20卒 本選考ES
研究開発職
20卒 | 早稲田大学大学院 | 男性
- Q. 志望動機(当社で実現したいこととその理由も記入してください)300字
-
A.
モノづくりを通じて人に喜んでもらえる仕事がしたいと思い志望しました。理由は実験装置の製作とスキーのインストラクターの経験から、モノづくりと人に喜んでもらうことに対するやりがいを実感し、仕事をする上でも大切にしたいと思ったからです。私は最も喜びを感じる瞬間とは、健康であるときだと思い、そのためにも医療に貢献したいと考えています。「Made For Life」をスローガンに、患者の命と健康を第一に考えた製品開発をする貴社の姿勢に私は強く共感しました。特に検査時の患者の負担を低減した貴社のCTシステムに大きな魅力を感じました。医療と患者のニーズに応える重要な技術であるCTの開発に携わりたいです。 続きを読む
- Q. 学生時代で最も打ち込んだこと (ご自身が主体的に取り組んだ内容を具体的に記入してください)300字
-
A.
1000人規模の全国学生スキー大会で80位以内に入るという目標を立て、挑戦しました。まず自分と上位選手の滑りを比較、研究し、技術的な部分以外に圧倒的なスピード次元の違いに気づきました。そこで私は自身の成長のため、学生メーカーチームの入団を決意しました。合宿ではプロ選手からの技術指導と、高レベルな同年代の学生から多くの刺激を受けました。特に上級者の後ろについて滑ることで、実際のスピード感覚と動作のタイミングを習得し、弱点克服に成功しました。その結果56位と目標を達成することができ、何かを成し遂げるためには、「自ら行動すること」、そして「高いレベルの環境に身を置くこと」の重要さを学びました。 続きを読む
- Q. 趣味・特技をご記入ください。 150字
-
A.
趣味はスポーツ観戦、特に野球観戦です。球場に足を運び応援をしたり、応援球団の戦力分析もしたりします。特技は水泳とスキーです。水泳は高校卒業までの12年間、スキーは大学生活の5年間続けており、体力と継続力には自信があります。入社後は持ち前の分析力、体力、継続力を活かし、製品開発に取り組みたいです。 続きを読む
- Q. 得意科目・分野をご記入ください。 100字
-
A.
トライボロジーと機械設計です。トライボロジーは摩擦、摩耗、潤滑、軸受設計などを対象とする分野です。また2D、3D-CADを使い実験装置の設計や、旋盤などの工作機械を使用して装置の加工や改良も行います。 続きを読む
- Q. 研究テーマ・卒論テーマをご記入ください。 150字
-
A.
トライボロジー研究室で、軸受の設計と性能評価について研究しています。主な対象は定常流型補助人工心臓で、血液密封用メカニカルシールの潤滑特性を調べています。また軸受構造が簡単な油潤滑ジャーナル軸受潤滑特性のFortranを用いた解析方法を習得中で、今後は人工心臓の性能評価の解析に応用する予定です。 続きを読む
- Q. 希望する職種と自分の専門分野の関係を記入ください(150字)
-
A.
研究開発職を希望します。私が希望するCTシステムの開発では、トライボロジーは回転機械の静音化や省力化、小型化などに活かせると考えます。また実験装置の製作経験を活かし、生産技術や量産を考慮した設計をすることができます。私の専門を活かし、高性能なCTを開発することでより多くの患者を救いたいです。 続きを読む
- Q. ボランティア・アルバイトの経験をご記入ください 150字
-
A.
スキーのインストラクターを1シーズンで20日間ほどしています。受講生は大人から子供まで幅広いため、子供には感覚的に習得できるよう、大人には理論的にわかりやすく伝えるようにしています。またその日の雪質や混雑状況も考慮し、状況に応じたコース選びによって楽しく上達し、満足してもらえるよう心掛けています。 続きを読む
- Q. 自己PR(あなたらしさが伝わるエピソードを記入してください)
-
A.
私は新しい環境や専門外の分野にも臆せず挑戦し、最後までやり抜くことができます。私が参加した夏季インターンの業務内容は発電用風車の振動計測と異常検知システムの作成でした。システムの作成は私にとって未知の領域でしたが、業務にあたり回転機械の異常振動は周期的に起こるため、それを抽出できれば転がり軸受の異常部位を特定できると考えました。しかし具体的な手法を知らなかったため、社員の方に相談し包絡線検出という手法について教えていただき、その構築を行うことで異常振動を検知するシステムを完成させました。その他の山積みの問題もひとつずつ潰していき、3週間でなんとか実装直前の段階まで仕上げることができました。 続きを読む
- Q. 【学部時代】研究テーマの内容をご記入ください 500字
-
A.
定常流型補助人工心臓におけるメカニカルシールの潤滑特性について研究しました。この人工心臓には血液循環用のプロペラが取り付けられており、その回転軸と軸受で生じる摩擦熱の冷却や、洗浄のためにクーリングウォーター(以下C.W.)を内部で循環させています。また軸と軸受の隙間から血液の漏れを防ぐためにメカニカルシールという密封機構が搭載されています。従来は血液漏れ量と回転摩擦の低減を目標にしてきました。しかし血液側へのC.W.漏れの研究はされていないためここに着目し、C.W.漏れの有無の確認とその特性について調べることを研究目的としました。この研究にあたりまずC.W.漏れ量の測定方法を確立させる必要がありました。そこで私は血液成分に含まれていないリチウムイオンをC.W.に混ぜ、血液側で検出されるイオン量の計測によりC.W.の漏れ量を測定できると仮説を立て検証しました。その結果一時間あたり数マイクロリットルと微量ながらC.W.漏れの存在を確認し、その特性を明らかにすることができました。この結果から人体への影響を考慮して、装置の改良の際にはC.W.漏れを注意深く観察しなければならないと考えました。 続きを読む
- Q. 【修士時代】の研究テーマの内容をご記入ください 500字
-
A.
油潤滑ジャーナル軸受けの潤滑特性を解明すべく、Fortranを用いた数値解析を行いました。この軸受けは円筒型の軸受と軸の隙間に油を供給し続けることで、「くさび効果」により発生する油膜圧力よって軸を支持し、安定した高速回転を可能にします。しかし回転速度を上げていくことで油の自励振動が生じ、軸の振れ回りによって回転機械の故障の原因になってしまいます。そこでレイノルズ方程式と摂動法を用いることでその安定領域(軸回転速度域や軸心の偏心率など)を解析的に求め、安全運転の一つの手法として利用されてきました。しかし軸心の初期位置に関する研究資料が乏ため、非線形軌道法により軸心の軌跡を描くプログラムを作成し、軸心の初期位置と解析的に求められた安定領域の関係性について研究しました。その結果、解析で安定とされていた領域内においても軸心の初期位置によっては軸受に衝突してしまう危険域が存在することが確認されました。将来的には軸の初期位置を決められる装置の設計をして、実機で同じ現象が起こりえるのか検証する必があります。またこの解析手法を応用し、メカニカルシールのC.W.漏れの原因究明に活用したいと考えています。 続きを読む