【未来への視点、化学素材の挑戦】【22卒】ダイセルの夏インターン体験記（理系/総合職）No.16697（京都大学大学院/男性）（2021/8/5公開）

インターンシップを通して、化学素材への多様な角度からの理解を深めたいと考えたからです。セルロース化学から多岐に渡る化学事業を展開し、１世紀にも及ぶ技術力やそれを支えている精神力を体験したいと思い、応募しました。そして、それらの経験を活かして今後の自身の研究に繋げていきたいと考えました。

基本的には企業ホームページから様々な情報を調べました。その中で自分が気になったことや興味や関心を持てたことについて書くことで、きちんと調べているな、という印象付けを行うことを意識して書きました。

面接選考がなくESのみで且つ設問も少なかったので、変な文章でない限りは参加できると思います。

未来の会社の在り方に関する課題解決型グループワーク

会社の概要説明の後、注力していることを伺い、グループワークに入りました。

様々な視点で物事を考える力

100年後もダイセルがあり続けるためには何を求めていくべきか

1日目にやったこと

人事の方から会社の一般的な業務説明があり、その後質問会がありました。昼休憩に入る前にグループワークのお題とチームが発表され、お互い挨拶をしてお昼休憩に入りました。午後からはグループワークを時間いっぱいまで行いました。

2日目にやったこと

初日に引き続きグループワークを行いました。午後から各チームの発表があり、それに対して人事の方からの評価やアドバイスをもらう流れで進みました。最後に〆のあいさつで終わりました。

人事

なし

提案するときはその背景をしっかりと説明するようにアドバイスを受けたことです。いいところはしっかりと褒めていただき、一方でチームで足りなかった部分をきちんと見てくれている感じでした。

オンラインでのインターンシップだったので、相手の表情や雰囲気が分かりづらかったです。オンラインは楽であるという反面、対面で行うことの意義も感じることができました。よくわからい発言をした場合には、聞こえないふりをして議論から外すという手法も編み出されたと思います。

チームになった他の4人の学生と全員でしっかり話し合えたと思います。

ホームページだけでは分からなかった情報を知ることができて良かったです。企業とは利益を追求し続ける使命にあり続け、その姿勢があることを感じることができました。また、気になった点について気軽に質問することができる雰囲気だったので、企業理解を深めることができました。

その企業が展開している商品群についてもう少し詳しく調べておく必要があったと感じました。グループワークで発表するための必要な要素になることが多くあったからです。また、その企業が歩んできた歴史を知ることも今後の展開を考える上で重要な要素になるとも感じました。

今回のグループワークのお題は今後のダイセル株式会社の在り方を考える、どちらかとマーケティング寄りのお題でした。私は研究職希望でインターンシップに挑んだのですが、それに関連するお題ではなかったので働いているイメージを掴むことができませんでした。

秀でた学生を選抜するようなインターンシップには思えなかったからです。どちらかというとダイセル株式会社というB to B企業がどのような事業に携わり、どのような商品を展開しているのかを知ってもらおうという意図が見受けられました。本番のエントリーシートが重要であると思います。

人事の方から本気度が伺えたからです。チーム一つ一つの発表に対し、真摯に評価・アドバイスをしてくださり、魅力を感じました。また、自分がホームページなどで調べた企業の情報以上の興味深い展望を知り、今後それに関する仕事に携わってみたいと思ったからです。

インターンシップ参加後は特にセミナー招待がなかったからです。むしろ、つながりのある大学の研究室や推薦者が優遇されるイメージで、インターンシップは参考にならないように感じました。

私はインターンシップを通して、化学素材への多様な角度からの理解を深めたいと考えていました。モノづくりで人々の生活を豊かにし、持続可能な社会の実現に貢献できるような企業で働きたいからです。しかし、今回のインターンシップで、ただモノづくりをしたいという思いだけでは仕事にはならないことを学ぶことができました。

企業はただすごいものを作れば勝手に売れるんだと思っていましたが、モノづくりをするためにはそれを必要とするお客様のニーズにしっかりと答えることが必要であることを学びました。そしてその役割は企業によって大きく異なり、さらに化学企業だと、その会社が得意とする多種多様な畑が広がっており、お互いに競い合っていることを痛感しました。