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私は、脱プラスチックを選択した。プラスチックは石油にエネルギーをかけて加工することで生成される。有限な資源である石油を人間が掘り起こし、それをプラスチックに加工したうえで社会生活における様々な製品・商品に利用している。しかし、時間の経過に伴う劣化や、使用目的が達成された後は、ゴミとして廃棄されてしまうことが多い。廃棄されたプラスチックのなかでも、その一部は海などの自然に流出し、陸上・海洋の両生物や環境そのものに多くの弊害をもたらす。こうした様々な弊害を防止する対策として、脱プラスチックに向けた企業レベル・国家レベルでの取り組みが近年活発化している。企業の一例として、無印良品を展開する株式会社良品計画が挙げられる。株式会社良品計画は、1980年の創業よりESG経営のフロントランナーとして、「素材の選択」・「工程の点検」・「包装の簡略化」の３つの観点から、社会・環境に配慮したモノづくりに力を入れてきた。そんな同社が、2021年4月より同社が販売する飲料ボトルを全てアルミ缶に切り替えると発表した。これまで5品目で切替が進んでいたが、ついに全17品目がアルミ素材に交換されることとなる。アルミ素材を選択した理由として、同社は①ラベルやキャップを分別する必要がなくなり、リサイクルしやすくなる　②アルミのリサイクル率が高く、特に水平リサイクルされる割合が高い　③遮光性が高く、空気も光もほとんど通さないため、賞味期限を長持ちさせやすい、という３つの理由を挙げている。このような企業が脱プラスチックを促進し、代替素材の利用・水平リサイクルを推し進めることは、我々が健康的な食生活を送るうえで好影響をもたらすと考えられる。なぜなら、廃棄されるプラスチック量が減少することで、海洋を漂うマイクロプラスチックの量が減少するためだ。マイクロプラスチックとは、環境中に存在する目に見えない微小なプラスチック粒子のことであり、海洋ゴミとして浮遊しているプラスチック等が少しずつ分解されることで生成される。これらを海洋生物が食物と誤認して経口摂取することで、それらを食べた海洋生物を我々が食事で摂取することにより、我々の体内にもマイクロプラスチックが流入・蓄積してしまうリスクが懸念されていた。脱プラスチックへの取り組みが企業レベルで進展することで、海洋生物のみならず我々人間の身体を守ることにつながるのだ。 続きを読む

1.ディエムはフェイスブック社、そして全ての国の政府が、世界経済に大きな社会的インパクトを与え得ると考える。フェイスブック社は、ディエム(旧リブラ)という仮想通貨を発行する計画がある。これは、ステーブルコインと呼ばれ、所謂ビットコインとは性質が違う。ビットコインと呼ばれるような仮想通過達は、常に価値が変動している。一方、ディエムは通貨に価値が裏付けして連携されるため、普通の通貨のように安定した価値を持つ。ディエムを広めるためにディエム協会というものがあり、そこにはフェイスブック社を始めとした世界規模の企業が集まっている。ディエムにより、各国の通貨の意味は薄れていくかもしれない。また、各国にある中央銀行の金利政策がディエムには通用しない。ディエム自体はディエム協会が管理することとなっているため、様々な懸念点も生じるかもしれないと考えている。ディエム協会に属する企業が営利企業である以上、賄賂等による通貨に悪影響を及ぼすようなことが起こるかもしれないのだ。2.ディエムの影響により、人類全体が大きな影響を受けると考えている。例えば、国を越えた送金は今までよりも楽になるだろう。今までは、海外に送金するためには、銀行口座を通じて高い手数料を払った上で、海外送金をしなければならなかった。最近、発展途上国でもスマートフォンを持つ人が増えている一方で、銀行口座は未だに持ってない人がいると聞く。つまり、今現在発展途上国に向けた送金は難しいのだ。しかし、ディエムがあれば安い送金手数料でしかもすぐに国を越えた送金ができるのだ。これは大きいメリットだろう。よって、私たちの生活はもしかしたらよりグローバルになるかもしれない。一方で、デメリットももちろん存在する。金利政策による、通貨のコントロールが出来ないことにより、世界で何かが起こると世界中に影響する。例えばアメリカでもし大きな出来事があったとする。普段なら、アメリカが金利政策でどうにかするのだが、ディエムになった場合どうすることもできないかもしれない。更に、アメリカだけでなく他の国にも甚大な影響を与える。無論、日本もである。いずれにせよ、もしフェイスブックがディエムという仮想通貨を流通させることができたら世界は大きく変わるだろう。 続きを読む