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第一三共ケミカルファーマ株式会社 報酬UP

【19卒】第一三共ケミカルファーマの研究職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.6012(山梨大学大学院/女性)(2018/12/19公開)

第一三共ケミカルファーマ株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

2019卒第一三共ケミカルファーマ株式会社のレポート

公開日:2018年12月19日

選考概要

年度
  • 2019年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 研究職

投稿者

大学
  • 山梨大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
入社予定

選考フロー

企業研究

同じグループ会社の第一三共の会社説明会にも行きました。そのおかげで、第一三共ケミカルファーマ(第一三共グループ)が何に力を入れているか、何が強みなのかを深く理解することができました。第一三共ケミカルファーマの会社説明会はインターネットに書いてあるような情報がメインでどのような仕事内容なのか分かりづらいので、積極的に先輩社員に質問をしたほうが自分がどのような仕事に興味があり、入社した後にどのような仕事をしたいのかを明確にできると思います。エントリー時期が遅いので、まずは第一三共グループの会社のホームページや会社説明会に積極的に参加をするほうが、会社説明会の時にグループで担っている仕事内容が理解しやすいと思います。また、自分がどうして第一三共のほかのグループ会社ではなく、この会社に入りたいと思ったのかを具体的に考えておいたほうが、面接時の質問に答えやすくなると思います。OB訪問は特にしませんでした。

志望動機

私はできるだけ多くの人々を医薬品で助けたいという思いから、製薬業界を志望しております。その中で貴社を志望した理由は、ガンという多くの人々が患っている病気だけでなくアンメットメディカルニーズにも注力し、グループ会社同士で協力しながら新薬創出に注力している姿勢や原薬製造の効率化などの技術研究を怠らないことに魅力を感じたからです。私は大学で新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドの探索と発見した新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドを用いて、iPS細胞の効率かつ安価な培養試薬の研究と抗ガン剤の開発を行っています。その研究の中で、発見した新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドの活性評価を行うにあたり、新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドの大量合成を行った際に何度も合成に失敗したことがありました。小スケールでは新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドを簡単に合成できても、合成する量を増やすために違う方法で合成を行っただけで、新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドの合成ができなくなる経験をしました。その経験から、化合物を発見するだけでなく、その後の大量合成への方法を考えることも、とても大切であると学びました。ラボスケールでも合成に改善が必要だったので、これをmgの原薬から数百kg、数tの原薬へスケールアップするには、より多くのステップを改善する必要があると考えました。そこで、貴社の一員となり、原薬製造の技術研究に携わることで、1日でも早く新薬が世界中で使用できるようにしたいと考え、志望致しました。入社後は大学と大学院で研究を行ってきた、大量かつ安価に細胞を培養できる技術の開発を行っていきたいと考えています。抗体医薬品は製造コストが高いことがデメリットとされているので、今までに学んだ知識や技術を活かして、抗体を大量で安価に生産できる細胞培養方法を確立し、ADCのような医薬品の生産に貢献したいです。この研究を成功させて、抗体医薬品の製造コストを下げることにより薬価を下げ、より多くの患者さんに医薬品が届くことを目標に仕事をしたいです。

エントリーシート 通過

実施時期
2018年06月
通知方法
メール
通知期間
3日以内

ESの内容・テーマ

志望動機・研究概要・自己PR・趣味・特技・部活

ES対策で行ったこと

研究職を中心にエントリーをしていったので、自分が行っている研究について詳しく説明できるようにしました。また、内容を簡潔に説明できるように何度もエントリーシートを書き、そのたびに指導教員や就活アドバイザーの方に添削をお願いしました。

1次面接 通過

実施時期
2018年06月
形式
学生1 面接官4
面接時間
40分
面接官の肩書
人事/不明
通知方法
メール
通知期間
即日

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

常にはきはきと自信があるように研究の内容についての質問に答えていたので、しっかり研究に対して理解しながら取り組んでいるのだと伝わったと思います。また、面接が終わった後に面接の手ごたえはどうでしたかと聞かれたときに「自分の伝えたいことは出し切ったので、これで落ちてしまっても縁がなかったと思って諦めます」と伝えたことが、かえって潔かったと評価されたのかなと思いました。技術面接なので、自分の研究を他分野の人にもわかるように伝えることが大切なので、何度も面接練習をし、質問の対策はしっかり練ったほうが堂々とした受け答えができ、評価されやすいと思います。

