【18卒】上田日本無線の夏インターン体験記（理系/開発職）No.1643（富山大学大学院/女性）（2018/2/8公開）

開発職の仕事の流れや，医療機器開発会社だから知っている社会ニーズを知ることができた．また8日間参加したことで，インターンの後半では社員の方々が会社の良い面悪い面を本音で話してくださるようになり，人事からは知りえない情報も得ることができた．大学の研究知識を増やす面でも，就職先候補として社風を見極める面でも良い経験になった．

躊躇なく知らない人に話しかけるスキルは必要だと感じた．技術はインターン中にいくらでも身に着けられるが，その身に着けるスピードを上げるために先輩社員の方のいかにスムーズにコミュニケーションをとるかが大事だと思った．

社員の方同様自分のデスクを用意していただき，1人の社員の方に張り付いて，朝礼・企業打ち合わせ・他部署への作業依頼・試作品作製・性能テストといった業務内容を体験させていただいた．入社後開発職配属となれば，自分がどのように働くのか容易にイメージがついた．

元々，超音波プローブ関係の研究を取り組んでいた経緯を持つ社員の方はいなかったため，大学で研究している時点でかなりのアドバンテージになると感じた．部長さんとお話したときも，学会で発表されている最新技術の話で盛り上がり，うちに入社してほしいと言われた．

昼食は毎日主婦の方が誘ってくださったが，主婦陣の噂話を聞きながらごはんを食べるのが苦痛だった．また，上司が帰らないと新入社員が帰れない雰囲気が昔ながらの企業だと感じ，息苦しく思えた．開発内容自体は興味があるが，環境が自分に合わないと感じた．

インターンシップでは，新入社員に指導する内容をそのまま取り組ませていただいた感じがした．インターンシップに参加することで，入社後の立ち回りが自分にとっても周りにとっても楽になると感じたため，有利であると思う．

医療関係の部署は今回お世話になったハードウェア系の部署の他に，ソフトウェア系の部署が存在するためそちらでのインターンシップをすすめられた．

大学の研究で取り組んでいる医療機器開発を志望していた．企業は絞っていなかったため，インターンを通して自分に合うと感じれば，第1志望にしようと考えていた．大きなメーカーにはあまり興味がなく，コア技術を持っている中小企業で開発に取り組みたいと思っていた．社員の年代や男女比は気にしておらず，最悪男性の中に1人になっても平気だと思っていた．

まず，いつも同じメンバーで固まってごはんを食べなければいけないことが苦痛だったため，1人で気ままにごはんが食べられる会社がいいと感じた(大きな食堂，周りの飲食店がある等)．また開発職に女性が1人もいない状況は新入社員にとって辛いと実感し，少しでも年代の近い女性が同じ職場にいることが必要だと感じた．就業体験をしなければこのような希望は生まれなかったと思うため，参加してみて本当に良かったと思う．