【17卒】ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッドの冬インターン体験記（コンサルタント）No.329（2017/12/14公開）

まずは、世界で働けるというのが非常に魅力的だった。また、エントリーシートが非常にみじかいのも魅力的だった。日本でのプレゼンスはマッキンゼーやBCGに比べたら弱いが、それはあまり気にならなかった。

筆記試験に対してはGMATの問題集の一部を解いて臨んだ。フェルミ推定やケース問題が出ることは確実なので、参考書などを使い練習を行った。また、何気ない日々の生活でロジカルに構造化することを考えていた。

筆記試験 → 1次面接 → 最終面接

京都のホテル会場で受験。gmatのProblem Solving, Data Sufficiency, Critical Reasoningとベン図の問題が出題された。ただし、日本語での出題。

gmatの本を買って、上記の該当箇所を1回解いた。

計算したあとに、なぜこの数値なのか？この主張の根拠は？などと深く追求された。それに答えても、それは本当にそうなんですかね？私は〜と思いますが…というように面接というよりは議論のような感じであった。その追求を通した議論が合否を分けるのではないかと考えられる。事実、面接の最後に非常に良い議論ができましたねと言われた。

なぜ戦略コンサルタントか？

私の将来の夢は、経営者として成功することです。そのためには、問題解決力、コミュニケーション能力、そして人脈という三つのスキルが必要不可欠であると考えています。戦略コンサルタントとして働くことでこの三つのスキルを磨いていくことができるのではないかと考えたからです。

あなたの大学の缶コーヒーの売り上げを推定してください。

ペンと紙が与えられていったので、そこに黙々と計算式を立てていった。特に、計算途中に何か指摘されたりとかはなかったが、計算した後にその式に対する鋭い質問が飛んできて、それに答える作業がメインであった。

質問を行ってからすぐに面接官は退室し、15分ほどして戻ってきた。まだ、終わってないことを告げると、それでも結構です。と言われ、回答を促された。その後の、議論では面接官の質問は当たり前だが非常鋭く、回答がこじつけのようなものになってしまった。最後には、面接官からもっと論理的に考える癖をつけといたらいいよなどとアドバイスをいただいた。

スマホが普及した理由を教えてください。

まずは、スマホとガラケーの違いを説明し、そこからスマホの優れている点を説明した。具体的には、直感的な操作、ゲームなどのアプリの充実、そして、インターネットとの完全接続というように説明した。

スマホ事業の利益最大化

スマホの収入を構造化して、不採算部門の撤退とシニア向けの事業への最適化を提言した。その後、それによりどれほどの効果があるかを推定させられた。その後一次面接と同様にそれに関してのディスカッションを行った。

海外へのトランスファー制度について尋ねた。ちょうど、どの面接官が帰国直後だったらしく非常に話が盛り上がった。

5年間である会社の利益を最大化するためのプラン提言せよ

1日目にやったこと

午前中は、インターンシップの学生と顔合わせや講義を行った。ランチはメンターの方との顔合わせだった。1チーム五人でメンターが二人。午後は、チームでの課題であるケースに取り組んだ。

2日目にやったこと

午前中は、初日と同様に講義があった。非常に眠かったことを覚えている。ランチは、高級弁当だった。午後も各チームごとにケースに取り組んだ。途中、個別に英語の会話テストやメンターとの面談があった。面談は、雑談から、会社のことまで非常にフランクな感じだった。

3日目にやったこと

15時間までは、各チームごとにケースに取り組み、その後発表を行った。発表はパートナーを筆頭にメンターなど十人ほどか見ていた。その後は、メンターや社員の方とご飯を食べに行った。

パートナーやコンサルタントまで様々

なし

社員がみんなでインターン生を歓迎しているような雰囲気だった。また、「残された期間で結果を出すのがコンサルタントだ。たとえ、時間が短かったとしても、最大限の効果を出すためにまずは結果ありきで考えてもいいんじゃないか」とおっしゃっていたのが印象的だった。非常に、結果にこだわる姿勢を感じた。

最終日の発表まで時間がなく、結局ホテルやカフェで遅くまで話し合ったりした。そのような環境に慣れておらず辛かった。帰っても、個人でやることを決めて自宅でも取り組んでいた。みんな、最終日は非常に眠そうだった。