18卒 本選考ES
化学品事業部コース(技術系)
18卒 | 甲南大学大学院 | 女性
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Q.
研究概要
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A.
シンプルな線虫の温度馴化の実験系を使い、馴化や記憶に関わる遺伝子の同定を目指しています。線虫は、25℃で飼育された後に2℃に置かれると死滅しますが、15℃飼育で飼育されると2℃でも生存できます。さらに、25℃飼育個体を3時間15℃に置くことで2℃でも生存できることから、体内のある種の温度記憶が3時間で置き換わることが見つかりました。そこで、RNA シーケンシング解析によって飼育温度を変えた際に伴う遺伝子の発現変動を定量化しました。約40種類の変異体で実験を行った結果、複数の変異体で低温馴化スピードの異常が発見されました。その中でも代謝に関わるHADHを発現させる遺伝子の機能細胞の同定を行う予定です。 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
私は粘り強く物事に取り組める人間です。私は先行研究が失敗で終わってしまったため、次のテーマに移る際に同級生との間に遅れが生じていました。その遅れを取り戻すために、どのように動けば効率よく実験がこなせるかを自分なりに考え、工夫をしました。例えば、より正確なデータを増やすために一度に解析する変異体を4種類から8種類に増やしました。その実験方法に間違いがないように何度も実験方法を読み込みました。試行錯誤を繰り返す事で多くの良い実験データを得ることができ、昨年開催された国際学会において一人で発表を行う事を任されました。一度の失敗に対しても、すぐに気持ちを切り替えて粘り強く実験を続けることと、計画を立てて確認を怠らない行動をすることが実験成果につながるということを学び、自信を得る事ができました。 続きを読む