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クミアイ化学工業株式会社 報酬UP

【16卒】クミアイ化学工業の面接の質問がわかる本選考体験記 No.617(名古屋大学/)(2017/6/13公開)

クミアイ化学工業株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

2016卒クミアイ化学工業株式会社のレポート

公開日:2017年6月13日

選考概要

年度
  • 2016年度
結果
  • 内定辞退
職種
  • 不明

投稿者

大学
  • 名古屋大学
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定
  • 日本曹達

選考フロー

ES(3月) → 説明会 → 筆記テスト+1次面接(5月) → 2次面接(6月) → 最終面接(6月)

企業研究

クミアイ化学工業は農薬メーカーの中でも3社しかない系統メーカー(JAが大株主のメーカー)であり、その業界内での立ち位置をよく理解する必要がある。特に、何の作物用に農薬開発をしているのか、国内と海外の農薬市場の動向なども踏まえて企業の有価証券報告や事業計画を熟読すると効果的である。同社は農薬の輸出に注力しているが、国内基盤も重視しており、営業希望であれば、国内市場の知識を優先する方が無難である。開発やマーケティング、営業活動は医薬品メーカーと類似する部分もあり、医薬品業界の知識も役立つ場面があるかもしれない。

志望動機

基盤のある農薬事業を通じて世界の農業に貢献したいです。大学時代に東南アジアの農業を視察した際、日本の農業の質の高さを実感しました。一方で、日本では見たこともない広大な耕作地を目の当たりにし、海外農業の可能性についても強く意識しました。今後、途上国で品質や生産性が重視されるようになれば、農薬というツールはますます面白い分野になってくると感じています。JAと関わりながら日本の農業に立脚しつつも、まさに海外に進出しようとする貴社の事業展開に共感しています。

1次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官1
面接時間
5分
面接官の肩書
4年目の人事
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。

5分という短い時間であるため、第一印象で全てが決まると言っても過言ではない。特に、面接官との距離が近く、相手を直視することに気力を使うことになる。もちろん長々と話すことは厳禁で、暗記してきた長い自己PRをそのまま展開した場合には不合格確定と思われる。人間性については二次面接以降に判断するといった雰囲気で、最も重要なのは基本的なマナーであった。

面接の雰囲気

和やかな雰囲気ではなかったが、質問に応えるだけの形式的な面接であった。面接の内容よりは態度や話し方を見ているような印象を受けた。部屋が狭かったため、圧迫に感じる学生はいたかもしれない。

1次面接で聞かれた質問と回答

自己PRを手短にお願いします。

知りたいことは積極的に探究する性格です。単なる知識だけではなく、経験の中から学ぶことを重視してきました。例えば、農業について学びたいと思えば、地元の農家さんに農作業を教わったこともあります。また、学部時代に知的財産権興味をもち、独学で勉強しておりましたが、より現場に近いところで学びたいと考え、現在は法律事務所で事務員として働いています。教科書では分からない現場での発見を通じて、成長できる人間であることを目指しています。面接時間が5分のみと聞いていたため、必要最低限のことだけを述べた。

志望している業界は?

農業関連の業界を受けています。農薬業界を第一志望としていますが、その他に種苗や飼料、肥料業界なども受けています。「なぜ、農業関連の業界の中で農薬業界が第一志望なのですか」と聞かれ、将来的には、海外で活躍することを視野に入れているため、農業関連の業界内でも輸出品目である農薬に注目しています。農薬メーカーは数えるほどしか存在しないため、採用担当者も農薬メーカー以外にどのような業界を志望しているのか気にしている。「農薬メーカーしか受けていない」ではウソっぽいため、他の志望業界にも統一感が必要。

2次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官2
面接時間
60分
面接官の肩書
管理職と役員
通知方法
電話
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。

経営陣との面接では、パーソナリティに関わる質問が中心で、人物を知ることに徹する様子であった。家族関係の質問も多く、本来ならば答える義務のないものであったが、差支えなければ答えた方が無難な雰囲気であった。開発部との面接では、大学での研究活動に関する質問がほとんどであり、技術者としてのレベルを推し量るものであった。営業部との面接は、仕事内容の理解が十分か否かを見極めるもので、入社後のギャップがないように努めていた。

面接の雰囲気

経営陣、開発部、営業部との面接がそれぞれ実施されたが、各面接とも非常に穏やかであった。特に否定的なことを言われることもなく、回答をそのまま受け入れてくれる。

2次面接で聞かれた質問と回答

なぜ農薬開発ではなく、営業を志望しているのか

人に有用な情報発信をすることに面白味を感じたためです。現在、研究室で研究活動を行っていますが、実験以外に「論文紹介」という勉強会も大切な活動です。最新の科学論文を熟読し、新たな知見を研究室内のメンバーに発表するというもので、難しい知識を分かりやすく伝えることにやりがいを感じました。開発職として農薬開発に携わることにも興味はありますが、最新の農薬情報を分かりやすく現場に伝えることが使命となる農薬営業という職種に人生をかけようと思いました。