面接の雰囲気

とても和やかでした。面接を始める前の控え室で人事の方がESの内容から部活について質問をしてくださいました。それがとても緊張をほぐしてくださるものだったので、そのあとの面接も緊張せずに受けることができました。

1次面接で聞かれた質問と回答

研究内容を教えてください。

私の研究内容は新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドの探索とiPS細胞培養試薬および抗ガン剤の開発への応用です。線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)はiPS細胞に発現する受容体であり、そのリガンドタンパク質である塩基性線維芽細胞増殖因子(FGF2)との相互作用は、iPS細胞の分化多能性維持と増殖に重要であることが知られています。しかし、FGF2は安定性が極めて低く、37℃という培養条件下において短時間で失活してしまうという問題点があります。一方でFGFR の過剰発現はFGFの相互作用による血管新生によって多くのガン細胞の増殖に関与していることも知られています。その相互作用を阻害する化学合成可能な医薬品化合物の開発は、抗ガン剤開発に非常に重要であると言えます。これらの背景から本研究では、iPS細胞の分化多能性維持と増殖に有用なFGF2の機能を模倣するFGFRアゴニストとガン細胞の増殖を阻害するFGFRアンタゴニストの開発を目指しています。そして、新規にFGFR結合環状Nアルキルペプチドの発見に成功しました。現在は、iPS細胞を用いたアゴニスト活性の評価を行い、かつ、ガン細胞等を用いたアンタゴニスト活性の評価を行っています。

自己PRを教えてください。

私は目標達成のために努力を惜しまず、常に状況を見つめ直せることができます。それは研究で新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドの発見をしたときに特に発揮しました。私は学部4年次の11月に新しく立ち上がった研究室に修士1年生から所属したため、他の研究室メンバーよりも研究が遅れていました。そこで、他のメンバーに追いつき、研究の結果を出すために主に3つの行動をしました。1つ目は土日も学校に通い、夜遅くまで研究することで少しでも多く、実験の回数を増やすようにしました。2つ目は先生に個別で研究の講義をして頂き、わからないことは積極的に質問をしたり、インターネットや専門書、論文で勉強をしたりしました。3つ目は実験で失敗した場合になぜ失敗したかを考え、もう一度実験する前に、必ず先生とディスカッションを行うことで無意味な実験をしないようにし、実験が早く成功するように心掛けました。この結果、研究を始めてから4か月後に他のメンバーに追いつき、新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドの発見に成功しました。私は当初、新規FGFR結合環状Nアルキルペプチドの発見のために同じ実験を繰り返す必要があったため、「研究は失敗がつきものであり、すぐに成功するほうが稀なのだから気長に実験を行っていくもの」と考えて実験を行っていました。これでは、ただ実験をさせられているのと変わらないので、ただ漫然と実験を繰り返すのではなく、失敗からどのように次の一手を出すのかを考えた上で、地道に実験を重ねていくことが大切だと考えるようになりました。この強みを活かして貴社で仕事をする際には、与えられた研究テーマに対して、いかに早く研究結果が出るかを常に考えながら実験を行うことで、貴社に貢献していきます。また、こまめに先輩方とディスカッションを行いながら実験を行うことで、自分では気づかなかった視点を取り入れながら研究を進めていき、より安価で効率的に医薬品原薬の製造ができるように尽力していきます。

最終面接 通過

実施時期
2018年07月
形式
学生1 面接官4
面接時間
60分
面接官の肩書
社長/人事/不明
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

最終面接では、面接に対する姿勢を評価されていたように思いました。自分がこの会社に入りたい、ここでなければだめだという思いを、言葉だけでなく、態度にも表わしていくことが大切であったと思います。研究職になりたい理由を大学選びにまで反映していたことを伝えたことが、本気で研究職を志望しているのだと伝わったのだと思います。

