【日用品メーカーの舞台裏】【20卒】ユニ・チャームの冬インターン体験記（理系/ビジネスコース（営業＋マーケティング））No.6897（神戸大学大学院/女性）（2019/7/23公開）

日用品メーカーの一つとしてユニ・チャームに興味があり、ユニ・チャームはインターン経由の早期選考でないとほぼ内定が出ないと聞いていたから。また、他の日用品メーカー（花王など）は文系職のインターンを殆ど募集していなかったから。

恐らく人事側も本選考を意識した選考をしているとおもったので志望動機などを書くために企業研究を本選考のつもりでやった。

営業・マーケティングワーク

1日目にやったこと

営業ついての講義とワーク。講義ではユニ・チャームが手掛ける全ての事業領域について学んだ。ワークではドラッグストアへの売り場提案をテーマにグループワークと発表を行った。懇親会もあった。

2日目にやったこと

マーケティング（の中でも商品企画）の講義とワーク。講義ではSWOT分析や４Pについて学んだ。ワークではデータを基に新商品のアイデアをグループ出し、発表した。座談会もあった。

人事

特になし

正直、特になかった。ワークが道筋や答えが見えているものばかりだったので、フィードバックもありきたりなものばかりだった。色んなインターンに参加してきた人からすると少し物足りないかもしれない。

ワークは営業もマーケティングもある程度答えが見えていたので議論を進めるのがある意味やりにくかった。また、時期的に初心者と慣れている人の差がありすぎて全体を上手く纏めるのに苦労した。早期選考に繋がるのである程度社員に見られていると思ったが、学生数に対して社員数が少なく、発表の質疑応答の主導権を握れなかったらアピールチャンスが殆どないと思った。

ユニ・チャームのマーケティングにおいてはあまり「発想力」は必要とされていないと感じた。商品企画においては機能性やデザインのチェンジがほとんどで、P&Gに見られるような消費者インサイトを用いたマーケティングは行われていないようだった。（社員談）

他のメーカーでのマーケティングはどのようなものかを知っておくと、良い比較ができるのではないかと思う。マーケティングに興味があっても、競合他社や異なる業界のマーケティングを幅広く知っておくことで、自分がどういうマーケティングをしたいのか分かると思う。

ワーク内容がありきたりな答えが見えるものだったから。難しい状況になったときに自分が営業やマーケティングでどう動くかがイメージできなかった。一方、座談会では（最初はほぼ全員が営業配属であるが）女性は希望すれば２－３年目でマーケティングなどの希望部署に行きやすいときいたので、キャリアの積み方はイメージできた。

正直、ユニ・チャームの仕事最優先の社風が合わず、面接で覚悟がないのがばれると思ったから。ユニ・チャームでは早期選考でマネージャーと社長の面接（２回）をするのが主なルートであるが、幼少期からの話を聞かれるらしく、自分は合わないと見抜かれると思った。

仕事最優先・飲み会が多い体育会系の社風が合わないと思ったから。お酒が出る懇親会が１日目にある（告知されていなかった）ので、そこで社風を感じることができると思う。また、インサイトを用いたマーケティングがしたかったが、ユニ・チャームではそのようなマーケティング手法を用いていないことが分かったから。

インターン参加者の一部は特別説明会という早期選考に呼ばれます。そこから面接２回を通して内定を取るのが一番多いルートです。一般応募ではESの結果がなかなかでないと評判で、辞退の分だけ通過されると思われます。

食品メーカーや化粧品メーカー、日用品メーカーを志望していました。特にマーケティングに興味があり、各社のマーケティング手法に注目して企業を選んでいました。中でもP&Gやロレアルに見られる消費者のインサイトを掴んだマーケティングに興味があった。このようなマーケティング手法をとっている企業のマーケティングトップはP&G出身者という知見を得た。

同じ業界（＝同じような商材を扱う）でも同じマーケティング手法をとっているとは限らないということが分かったので、企業説明会でどのようなマーケティング手法をとっているのか確かめるようになった。また、同じ消費財メーカーでもユニ・チャームはおむつなどの不識布の特化しているので、洗剤などを扱いたい人には向いていないと思った。