【笑顔の魔法、広げよう】【19卒】オリエンタルランドの冬インターン体験記（文系/総合職）No.4324（早稲田大学/男性）（2018/12/21公開）

普段ゲストとして訪れる場所で、ゲストの幸福度を高める飲食、アトラクション、お土産、ショーなどの仕掛けを考える仕事はなにか学びたかったから軽い気持ちで応募した。特に考えていたのは、人の笑顔を作りだす仕事にやりがいを感じられると考えていたからかな。

過去に参加した人のESを見て、ES作成に役立てた。また参加への選考がグループディスカッションであったが、テーマが単一でなく複数用意され、また「協調性」がみられているということで、いかに周りを巻き込んで話を進めていくかがポイントかなと感じた。

オリエンタルランドが社会に提供している価値を考え、それを人々に伝える方法を考えよ

1日目にやったこと

会社説明。座談会。残りの時間を使ってワークを進めていた。ワークを進めるにあたり提供されたものは、会社の年表のみで、あとは自分達の知っている知識に基づいて考えていった。

2日目にやったこと

午前中は実際にパークに入り、フィールドワークを行った。ゲストやキャスト(社員)に質問
をするのは厳禁で、自分達で観察するのが主であった。その後は自分達で話合を進めていき、途中で一度人事部の方に途中経過を報告した。

3日目にやったこと

朝にパソコンが配布され、資料作りを行った。午後になり発表へ移り、人事部の方を中心に発表
を行った。最後に１位の発表のみ行い、その後全体にフィードバックを受けた。

人事部の部長

パークで発売されている商品

パーク内だけに留まらず、パーク外の関係者と連携し提案を行ってほしかったといわれた。学生からするとオリエンタルランドはパークのみを運営する会社と思いがちであるが、パーク以外にもホテルや商業施設を運営する事業会社であり、固定観念にとらわれない発想が求められていたのだと感じた。

データが与えられず自分達の考える知識のみでワークを進めなければいけないことが非常に大変であった。また話を進めていくとディズニーが伝えようとする「ハピネス」などの固有の言葉が出てきて、その言葉が更に何を意味するのか詰めて、自分達の言葉で定義するのが大変であった。

１)事業会社としての姿を学ぶ、良い機会だったと思う。普段パークにゲストとして訪れるとどうしてもそこで働く人しか思いつかないが、その人達をまとめて運営する仕事を知る良い機会であった。２)好きと仕事を同じとするかしないかを考える機会であった。一生あの場で働くことを考えた際に自分は違うなと感じた。ファンにはいいかもしれないが、自分はもっと社会の持つ課題を現場に入り解決していきたいと感じたので志望度が非常に下がった。

抽象度の高いテーマで、ワークを進めるプロセスが重要であるので、参加前に考えるフレームワークを知っておくとよい。また敢えてオリエンタルランドが既に行っていることが学ばない方が良いかもしれない。知るとその知識に捕らわれてしまう可能性があるからだ。

会議室で３日間ワークを行っていただけであるが、本社でパーク新しいイベントを行う際に、自分達が行ったような会議を行うんだとの実感を得た。しかしパークを運営するオペレーションについては現場を見ていないので、人間関係で困るようなことがあるらしいがそれは聞いただけである。

インターンの中で何か他の人の勝る強みを持っていた学生が評価されるのかなと感じた。例えば優秀な学生をまとめ切れる「リーダーシップ」や、どんどんアイデアを生みだせる発想力を持った「アイデアマン」などである。彼らはインターンに参加し、本選考を終えて実際に内定を得ていた。

志望度が下がった理由は２点ある。１点目は一生をあの場所で過ごすことに違和感を感じたからだ。グループの人の中ではパークが大好きで寝ても覚めてもパークのような人もいたが、自分はそこまで思いいれを持てず、彼らと共に働く像が浮かばなかった。２点目は、自分の軸との不一致である。人々の生活を向上させたいと感じていたが、それは＋を生み出し、笑顔をつくるのではなく、－(困りごとや課題)を解決することであり、オリエンタルランドが目指す
事とは違うと感じたから。

インターンのグループの人の中で優秀と判断された人は、１次選考のグループディスカッションに早期に呼ばれたと聞き、また彼らは通常の選考よりも早く内定を得ていたようだった。

人の笑顔を作る仕事として、飲料メーカーの中でビール会社などを考えていた。また他の
メーカーを考えていたが、あまりみることが出来ていなかったのでメーカーを中心に、パーク内で飲食、商品、アトラクション、ショーなどモノやコトを生み出す企業としてオリエンタルランドを見ていた。しかしそこまで軸を作っていたわけではなく、深くは考えいなかった。

オリエンタルランドはレジャー業界に属するが、企業数が少なく、またレジャー業界で必要とされる「ホスピタリティ」にようなものは自分とあまり相容れるモノでないと感じたので、レジャー業界への志望度は下がったといえる。正直インターンに行ったからこそ自分とのミスマッチがあることに気づきある意味参加して良かったと思う。