【未来を拓く繊維革命】【23卒】東洋紡の冬インターン体験記（理系/プラントエンジニア職コース）No.30008（非公開/男性）（2022/8/17公開）

今後も素材として多様な分野に影響を与え続けることができる繊維業界に興味があった。その中でも、東洋紡は繊維を中心に化成・バイオ・医薬などの時代に沿った高機能製品を世の中に提供している。2dayと短い期間で仕事体験ができることから応募した。

事前にWebや先輩から情報収集を行い、ESおよびWebテスト、そして面接対策を行った。このインターンでは最終選考への足掛けとなるため、面接を重要視するようにした。

面接選考が本選考での１次面接のような扱いとなるため、早いかつ場離れしていない条件下での対応力を求められているように感じた。

課題解決型グループワーク

1日目に企業とワークの内容説明、2日目にワークと発表及び座談会を行った。

HoloLens2をCADを社員が活用し、実際の生産現場におけるレイアウトを考案した。実際に最新技術を取り扱っている事例を取り上げ、入社後に働いているイメージを持たせてくれた。

MR（Mixed Reality）を活用したレイアウト設計体験

1日目にやったこと

企業説明および、２日目に行うグループワークでのメンバーとの交流を行った。また、２日目に行う課題解決の議題を与えられ、残り時間でメンバーと解決法を模索するようにした。

2日目にやったこと

実際の工場現場における改善点をヴァーチャル世界で提案する。1チームあたり2人社員が付くため、学生は提案を行い、社員はそれを形にしていた。そのため、特別なスキルや資格は求められない。

部門役員・社員、人事

自社商品

課題中は社員と作業を進めるため、学生メンバーだけでなく社会人と共にコミュニケーションを取る機会が多々あった。また最後の座談会では温厚な社風ということもあり、仕事面におけるポジティブな部分はもちろんネガティブな部分まで話してくださった。

案を模索していく中で、初対面の方と意見交換をする難しさを感じた。否定から入るのではなく、「ここは良いところだね」と士気を下げないような言葉を始めにつけるようにすることで、否定されないような場面づくりを心掛けた。人事の方もそこに着目してくださり、他の場面でも適用できると感じた。

１チーム4~5名で進めるため、1~2名はあまり発言せずに委縮しているように感じた。2Dayインターンとはいえ、かなりワークの中で個性が見えるように感じた。

AIやMRなどの最新技術が工場現場でどのように活用されているかを体験することが目的であり、普段研究室などで検討しているケースとは異なる規模間に触れることができた。また、インターン参加後に本選考の最終面接案内が来るため、社風を知ったうえで早期選考に乗れるのは有意義であると感じた。

実際のワークは頭を使うよりもいかに意見交換をできるかが重要であったため、時間配分や雰囲気作りに関するノウハウを身に着けるべきであると感じた。

１日目の会社説明の中で働いている社員さんの一日の工程を拝見させていただいたり、２日目での社員さんを巻き込んだ形でのワークを通して、２日間ではあるが入社して一緒に働いているように錯覚する場面が多々あった。また、入社後に必要なスキルや社風も学ぶことができたため、強く働くイメージができた。

インターンの参加学生を見る限り、会社への熱意が高い学生も見受けられた。その後も本選考における最終選考の案内がすべての参加学生にきている様子であったため、今回のインターンの倍率はやや高めであるが、その分本選考の倍率は低くなっていると推測できる。

志望度が上がった理由は、東洋紡の社風である。多様な就活サイトにおいても温厚・真面目な方が多いという印象の口コミがあったが、実際にインターンに参加することでそれを感じた。またその反面会社全体で新規事業立案や、今回のワークのように最新技術を取り組む事例があるなど、今後の成長性も期待できる。

本選考は前述したように、ESおよび一次面接がパスされるため、それだけでも十分に有利となる。また、実際にワークで実感したことを面接で話すことで、最終選考も容易に通過することができるため。

「ものづくり・生産設備事業」を通してお客様や社会を支える仕事に就きたいと考えていた。そのため、その企業や顧客のニーズに合わせた製品を提供し、社会を根底から支え続けるメーカーに魅力を感じていた。その中でも大学院で専攻している化学業界であれば、自身の強みを活かせると考え、東洋紡を始めとした繊維や医薬品、化学メーカーなどを志望していた。

東洋紡はその時代の変革に伴うニーズに柔軟に対応し、現在では繊維からライフサイエンスまで幅広い事業を手掛けている。これには高い技術力はもちろんのこと、顧客満足に向けた貴社の顧客密着型による一貫生産体制によるものが大きいと実感した。インターンを通して、現場だけでなく顧客先とのコミュニケーションを重視されていることを知った。私も顧客先との信頼関係を構築し、社会貢献性の高いフィルムやバイオといった主力製品をプラントエンジニアリング職として支えたいと感じた。今後もこの職種でメーカーに携わりたいと考えている。