21卒 本選考ES
技術職
21卒 | 関西大学大学院 | 男性
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Q.
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容
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A.
「糖を用いた薬物徐放性ゲルの調製」を行っています。目的は麻酔効果を持続させ、治療コストや患者の身体的負担を軽減するための新たなドラッグデリバリーシステム材料の開発です。糖として用いるキチンは、生体適合性、生体吸収性等の有効な特性を有する天然の糖です。しかし、殆どの溶媒に不溶であるため、利用に制限があります。そこで、私は有機合成を用いてキチンに水溶性を付与しました。その後、ゲル化させることにより、徐放性を示す麻酔薬担持ゲルの調製に成功し、合成条件を変えることにより徐放時間の変更方法を確立しました。 続きを読む
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Q.
自己PR
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A.
私は、普段の会話から問題を察し、改善に向けた行動をすることができます。学生実験のアシスタントをしていた時、担当する学生全員との会話や実験器具の組み立て方を見て、教科書に書いてあることを作業のように行い、本質を理解せずに実験を行っていると感じました。そこで、一方的な「指導」だけではなく、会話を通じて、「相互の理解」ができるような方法を取り、理解しているところと、していないところをはっきりさせ、何を教える必要があるかを明確にしました。具体的には、「学生の反応を確認しながら、実演すること」と「実験操作や化学反応が進む理由を常に確認すること」を徹底しました。その結果、教授の試問に対する正答率が高くなり、説明したことよりも深い内容を質問してくれるようになりました。この経験を活かし、研究室生活でも、「相互の理解」ができるように接することで、信頼関係の構築につながり、研究室総括に抜擢されました。 続きを読む
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Q.
学生時代に最も打ち込んだこと
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A.
販売中止となった試薬の合成に挑戦したことです。問題は、反応物が溶液状態にならず、均一に反応が進まないことでした。最初は複数の論文を参考にし、分子に浸透しやすい溶媒の種類に着目しましたが、失敗に終わりました。後日、国際学会でその論文の著者に失敗の原因を確認させて頂き、実験を繰り返しましたが、収率が数%と低い結果に終わりました。そこで、専攻分野が異なる先生方や販売元の企業の方に自らコンタクトをとり、議論をさせて頂く機会を設けてもらいました。そこから、溶媒の形を変化させることが重要であると気づき、溶媒である水の凍結、融解を繰り返すことで、水の膨張と収縮を利用し、水を分子間に浸透させるようにしました。その結果、販売中止の試薬と同等の生成物を得ることができました。この経験を活かして、多くの人とコミュニケーションをとり、失敗を恐れず粘り強く考え、行動し続けることで、困難を乗り越えていきます。 続きを読む
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Q.
牛乳石鹸への志望動機をお聞かせください。
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A.
私には「だれもが安心して使えるものをつくりたい」という夢があります。私は皮膚が弱く、よくひび割れやあかぎれを起こしやすいので、低刺激で肌に優しい貴社の赤箱を小さい頃から使用していました。また、貴社の学内説明会や研究所見学から天然成分を含んだ製法ができる釜炊き製法へのこだわりと徹底した安全性や使用感の評価からパウチの耐久性まで調査するといった一切の妥協がない製品への思いがやさしさに繋がっているのだと感じました。このこだわりをやさしさに繋げることができる環境で、技術や製品への思いを吸収し、こだわりをもった社員の方々と切磋琢磨することで、私の夢が叶えられ、より多くの人の生活を支えられる製品がつくることができると思い、志望いたしました。貴社に入社後、私の強みである粘り強さを活かし、貴社独自の厳しい検査を通過できる一切の妥協がない製品をつくることで、生活にやさしさが届けられるような技術者になります。 続きを読む