当社でのキャリアプランや挑戦したいことは何かありますか。

最終的には海外で活躍できる人材になりたいと考えていますが、もし国内営業になった場合には、野菜や果樹などの園芸作物の生産が盛んなエリアを担当したいと思っています。御社の得意分野はイネ用の農薬かと思いますが、今後の日本の農業は園芸作物が中心にシフトしてくると感じています。現在、大学では園芸学を専攻しているため、その知識を活かして御社の園芸用農薬の販売拡大に挑戦したいです。

最終面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官3
面接時間
5分
面接官の肩書
役員
通知方法
直接
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。

最終面接は意思確認であったため、評価ポイントはない。ただ、最終面接時に指導教員からの推薦状の提出を求められるため、注意が必要である。あらかじめ、担当教員とよく話し合い、推薦状は形式的なもので、内定しても入社しない可能性があることを説明することが大切である。

面接の雰囲気

この時点で事実上の内定で、最終面接といっても意思確認であった。他の学生とともに研究所の見学をし、人事部による質疑応答の後、入社意思の確認が行われた。意思確認でも所謂「オワハラ」はなかった。

最終面接で聞かれた質問と回答

当社に入社する意思はあるか教えてください。

もちろん、ございます。非常にうれしく思っております。しかし、御社の他に2社迷っている会社がございますので、もう少しお時間いただけないでしょうか。「いつまで待って欲しいのですか」と聞かれ、7月末までにはご回答できるかと思います。本面接は6月下旬であったことと、同社が8月以降に2次募集を実施することを加味して、同社が7月末まで回答を待ってくれることを予測して回答した。実際に7月末が最長の期限であった様子で、問題なく受諾された。

当社以外に志望している企業を教えてください。

すでに内定しているA社(同社より下位)と現在選考中のB社(同社と同格)です。B社の結果は8月にしか分からない可能性もありますが、お約束通り7月末までには決断したいと思っておりますので、宜しくお願い致します。農薬業界は会社同士のつながりが強く、選考状況についてもお互いによく把握している節があり、ウソをつくのは得策ではないと感じた。また、ウソをつく意味もまったくない。入社する可能性もあるため、誠意を持って対応したい。

内定者のアドバイス

内定に必要なことは何だと思いますか?

農薬という商品は一見すると同じに見えるが、会社によって特色があるため、その部分を理解した上で、自分の研究や長所を関連付けて自己PRするアプローチを模索する。特許庁のサイトから同社が保有する特許や発明の出願状況などを確認すると状況が掴みやすい。また、伝統的な気質を残す業界であるため、イノベーションやクリエイティブを求める業界を志望する学生や業界人に対策の助言を求めるのは避けた方が無難である。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思いますか?

奇抜ではないが、一定の自己主張のできる人が内定をしている印象がある。控えめという印象の人はあまり見当たらなかった。開発職志望の学生も研究の延長ではなく、農業に対する問題意識をもった人が多かったように思う。営業志望の学生はアウトドア派の人が多く、フットワークの軽さを感じた。

内定したからこそ分かる選考の注意点はなんですか?

2次面接ですべてが決まっているため、2次面接の経営陣、開発部、営業部でのパフォーマンスがそれぞれ重要である。2次面接の前に個人情報の提出が求められる。希望職種や既往歴のほか、家族構成や家族の職業まで記入する欄があり、同社の採用スタンスに不快感を感じないことが良くも悪くも大切である。

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Q. 志望動機
A.
私は祖父母が農家で、幼い頃からよく農作業の手伝いをしていました。この経験から、作物の品質や収穫量を確保するために、必要不可欠である農薬に興味を持ちました。御社を志望した理由は、化学農薬のみならず生物農薬の開発を行っている点に魅力を感じたからです。生物農薬は自然環境に対する影響が少なく薬剤耐性の報告がほとんどないなどのメリットから、市場規模も拡大しています。御社の生物農薬は微生物を用いており、私の研究テーマである微生物の成分探索で培った知識や技術を生物農薬の分野において活かすことができると思います。そのため御社に入社し、これまで学んできたことを活かして、1つでも多くの農薬を上市したいと思います。 続きを読む
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公開日:2021年6月24日

クミアイ化学工業の 会社情報

基本データ
会社名 クミアイ化学工業株式会社
フリガナ クミアイカガクコウギョウ
設立日 1949年6月
資本金 45億3400万円
従業員数 2,124人
売上高 1610億200万円
決算月 10月
代表者 高木誠
本社所在地 〒110-0008 東京都台東区池之端1丁目4番26号
平均年齢 39.9歳
平均給与 780万円
電話番号 03-3822-5036
URL https://www.kumiai-chem.co.jp/
NOKIZAL ID: 1138381

クミアイ化学工業の 選考対策

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