【未知への挑戦、成長の証】【17卒】帝人の冬インターン体験記（メディカルエンジニア職）No.307（北海道大学/女性）（2017/12/14公開）

研究職というものを体験してみたかったのと、在宅医療の医療機器は使用や操作するのが医師や専門の知識を持った人ではなく患者さんであるということから非常に興味を持ったため。

この会社の専門の領域や、その領域の現状をインターネットなどで調べた。また自分が参加する領域以外の製品や技術についても具体的に何に使われているかなどを調べた。

新製品に関する新技術を取りあつかったテーマ、主にその技術の基礎検討

1週目にやったこと

初日は会社概要などの説明をしたあと、午後から今回研究するテーマについての説明を受けた。1週目は主に新商品に必要な技術の検討のための実験とデータ解析を何種類か行い、その製品のグループの社員の方数人に実験の経過報告を行った。

2週目にやったこと

1週目のデータ解析から考察や、より必要なデータなどについて考えた。何度かチューターの方に報告をしたり、他の社員の方に見てもらった。後半は最終日の発表用のデータの整理と資料作りを行った。最終日には、技術系の研究所の方全員の前で成果報告（10分）を行いフィードバックなどをしてもらった。

研究所の方全員（機器の研究所）

なし

とにかくどんなことについても「考える」ことが一番大事だと指導された。実験結果をだしデータを解析することよりもいかにその結果について考えるかが大事と言われた。

最終日の発表にむけての資料作りに思いのほか苦労した。自分が普段している研究と異なり自分自身もわからないことがたくさんある中で、初めてその内容を聞く方たちにもわかりやすく説明する内容づくりが大変だった。

研究職では、何が求められているか、また現状で何が問題点を自らユーザーの視点で考えその問題を解決するためにはどんな工夫や技術が必要かを、文献を調べたり学会に参加し学び、それを自分たちでいかに実際に取り込めるかを研究することがわかった。幅広い知見や思考力が非常に必要とされるのだと思った。

在宅医療の抱える課題や、その企業の製品を使用しているユーザーの声が乗った記事などを読んでおけばさらに考察ができたかもしれない。

社員の方がとにかく親切でいい人たちばかりだった。これまで参加したインターンシップの企業の中で医療に対する思い入れが非常に強い印象を受けたので、自己成長しながら働けそうだという印象を受けた。

医療を良くしたい、在宅医療がやりたい、まだ発展していない領域の医療機器をつくりたいというモチベーションが非常に高い人が多かった。またこの会社のインターンシップに参加し、この会社の良いところが山ほど見えたのでこの思いを伝え自分自身も良い医療機器を作りたいというように思っていればチャンスはあるのではないかと思った。

とにかくいい会社だと思った。風通しがよく社員の方同士、意見をしっかり言えるような雰囲気があった。若手の人も仕事を任せられ、自分で考えたことを実現しやすそうであった。また、仕事や医療に対するモチベーションが非常に高い人ばかりでここにいたらいい商品を作り出せそうだと思った。

インターンシップ後に報告書を提出し、そのことに関する連絡のみであったのでインターンシップに参加したからといって有利ではないかもしれない。

医療機器業界。主に病院向けの機器を扱う会社をメインにし、次に化学系の会社の医療機器の分野に目を向けていた。医療機器に限らずほかの製品も取り扱う会社を中心に冬季のインターンシップは探していた。

医療機器をメインに扱う会社には高い専門性や技術などの魅力があるが、化学系の会社のようにこれから必要となる技術や製品を作る時の土台として他の製品で使用されていた技術があり、それを応用できるのがとても魅力的だと思った。