20卒 インターンES
研究開発
20卒 | 早稲田大学大学院 | 男性
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Q.
自分のセールスポイントを教えてください。200字
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A.
私は1つの目標に向かって努力を惜しまず継続して打ち込むことができます。私はサークル活動での目標として、全国学生スキー大会で約800人中80位以内に入るという目標を立てました。オフシーズンの筋肉トレーニングから始まり、サークル活動の練習以外にもメーカーチームの練習に参加し、スキースクールに住み込みで働く合間に練習するなど努力を惜しまなかった結果56位と目標を達成することができました 続きを読む
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Q.
部活動・サークル活動について教えてください。(50文字以内)
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A.
中学と高校までは水泳部に所属しており、現在はスキーサークルに所属しています。 続きを読む
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Q.
特技・資格を入力してください。(50文字以内)
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A.
特技は2DCAD・3DCADです.研究で使用する実験装置の中には自分で設計,加工したものもあります. 続きを読む
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Q.
研究内容(1200文字以内)
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A.
卒業論文では、体内埋め込み式の定常流型補助人工心臓を対象とした研究を行いました。定常流型補助人工心臓にはクールシールシステムが採用されており、しゅう動面の冷却、潤滑、洗浄はクーリングウォータ(以下C.W.と省略します)をしゅう動面内側にて循環させることで可能にしています。また血液の密封機構にメカニカルシールを採用し、しゅう動面は血液循環用のプロペラが取り付けられており、プロペラ軸に取り付けられたシールリングと固定されたシートリングによってC.W.と血液を分離するという非常に重要な役割を担っています。この密封機構ではしゅう動面での「摩擦による抵抗」と「C.W.側への密封溶液の漏れ」が発生してしまいます。そこでこの補助人工心臓の性能向上にあたってはこれら2つの低減が重大な目標となります。研究室では実際の補助人工心臓の血液密封機構であるメカニカルシール部分のみを再現した装置を使用し、人工心臓の設計指針を得るための実験を行ってきました。 従来の研究では血液とC.W.を分離するメカニカルシールにおける血液の漏れ量の測定は血液中のナトリウムイオン(以下Na+と省略します)とカリウムイオン(以下K+と省略します)がC.W.に流出した量の増加量を測定することで可能にしていました。しかしC.W.に着目した漏れ特性というものは明らかになっておらず、C.W.漏れ量は考慮されていませんでした。C.W.が血液に漏れ出すということは少量であればあまり問題はありませんが、多量である場合健康面に影響が出てきてしまいます。また従来の研究では人間の正常な血圧として13.3kPa(100mmHg)のみ血液に加圧する実験でありましたが,実際の血圧には幅が生じています。 そこでC.W.漏れの存在の有無を確認するために、C.W.を血液中には含まれていないリチウムイオン(以下Li+と省略します)の溶液にし,C.W.が漏れているのであれば血液側でのLi+濃度の増加量を測定することでC.W.漏れ量を算出可能にしました。また血液の加圧の大きさも変化させより実際の使用環境に近づけました。 結果、C.W.漏れの存在が確認され時間とともに線形的増加傾向にあること、圧力変化はメカニカルシールの潤滑特性にあまり影響が出ないこと、ということが確認され、今後の補助人工心臓の性能向上への可能性の発見につながりました。しかしなぜ圧力方向とは逆向きであるはずの血液側へのC.W.の漏れが生じているのかという根本的な原因の究明にはいたらず、研究課題として残ってしまいました。 今後はプログラミングによる数値解析の方法を習得し、課題の原因究明や各特性の実験値との比較を行い更なる補助人工心臓の性能向上、新装置の立案を目指していきます。 続きを読む