17卒 本選考ES
ディレクター職
17卒 | 東京外国語大学 | 男性
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Q.
あなたが働く場としてNHKを志望した理由と、NHKでやってみたい仕事を述べてください。400字以内
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A.
メジャーでないものにも焦点を当ててその魅力を発信していくことができると考えたためです。「学生プレイヤーの活動をもっと知ってもらいたい」と考え参加した学生音楽フェスティバルの運営の経験を通じて、将来も「あまり一般に注目されているものではないが価値のあるもの」の良さを人々に伝えられるような仕事に携わりたいと考えるようになりました。私がNHKでまず挑戦したいのは、ジャズの「即興性」という最大の魅力を伝えるために、SNS等を利用し視聴者の反応を直接コンテンツに反映できる双方向性番組でジャズの魅力を発信することです。「あの曲を、こんなアレンジで聴きたい!」という視聴者のニーズを演奏にリアルタイムに反映することで、視聴者にジャズの魅力を体感してもらいより豊かな音楽体験を提供できるとともに、用意したものを放送する再現芸術としての側面の強かった音楽番組に大きな変革をもたらせるのではないかと考えています。 続きを読む
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Q.
第2・3希望の業務を選んだ理由とやってみたい仕事を具体的に述べてください。200字以内
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A.
趣味のジャズ演奏に取り組む際は、演奏に「自分らしさ」を出すためにどうアプローチするべきか常に考えてきました。この経験から、「その番組らしさ」や伝えたい内容を伝えるにはどんなやり方が一番なのか考える音響デザイナーの仕事に魅力を感じました。NHKの記者に魅力を感じたのは、自分の視点でしか捉えられないような細かい問題にクローズアップし、それを視聴者に伝えるという仕事をやってみたいと感じたためです。 続きを読む
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Q.
「NHKのニュースあるいは番組」について考えていることを具体的に述べてください。(番組の批評・感想でも結構です)300字以内
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A.
視聴者のTwitter上の投稿を表示しそれに番組内で反応する「NHK NEWS WEB」のような、視聴者の疑問や意見に寄り添う形で番組の内容を深めていく手法に大きな可能性を感じています。ニュース番組以外でも、語学学習番組で「じゃあこの表現はどう言うの?」という疑問や、旅番組で「ぜひ私の地元に来て、〜という料理を食べて欲しい!」という要望、情報番組で生活の知恵を共有したりなど、視聴者意見をリアルタイムで紹介しそれに答えるという視聴者参加型ならではの放送手法によって、より多様な視点を視聴者に提供し知識や思考の幅を広げていくとともに、より視聴者の生活に密着した細やかなニーズに訴求できるようになるのではないかと考えています。 続きを読む
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Q.
学生時代に取り組んだことや、あなた自身について述べてください。400字以内
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A.
来場者数1万人規模の学生ジャズフェスティバル実行委員会の総務として、学生ジャズプレイヤーの活躍の場を広げる活動に取り組んでいました。所属サークルであったジャズ研究会での活動を通じ、大学内外で交流した実力のある学生プレイヤーの演奏をもっと多くの人に聞いてもらいたいと考え、「学生によるジャズフェスティバル」を運営する学生団体に参加しました。演奏の機会と他プレイヤーとの交流を求める出演者と、無料で気軽にジャズに触れたいという来場者の性質の異なる両方のニーズを満たしながらイベント規模を拡大していくことが求められる環境では、常に他人に対して積極的に関わっていき関係者のやりたいこと、自分たちに求められていることに真摯に向き合うことを意識していました。この経験から、自分のアイデンティティとは「おせっかい」であること、また「他人のためなら全力で考え行動できること」にあると考えるようになりました。 続きを読む
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Q.
最近感心を持った社会的な出来事や疑問に思うことをあげて、あなたの考えを述べてください。500字以内
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A.
バス事故の多発を受け運転手の労働環境を改善しようという動きがある一方で、同じく人々の命を預かる勤務医の労働環境の悪さに焦点が当てられていないことを疑問に感じています。父は医師ですが、田舎特有の人員不足から、病院に泊まり込みで有事に備える当直の担当以外の日でも深夜2時に呼び出されるようなこともあり、さらに次の日には何もなかったかのように朝早くから出勤し寝不足のまま仕事に向かいます。「給与の高さ」は労働の高度さ・専門性といった要素に対する報酬としては妥当ですが、社会インフラとしての安全性を十分に担保するものではないと考えています。それどころか、給与面での安定性から自らの労働環境の悪さに対するマイナスイメージが相殺されてしまい、現場の労働者からの改善要求も出てこないという構造上の不健全性を生じさせています。バス運転手のような人の命を預かる仕事における労働環境の改善に注目されている現在だからこそ、医師、看護師、LCCのパイロットなど安定的な収入という隠れ蓑の下に劣悪な環境下で生命を扱うことへの危機感を隠してしまった分野にメスを入れ、世間一般の認識を変えていくことが急務であると考えています。 続きを読む
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Q.
「私はこうして“壁”を乗り越えた」をテーマに、あなたの経験に即して述べてください。500字以内
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A.
「学生ジャズフェスティバル」を運営する学生団体において、総務としてイベントを取りまとめた際の経験について述べます。毎年イベントの来場者数が増え会場が手狭になってきたことから、開催地をお台場に変更、出演募集大学も首都圏から全国に拡大し、ステージ数・企画数ともに大幅な拡大を行うことが決定したものの、企業協賛で得られる資金は限られており、かつ1年間で人員を大幅に増やすことは難しく、ステージ設営に必要な機材のコストやそれを取りまとめる運営人材の不足が大きな課題として残っていました。そこで、「出演者ボランティア」という形で機材の提供・音響の担当をしてくれた団体には出演費の減免を行うシステムを考案しました。運営委員会内部では「出演者に余計な負担となってしまうのではないか」との不安から反対の意見も出ましたが、出演者説明会での提案では「安く演奏機会に参加でき、かつ運営を手伝うことで他大学との交流もできる」と好評をいただき多くの団体に制度を利用していただくことができ、結果として費用・人材の両面の課題を解決し全10ステージ・出演700名・来場1万人超の大イベントを成功に導くことができました。 続きを読む
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Q.
自由記述欄(あなたの意見・考えや自己PRなど自由に述べてください)350字以内
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A.
私の強みは、学生ジャズを積極的に振興してきたことで培った「おせっかいさ」と、留学を通じて多様な価値観の中に身を置いてきたことで培った「臨機応変さ」にあります。これらの強みは、自由な視点・手法で視聴者の生活に関わっていくNHKのディレクターでこそ活かすことができる能力であると思います。放送には、視聴者の「観たい!」と思うものだけでなく、その時々の時流をふまえて視聴者自身もまだ気づいていない潜在的なニーズに訴求する新たな価値を創造していくことが求められると考えています。NHKというフィールドで、視聴者の多様なニーズに「臨機応変」に反応し、さらに新たな独自の視点で物事を捉えそれを紹介することで「おせっかい」に視聴者の生活をより豊かにしていける、そんなディレクターになることが私の夢です。 続きを読む