19卒 本選考ES
総合職
19卒 | 大東文化大学 | 男性
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Q.
海外生活で一番ギャップに感じたことを具体的なエピソードを交えて記述してください。
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A.
個人主義と集団主義の違いを、学校生活において感じることが多かったです。 日本では合唱コンクール、文化祭、運動会などクラス単位の行事が多く、集団を通じて何かを成し遂げる喜びが分かち合えます。しかし、アメリカの高校は大学と同じように単位制であるため、学級そのものが存在せず、学級を単位とした全校レベルの集団行事は存在しません。美術、音楽、運動部等それぞれの部活単位の発表会や試合の場はありますが、そういったチームに全員が所属するわけではないので、日本のように誰もが集団で何かをなし遂げる機会はありません。 授業は選択制で同じ学年とは限らない上に、飛び級もあり年度の途中から転出入も自由にあるので、学年共通の到達目標はなく、日本のように学年や上級生・下級生を強く意識することは少ないです。どちらかというと、それぞれが個人レベルで好きな科目や好きな事に打ち込んでいて、学年末には科目単位、部活単位で表彰されます。個人の意思が尊重され、教師や上級生が何かを強制するという場面はほとんどありません。どの科目もそこそこできることよりも、得意なものを伸ばして突出することの方が尊ばれる傾向にあるように思います。 いっぽうで、全員が同じ目標を共有するという機会は大変少ないように思います。 私が区立中学校にいたとき、全員参加の臨海学校で遠泳指導がありました。全員一緒に3kmの遠泳をおこなうもので、小さい頃からスイミングスクールに通う選手級の生徒もいれば、私のように帰国生で25m泳ぐのがやっとだった生徒もいました。当日には一人の脱落者もなく、全員が3kmを泳ぎ切りました。全員が同じ目標を共有して一斉に取り組むことが、思わぬ力をもたらすという貴重で感動的な体験をしたと思います。このように集団が個の力を押し上げることもあり得るので、人生において皆と協力してなにかを成し遂げる喜びを知る機会は重要だと思います。個人主義と集団主義、どちらが勝っていると一概に言えるものではなく、どちらにもそれぞれの良さがあるということは確かだと思います。 続きを読む
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Q.
留学で身につけたこと、身につけたことを生かして、どんな仕事がしたいかを記述してください。
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A.
大学ではスポーツをビジネスや経営の視点から学んでいます。例えばプロモーション活動をいかに観客動員に直結させるかや、イベント施設の経営について学んでいます。ディスカッションやプレゼンテーション、エレベーターピッチは相当鍛えられました。私は海外営業を志望しています。まずは萩原電気製品の魅力を世界中にアピールし、売上目標の達成に貢献できる一人前の営業マンになりたいです。将来的には、これまで以上に海外企業との提携が必要となると思います。そうした企業とのパートナーシップの構築に関わりたいです。16歳の時から海外で寮生活をしているので、人種や国を問わず、誰とでもすぐに打ち解け、どのような環境にも適応できる自信があります。日米でチームスポーツの経験があり、1つの目標に向かって一丸となって取り組むことにやりがいを感じます。仕事でもグローバルなチームプロジェクトに関わりたいです。 6年間におよぶ留学生活で学んだ事は、何かに挑戦し一所懸命に取り組めば、必ず誰か味方してくれる人がいるという事です。16歳で家を出て、誰ひとり知り合いのいない言葉の通じない国に住み、様々な困難に直面しあきらめそうになった時、教師やアドバイザー、看護婦、牧師、友人、チームメイト、ルームメイト、先輩等々、本当に色々な人々に支えられて、そのときそのときの課題をクリアしながら、22歳の今日までどうにか留学生活を送ってきました。また人に支えてもらえる人間とは、時には同じように困難に直面した人々を支えることのできる人間だという事も学びました。どのような企業に就職しても、その経験を糧とし、同じように周囲の人々と支えあって、課題を克服していけるはずだと確信しています。 続きを読む