【挑戦と革新の味わい】【21卒】ロッテホールディングスの研究職の本選考体験記 No.8406（横浜国立大学/女性）（2020/6/3公開）

希望する仕事を選んだ理由についてお答えください。/あなたの生き方で大切にしていることは何ですか。/学生時代に最も力を入れて成果を上げたことは何ですか。/ロッテで新しい商品を１つだけ開発するとしたら、どのような商品ですか。 商品の概要（商品の特徴・ターゲットなど）をできるだけ詳しく記述してください。/あなたが今一番興味・関心のあることを1つあげ、その理由を記述してください。/研究課題または興味のある科目(ゼミおよび卒業論文テーマを含む)について記述してください。

就活会議や他のESサイトのエントリーシートを確認して組み立てた。先輩や友人に見てもらってブラッシュアップした。

参考書を一通りやった。できないところは何回もやった。

言語、非言語、性格診断

ガクチカに興味をもってもらったこと、研究をうまく説明できたことが良かったと思う。あとは、笑顔で明るくしていることも大切。

かなり和やかだった。一方的な面接ではなく、私の話に興味を持って深く理解しようと努めてくれているのが分かった。

学生時代頑張ったことは何ですか。

私のサークルは、年に1度ホールで約300人のお客様からお金を頂いて運営するライブを開催しています。私は自分の音楽経験を活かして新しいライブを創りたいという思いから3年生で新しい班を立ち上げました。前例がないため、サークルにとって大きな挑戦でした。まず、私は革新的なステージを作るためには広い視野が大切だと考え、ミュージカルや洋楽など多様な音楽ジャンルに精通している人を8人集めました。4ステージを4か月で完成させるために班を3チームに分けてそれぞれのリーダーと密に連絡を取り、私が統括しました。私はリーダーとして、常に相談をし易いように、積極的にコミュニケーションを取るようにして、班員と信頼関係築きました。会議では面白いアイデアが次々浮かび、曲に物語性をもたせたステージや、演奏中に抽選会を実施して食事券が当たるステージを創ることに決めました。メンバーを募集して選考し、ステージの指導も行いました。指導は私の班員だけでは限界があったため、サークル内でも歌が上手な人や作譜者に依頼して指導を行ってもらいました。本番は大成功で、例年お越しいただいているお客様からも高評価を頂きました。

私が近所のおじいちゃんだと思ってあなたの研究を説明してください。

発がん性の試験法をAIによって良くする研究をしています。発がん性の試験は動物を使う方法がありますが、動物愛護の観点や、高コスト、試験が長期間にわたるという問題があります。これを解決する方法として、細胞を使う方法があります。この方法は、お皿のようなシャーレの上で細胞を育て、そこに化学物質を入れます。細胞ががん化すると集まってシャーレに大きな丸い点がたくさんできます。その数を数えて発がん性があるかどうかを判定しています。しかし、判定は実験者が顕微鏡をのぞいて、細胞の集まり1つ1つを確認して数えているため、時間がかかったり実験者の負担になってしまうという問題があります。この問題を解決するために、判定をAIでできないかという研究をしています。

提案した商品は自分の飲食店アルバイトの経験を活かしたもので、お客様の声を根拠にできたところが良かったと思う。

面接官の年次は上がるが、1次面接と同じく和やか。「ESでは伝えきれない思いを伝えてください」と初めに言われたため、ESのテンプレ通りの回答は避けた。

ESで提案した製品について説明してください。

「ヘルシーで健康に良いジェラート」を提案します。ジェラートはアイスより乳脂肪分の含有率が低く、ヘルシーであることに着目しました。この商品の特徴は「乳酸菌ショコラ」の乳酸菌ように体に良い成分を含んでいて体に良いことと、舌触りのよさです。ターゲットは飲酒・喫煙などの影響で健康に気を使い始めた30代です。味はジェラートで定番のピスタチオ、ティラミス、マンゴー、フランボワーズです。夏はチョコミント、冬は「雪見だいふく」の牛皮を混ぜたフレーバーなど季節限定のフレーバーも出します。パッケージはシンプルですが、ヘルシーであることが一目で分かります。「ヘルシー」「健康」を前面に打ち出した広告で、「今までになかったヘルシージェラート」をアピールします。販売場所はコンビニやスーパーです。日々の買い物の中でお客様に気軽に手に取って頂き、お客様に「気軽に、ヘルシーに氷菓を楽しめる」という価値を提供します。

ESの生き方で大切にしていることについて詳しく教えてください。

私が大切にしていることは、一つのことに粘り強く取り組み、常に挑戦し続けることです。例えば、アイスクリームカフェは5年間続けているアルバイトです。まずは接客のスキルを学び、ジェラートを美しく盛ることを目指しました。指導者の経験しながら4年間続けた後、更なる成長を目指してコーヒーやクレープも取り扱っている他店舗への異動を自ら志願しました。そして現在は美しいラテアートを作り、お客様に喜んで頂くことを目標にしています。私は一つのことに粘り強く取り組んだからこそ見えるものがあると考えています。アルバイトでも接客から掃除までいろいろな学びがありましたし、長年のファンのお客様とも昔はこういう味があったよね、という会話が出来たりします。1つのものを極めたからこそ得られるものは大きいと思い、大切にしています。

入社したいという熱意は伝えられたと思うが、すべての質問に対して論理的に答えることができなかったと思う。

最終面接ということもあり、緊張感があった。ただ圧迫ではなく、話を普通に聞いてくれた。面接中には笑いも起こった。

あなたの研究が他の研究やロッテの研究に活かされるとしたらどこですか。

私は研究にAI技術を用いています。具体的には画像解析のステップでAIを用いています。所属研究室は1人1人が別テーマで研究をしていますが、多くの人は細胞を用いた研究をしています。再生医療を実用化するにあたって必要となるのは細胞の品質管理です。この品質管理のステップにAIの画像解析技術が使えるのではないかと考えています。御社の研究で一番適用しやすいのは、同じように異物混入を見つけ出すなど品質管理のステップだと思います。他には、お客様の買う製品、場所、その時の温度などのデータがあれば、消費者ニーズをAIによって探るといったマーケティングや、売れる商品の陳列方法を探るといった営業にも役立つと思います。

「あったらいいな」と思うお菓子はどんなお菓子ですか。

「極めてローカロリーかつおいしいお菓子」です。最近はカロリーを抑えたお菓子も数多く発売されていますが、まだイメージとしては普通のお菓子より味が劣ると思います。なので低カロリーかつ、普通のお菓子と同じ味またはそれ以上のおいしさがあるお菓子があればいいなと思います。あとは趣味でジェラート屋巡りをしますが、やはりお店の味とスーパーで売られているアイスやジェラートは舌ざわりや味にまだまだ差があると思います。この差を埋めることができていて、スーパーなどで気軽に買えるジェラートがあれな良いなと思います。他国では更にアイスやジェラートに腸内細菌に良いものを入れて売っているものもあります。次のステップとして健康になれるアイスもあったらいいなと思います。