していくべきと考える理由)を述べるとともに、具体的にどのように企業としての価値を高めていくのか提案してください。

自分の意見をしっかりと持っているところが評価されていると感じました。加えて、どんな質問にも臆することなく自分に自信を持ってしゃべること。

堅苦しいことは一切なく、天気の話から入る面接だった。ESに沿った質問が中心であり、学生の素質や学生の雰囲気人柄を見ているような面接だった。

人生における失敗談とその解決方法とそこから何を得たのか

私は高校時代、文化祭の実行委員を務めていましたが、その最終日に後輩を泣かせてしまった経験があります。私は副実行委員長として運営を進めていましたが、本来後輩がすべきであった文化祭における審査を「自分で行った方が早い」という考えのもと、後輩の仕事を奪ってしまいました。その後も「自分が行っていることは正しい」と考えながら文化祭を終えた後、後輩や動機からも非難の応酬が飛び交いました。
結局、文化祭中に解決することはできませんでしたが、この経験を機に「行動する前に立ち止まって考える」ということを積極的に行えるようになったと感じています。
大学生になり、部活動で先頭に立って引っ張っていく立場になった時も過去の経験を振り返り、「この方法で良いのか」ということを考えるようになったり、他人の意見を十分に聞くなど、周囲により配慮した行動ができるようになったと感じています。

どういった形で自分の専門分野を生かしていきたいのか

自分は電気・情報系統の知識を学んできたのでその知識をダイレクトに鉄道の保守の現場で生かしていきたいと考えています。特に電気機器や情報機器に関しては深く研究してきたので、機器の高効率化という視点に加えて「省エネ性の向上」という観点からも生かしていきたいと考えています。
勉強や研究を行っていくにつれて、ただ最新の機器を導入することだけが良いことではないということを学んできました。信頼性や安全性、そしてコストに至るまで様々な要因を考えて技術の導入をする必要があります。社内での議論があったとき、技術的な視点から「こうすればいいのではないか」と冷静に提案できるような形で専門知識を生かしていけたらと考えています。

沿線の勉強をしていたことや自分の専門分野以外の知識にも興味を持ち続けていたことが回答の自信につながりました。うまく答えられずとも、論理的に相手がなるほどと納得いく回答ができればいいのではないかと思います。

非常に重苦しい雰囲気。とくに面接官も非常に堅い表情をしています。緊張しないのは不可能なレベルです。学生の入社意思をはっきりとさせるようなそのような面接でした。

泉北ニュータウンを今後どうしていけばよいのか

今後も「住みたい街」として成長させていくべきだと考えます。数年前に大阪府から南海電気鉄道の傘下に入ったことで、戦略的な施策を実行できるのではないかと考えます。泉北ニュータウン内の各駅は乗降客数も多く今後も安定的な収益が上がる路線であると思います。一方で、泉ヶ丘駅をはじめ周辺の住宅が徐々に更新時期になってきていることを踏まえると、総合的な街づくりを行っていくべきではないかと考えます。現在行っている駅の改良工事はもちろんのことショッピングモールの開発や住宅開発、さらには今まで南海電気鉄道が事業化していなかった新しい目玉となるような施策を盛り込むことで「住みたい街」としていくことが重要ではないかと感じます。

なにわ筋線について感じることは何か

非常にインパクトのある大阪活性化の起爆剤となる路線になると感じています。先日もニュース等で新しい情報を知り、その利便性には非常に驚いています。関西空港から大阪中心部へのアクセスも格段に良くなり、外国人観光客の増加も十分に見込まれると思います。また、将来建設が始まった際にはぜひなにわ筋線プロジェクトの一員として活躍し働きたいと考えています。ほとんどの区間が地下を通り、技術的にも難しい箇所があると思います。そんな中で自分が大学生活で培ってきた電気的な知識を建設の現場や開発等で生かしていきたいと感じています。
開業する時には、大阪を代表する利便性の高い路線として知名度も上がると考えますので、いまここで大きな未来への投資を行うべきだと考えます。