【技術系の航空視点】【20卒】日本航空（JAL）の冬インターン体験記（理系/業務企画職技術系）No.7796（九州大学大学院/男性）（2019/10/17公開）

航空業界を就職先として志望しており、その中で最大手の一つである日本航空のインターンに参加することで、航空業界がどういったものかを知ることができると考えたから。またその中で自分は理系であり、技術系としてこれまで学んできた知識を活かしたいと考えたから。

過去のインターンシップの選考内容から、面接で聞かれそうなことを考え、それに対しての対策は入念に行った。また同業他社、特に全日本空輸との比較を行い、その中でなぜJALかと言うことを詰めることを重要視した。

飛行機の機体のトラブルの原因を突き止める。

前半にやったこと

基本的には講義形式で、どのような業務を行なっているかの説明がメイン。その中で、様々な場所を見学させてもらった。その都度その都度社員さんとの座談会があり、業務や会社についての話を聞けると同時に、気軽にどんな質問でもできた。

後半にやったこと

インターンシップ生数名ずつに分かれて各部署にて業務体験を行なった。自分が行なったのは飛行機内の客室の改修案。各部署終了後に全体でフィードバックがあり、各々自分たちの業務内容をシェアしあった。

なし

機体の内装を考える際には、安全性と快適性の両立が必要であり、それは実際に経験することで実現できるということ。社員の方が自社の飛行機を利用する際にも技術者目線で、アンテナを張って乗っている人も多いと聞いた。利用者側の目線に立つことが大事ということを改めて感じた。

業務体験の際に、英語で資料を読み取って英語で航空機メーカーの駐在員と会話する機会があったが、英語のスキル不足のため非常に苦労した。まず何を言っているか理解できないことが多い。たとえなんとか聞き取れたとしても、スピーキングの力がなさすぎて、自分の考えを伝えることができなかった。

実際航空会社の総合職ってどんな仕事をしているの？って感じる人が多いと思う。そう言った人はこのインターンに参加することで、自分が働く際にどう言った業務を任されるのかということが具体的にイメージできるようになると思う。また、社員の人と関わることが多いので、HPではわからない会社の雰囲気やどんな人が働いているのかということがわかると思う。

英語力をもっと鍛えておけばインターンの業務体験ももっと高いレベルでの議論や、質問ができたのではないかという後悔が残った。

航空会社という特性上、社内で競い合うというよりは、会社が一つのチームとして、会社の目標達成のために協力して仕事をするという点に魅力を感じた。また、有休消化率や勤務時間の観点からも、ワークライフバランスを重視している自分の働き方にあっていると感じた。

このインターンシップは学生を評価するというよりは、会社のことを知ってもらおうというのがメインだったのでほとんどが講義であり、各学生がどれほど優秀かということを判断するものがあまりなかったから。ただ、なんとしてでも航空会社で働きたいという覚悟を持っている学生が多く、熱意がないと内定をもらうのは難しいと感じた。

インターンを通してJALは「人」を大切にしていると感じたから。それは利用するお客様に対してだけではなく、働く社員に対しても同様だと感じた。「会社として目指しているもの、そのために重要視していること」に魅力を感じ、この会社で働きたいと思うようになった。

インターンシップ参加者は、４月の段階でフォローアップ面談に呼ばれ、早期選考へと進める。全内定者の約７割がインターンシップ参加者から選ばれていることからも、インターンシップへの参加は内定へと大きく近づくと考えられる。

就職活動を考え始めた当初からスケールの大きい仕事、世界に対して影響力の大きい仕事をしたいと考えていたので、プラントやゼネコン、宇宙開発や航空業界を志望していた。特に、宇宙航空業界には憧れていたので志望度は高く、三菱重工をはじめとする重工メーカーやJAXAといった会社の見学会、インターンシップには積極的に参加していた。

自分の中で大きな転機となったインターンとなった。これまではメーカーが中心であり、初めてユーザー側のエンジニアとしての立場の企業へ参加したが、「飛行機を安全に飛ばす」といったように、チームで協力して何かを成し遂げるということに魅力を感じている自分にはこちらの方が向いていると感じ、その後はユーザーエンジニアリング系の企業を中心に見るようになった。