【リテールと法人、業界の違い】【22卒】三井住友海上火災保険の夏インターン体験記（文系/総合職）No.13886（慶應義塾大学/男性）（2021/4/22公開）

サマーインターンの期間に一通りの業界は見ておこうと考えていたため、強い関心があったわけではないが申し込んだ。損害保険では業界トップの東京海上日動のインターンに性格検査で落ちてしまったため、二番手のMSADに申し込んだ次第。

東京海上日動の内定者の方に連絡を取り、ES添削をお願いした。また、損害保険業界の展望や勢力図を教えていただくことで、事前に業界理解を深めておいた。

WEBテストの出来は比較的重視されるのではないでしょうか。インターン中に点数を教えてもらえる時間が用意されていました。本格的に選考していることの表れだと思います。

損害保険業界に関する講義、リテール分野の損害保険ワーク、法人営業分野の提案型グループワーク

1日目は損害保険業界に関する講義や簡単なロールプレイングが行われた。2日目～3日目はリテール、4日目以降に法人営業分野というのが大まかな流れだった

損害保険業界での働き方、特にリテールと法人とで求められている仕事の違いについて

リスクマネジメントに関する提案プレゼン

前半にやったこと

繰り返しになってしまいますが、1日目は損害保険業界に関する講義や簡単なロールプレイングが行われました。2日目～3日目はリテール分野に関する講義とワークが行われました。

後半にやったこと

4日目以降は法人営業分野のグループワークが行われました。また、最終日には5日間を通して班のメンターとしてサポートしてくれていた内定者の方々との座談会が実施されていた。

人事部

モバイルバッテリー

人事部社員の方とはFB面談で軽く話す機会があった。15分ほどの時間で、基本的には面接やSPIのFBを聞くことが中心だった。一方班のメンターだった内定者とは頻繁にコミュニケーションをとっていた。最終日には、それまでの行動へのＦＢをまとめた「コメント集」を渡され5日間のＦＢをまとめて実施していただいた。

フルリモートかつ5日間の長丁場だったこともあり、インターン中はかなり疲労がたまった。ただ昼休憩は1時間半ほど用意されているなど、学生の疲労に対しては一定の配慮がなされていたため、その点は評価できると思った。リモートならではの通信障害などもあったが、その都度社員の方が対応してくれていた。

6人1組のチームだったが、全員が積極的にワークに関わってくれたため円滑に議論が進んだ。中には2年生の学生もいたため、非常に刺激になった。

損害保険業界の一員として働く際、どこまで取引相手のサポートをおこなうことができるのかという点について実際のワークを通じて学ぶことができた。良い意味でも悪い意味でも、イメージ通り「保険」という枠組みの中でのサポートに徹する業界だということがよく理解できた。

私は事前に同じ業界の内定者の方から損害保険業界に関する知識を授けてもらっていたため、大まかな仕事内容や業界知識を入れた状態で臨むことができたため、事前講義などは吸収しやすくなったと思います。

「会社のサポートを行なう」といっても、やはり損害保険会社に与えられた仕事は「損害保険を売ること」に留まることが分かり、その仕事内容にワクワクすることができなかったから。どうせ会社に関わるなら、その会社の方針ごと変えてしまうようなコンサルタントや、せめて一つの仕事を動かす代理店業の方が楽しそうだと感じました。

理由は二つあります。一つ目は、そもそも自分が本気で選考を受ける気になれないだろうと感じたからです。二つ目は、インターンに参加した後、ビジネスコンテストという名の上級インターンに申し込んだのですが、そこで人生最初で最後の書類落ちを経験したからです。ESで落とされるような業界、会社にはよほど縁がないんだと思うことができました。

前提として非常に良い会社だとは思いました。社員の方も非常に魅力的に仕事内容を語ってくれますし、メンター役の内定者の方も親身になって相談に乗ってくださいました。しかし、上記のように仕事内容そのものに魅力を感じることができなかったため、志望度が上がることはありませんでした。

この通常インターンシップへの参加後、ビジネスコンテストという名の上級インターンに応募することができます。例年「このビジコンまで参加するとほとんど内定」という話もありますし、インターン参加は有利になると思います。

インターンシップ参加前は特別志望業界は定めておらず、実際自分の目で見て「良い・悪い」を判断しようと考えていました。そうした背景から、あまり関心のなかった金融業界における損害保険会社のインターンシップに参加しようと決断しました。このインターンシップが金融業界初のインターンだったこともあり、比較的ワクワクしながら参加していた記憶があります。

前述した通り、金融業界の中でも保険業界、保険業界の中でも損害保険業界に対する志望度は下がりました。実際に参加してみて「ここは違うな」と感じることができたことで、その後の就職活動で時間をとられる必要もなくなり、5日間の投資は決して時間の無駄ではなかったな、と感じています。また、同じ保険業界として挙げられる生命保険業界も同様の理由で受験しない方向に決意が固まりました。