【未来を切り拓く挑戦】【21卒】ベネッセコーポレーションの夏インターン体験記（文系/Benesse Business School 2019）No.10416（京都大学/男性）（2020/7/15公開）

公務員を志望していたが、公務員一辺倒になるのはよくないと思い、１日で完結して且つ有名な企業のインターンをサイトで調べる中で見つけ、応募した。両親が教師であることもあり、教育に少し関心があったことも理由の一つ。

思いつきで応募してしまったため、あまり対策と言える対策はしていなかった。強いて言えば、webテストが課されるため、その対策を若干した。

10年後を見据えて、ベネッセが今後取り組むべき事業を検討せよ

1日目にやったこと

大まかにベネッセの事業内容や現在力を入れている活動についての説明があったのち、アイスブレイクをし、そのあとは３つ立て続けにグループワークをした。１つが事前課題のまとめ、２つが事業戦略を立てることに関するグループワークだった。2020年卒の内定者の方が１グループに必ず１人ついて、アドバイスやフィードバックを丁寧にしてくださった。

人事部長、人事部職員および2020年卒の内定者

特になし

「事業にかかる費用は学生ではわからないだろうから社員をしっかりと活用して欲しい」というフィードバックが印象的だった。自分たちでは妥当だと思う費用や収益でも、実際に働いている方からするとあり得ない金額である場合も多いそうで、自分のビジネス感覚の無さを痛感した。

３つのグループワークは、いずれも内容が濃いにもかかわらず時間が非常に短く、時間内にポスターにまとめなければならないということもありタイムマネジメントに非常に苦労した。また、明るくはきはきした学生が多く自分の意見を物怖じせずに主張するため、妥協点や着地点をつくることに苦労した。

ベネッセというと受験に向けた通信教育が非常に有名だと思うが、少子化に対処するために新しい事業に積極的に取り組んでいるということをしれたのが良かった。サイトを見ているだけではわからない会社の現状を知ることができるのはインターンシップならではだと思う。

グループディスカッションの内容の１つが新規事業の立案であったが、新規事業を提案するためには既存のビジネスで培った会社の強みを理解しておくことは不可欠だと感じたため、ベネッセの強みを事前に理解しておくと議論が進めやすかったのではないかと思う。

公務員志望でも民間企業を知ることが大切だと思ってインターンシップに参加したが、やはり純粋な営利企業で働くことにはあまり魅力を感じられなかったため。営利企業で働くのが悪いということでは全くなく、自分としては自社の製品を売り込む、利益を上げるために新規事業をつくるという働き方よりも利害の調整や利益にならないが社会に必要とされる仕事などに携わりたいと感じた。

単純に、優秀者には個別に冬インターンシップへの招待があるという話を内定者の方に聞いていたが自分には招待が来ず、基準を満たす人材ではないと判断されたのだろうと思ったから。また、純粋な営利企業で働くことは自分の価値観には合わず、納得のいく志望動機が作れないと考えたため。

「教育」というカテゴリの事業だが、実際に教育する内容を考える人は非常に少なく、教育するための商材をいかに世の中に広めるか、どういったビジネスを展開するかを考える部署に多くの人が配属されると感じ、自分のやりたいこととは少し違うと考えたため。また、公務員や非営利の団体で働きたいという思いが強くなったため。

自分は該当していないが、優秀者は冬のインターンシップに招待されるということを内定者の方が言っており、確実に本選考に繋がるものであるから。冬インターンでも優秀とみなされれば早期選考になるらしい。

元々は官僚になりたいと思っており、民間は公共性の高いインフラ業界に絞って就職活動をしようと考えていた。「人々の当たり前の暮らしを守ることができる仕事」に拘っており、省庁では国土交通省や環境省、厚生労働省などを検討していた。民間企業では、電力業界やガス業界、鉄道業界などを検討していた。しかし、自分の視野が狭くならないように教育やデベロッパー、総合電気の会社も調べた。

インターンシップを通じて、やはり自分は公共性の高い組織で働きたいという思いが強くなった。営業や経営戦略に携わるよりは、ステークホルダーをまとめる仕事や公共事業に携わりたいと考えた。また、教育という分野にはあまり興味を持てなかったため、教育業界は就職先の候補からは外れた。ただし、ベネッセの印象が悪かったというわけではなく、あくまで自分の興味関心に合わなかったというだけである。