【航空業界の未来へ】【20卒】全日本空輸（ANA）の冬インターン体験記（理系/グローバルスタッフ職）No.6668（神戸大学大学院/女性）（2019/6/26公開）

航空業界に興味があったから。入社するとしたら経営が比較的安定したANAしか考えていなかった。また、夏に抽選の半日イベントがあったが、そこではざっくりとした航空業界のビジネスしか知ることができなかったので、より広い範囲のことを知りたいと思い、応募した。

人気他社のインターンに沢山応募して通過するESの書き方を学んだ。また、（自分のミーハーではあったが）上っ面の業界理解のESにならないように採用HPで企業の様々な取り組みを確認した。

航空業界にイノベーションを起こそう。航空業界の現場を理解しよう。（内容からするにこんな感じ）

1日目にやったこと

航空業界の現状、会社概要、イノベーションワーク、座談会、懇親会。イノベーションワークではANAのイノベーション例を見た後に航空業界の課題を解決できるような施策を考えた。

全社員

オリジナルタンブラー

「現場の人は〇〇という負担があるからそのアイデアはちょっと厳しいね」というフィードバックが印象的だった。参加していた社員の多くは空港の現場を経験していた社員で、現場のことをよく考えている人たちなんだと思った。

ワークの時間が短くて大変だったことと、航空オタクの人に知識面で勝てなかったこと（但し、知識があることを社員の人が高く評価していた感じはしなかった）。ワークのフィードバックでは実際の顧客ニーズや（一般人が普通知らないような）現場の状態を考慮した厳しいものだった。

乗客の安全と現場社員あってこそのサービスという考え方が身についた。初めは機内のサービスやビジネス系の仕事をしたいと思っていたが、航空業界では何よりも安全が大切であることが意識として根付いていると感じた。（しかし、現場社員の負担はまだ十分に減らせていないように感じた）。航空業界のキラキラした部分だけではなく、リアルな部分もしっかりと伝えてくれたインターンだった。

航空業界の「現場の」課題をもっと考えておけばいいと思う。自分はこれができていなかったので現場の大切さを学んだだけで終わったが、あらかじめ知っておけば社員の方々と濃い議論ができたのではないかと思う。

よくある魅力的な所だけ伝えるインターンとは違い、辛い現実も見せてくれる内容だったから。グローバルスタッフ職でも３～１０年は夜勤込みのシフト制の空港現場などで働くことを教えてもらった。会社としては、この辺を覚悟して入社する人でないと乗客の安全を護れないという考えなのだと思う。

そもそも受けようと思わなかった。自分には人間の安全をまもる覚悟がないと思ったからだ。また、安全第一で新規ビジネスは身軽にできないと感じたのも理由の一つ。しかし、様々なインターンに参加したが、社員の方々の人の好さや熱量はトップレベルで会社としてはすごく魅力的だと思った。

下積みの長さと新規ビジネスがなかなかできないと知り、自分のやりたいことはなかなかできないと思ったから。しかし、様々なインターンに参加したが、社員の方々の人の好さや熱量はトップレベルで会社としてはすごく魅力的だと思った。インターンに参加して、企業の魅力はあがった。

選考において、早期選考やフローの短縮といったことは聞いたことが無いのでそういう意味では有利にならないと思うが、キラキラしたサービスだけに注目した面接と、現場の大変さや乗客の安全を理解した上での面接であれば圧倒的に後者が評価されると思う。これはインターンにインターンに参加しないとなかなか気づけないと思う。

航空業界
・食品メーカー（カゴメ、味の素、サントリー、森永乳業、江崎グリコなど）
・日用品メーカー（花王、ライオン、ユニ・チャーム）
・化粧品メーカー（資生堂、日本ロレアル）
・IT（楽天、NTTデータ）
などを見ていた。いわゆるミーハーであった。これらすべての業界のインターンに参加した。

上記の業界のインターン全てに参加し、意識的にキラキラしていない部分をみて、それを覚悟のうえで入社できそうか見極めていた。その結果、今回の航空業界は除外し、金融などを新たに見るようになった。これにより、少しづつミーハーな感じがなくなり、自分が本当にしたい事や覚悟のうえで取り組めることが見えてくるようになった。