面接の雰囲気

少し緊張感がありました。上役の方が面接をされていたので、技術面接の時よりは本当にこの学生に内定を出していいのか見極めている様子が伝わりました。アイスブレイクなどはなく、すぐに志望動機から聞かれました。

最終面接で聞かれた質問と回答

人々を助けたいと言っていましたが、なぜ医療従事者ではなく、うちの研究職を志望したのですか。

私は自分の目の前にいない人々も医薬品で助けたいと思ったからです。お医者さんや看護師さんは、目の前にいる方々に対して処置をすることができますが、医薬品がなければ人々の命を助けることは難しくなります。しかし医薬品の製造は、お医者さんを通して何万、何億という世界中の方々を救うことができます。私は、自分が一生、出会うことがない人々の力にも医薬品を通してなれると信じています。生きたくても生きられない、ただ、ある医薬品があれば生き延びることができる人が一人でもいるのであれば助けたいと思っています。この思いがあるので、大学も大学院も医薬品の開発、製造に役に立つ技術を学んできました。mRNA調製や化学合成、細胞培養などの技術を生かして医薬品の製造をしていきたいと思っているので、医療従事者ではなく、研究職を志望いたしました。

あなたはどのようにこの会社で活躍していきたいですか。

私は医薬品の開発・製造を行うことを仕事にしたいと考え、その技術を大学や大学院で学んでいきました。なので、貴社に入社いたしましたら、先輩の技術を学びながら、自分が学んできた技術を生かして仕事に励んでいきたいと考えています。また、部活動では部長を務めてきたので、この経験を生かして、後輩ができましたら積極的にフォローをしていきたいです。とくに仕事のリーダーを積極的に務めていき、社員同士の仕事に対するモチベーションアップに繋がるような働きかけを行えるリーダーになりたいです。私は性別関係なく仕事を行い、医薬品を製造し、人々を助けていくという思いを胸に、社員を引っ張っていきながら仕事に取り組んでいきたいです。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

内定を頂いた後は、就職活動はあまり続けてほしくないようでした。電話で内定のお電話を頂きましたが、その後に就活をやめたかどうかという電話などはありませんでした。

内定に必要なことは何だと思いますか?

研究職志望であるならば、ESから研究に絡めて内容を練っていったほうがいいです。また、自分が持っている技術をしっかりアピールできるように、自分の研究テーマについてはかなり深く掘り下げていったほうが様々な質問に対応しやすいと思います。質問では研究だけではなく、部活動についても詳しく聞かれたので、研究以外で自分がどのようなことをしてきたかを詳しく伝えられるようにすることも必要だと思います。また、この企業は第一三共の医薬品原薬製造会社なので、第一三共とどのように関わっているかをしっかり理解しておかないと、仕事の内容にギャップを感じるかもしれません。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思いますか?

研究についての理解があり、自分の考えをしっかりと伝えることができる人が内定者には多くいなかったと思います。皆、はきはきとして自信がある人が多かったように感じます。逆に自信がなさそうな方はいませんでした。

内定したからこそ分かる選考の注意点はなんですか?

とても和やかで、物腰の柔らかい人事の方でしたが、上役の方々は緊張感のある方が多数いらっしゃり、面接態度などもしっかり見られていたともいます。気が抜けて、座る姿勢が悪くなったり、言葉遣いには常に気を付けていたほうがいいと思います。

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第一三共ケミカルファーマの 会社情報

基本データ
会社名 第一三共ケミカルファーマ株式会社
フリガナ ダイイチサンキョウケミカルファーマ
設立日 2007年10月
資本金 5000万円
従業員数 634人
売上高 376億2700万円
決算月 3月
代表者 池谷孝信
本社所在地 〒103-0023 東京都中央区日本橋本町3丁目5番1号
電話番号 03-3243-9270
URL https://www.daiichisankyo-cp.co.jp/
NOKIZAL ID: 1673931

第一三共ケミカルファーマの 選考対策

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