【グローバル商い、知識活かす】【21卒】伊藤忠丸紅鉄鋼の冬インターン体験記（理系/総合職）No.8073（早稲田大学大学院/男性）（2020/2/3公開）

学んできた理系の知識を生かしながらグローバルに働きたいと考えており、その軸とマッチしているのではと考えたため。また、やはり商社なので待遇が非常に良いことも応募した動機のひとつ。商社について全く知らなかったので取りあえず知る機会になればと思っていた。

テストセンターで受けるSPIがあった(言語非言語英語)ので少しだけ参考書を見た。特に当日のための下調べはしなかった。

MISIが実際に手掛けた国際プロジェクトをモデルに商いを体験

1日目にやったこと

MISIが実際に手掛けた国際プロジェクトをモデルに商いを体験するグループワークを行った。午前午後で2つのケースを扱い、午後の方は全体に発表があった。その後各班に社員の方からフィードバックがある。

人事、社員

なし

鉄鋼メーカーや運送会社、加工会社を選定する際には、プロジェクトの性質を考慮する必要があることを教わった。そのプロジェクトが各会社にとってどのようなインパクトがあるのか考える必要がある。

一人ひとりに異なるデータシートが配られ、他の人には見せることができないので全員を巻き込んだコミュニケーションが必須となる。口数が少ない人やワークの理解が足りていない人をどうフォローしていくかが鍵となる。時間も少ないので手分けをして効率よく進めることが重要。

商社の交渉は泥臭く人間力の勝負だと考えていた。しかし、値引き交渉は泥臭さだけで無くロジカルにWin Winのビジネスとなるような提案ができるとなお良いことを痛感した。また理系として鉄鋼業界に携わる際に、重宝される場合があると知ることができた。

商社のビジネスモデルや交渉術を理解しているとワークに取っつきやすいと思う。しかし、全く前提知識なしでもなんとかなるので大丈夫。

ワークを通して商社のビジネスモデルはある程度理解できたが、数ある部署はそれぞれ全く業務内容が異なり、自分が実際にどのような仕事をするのかまでは正直イメージ出来なかった。配属が分からない以上、商社での働き方を想像するのは複数日のインターンでも難しいと思う。

インターンの周りの学生のレベルも高かったし、いらしていた社員の方も体育会出身者やロジカルに話す優秀そうな方が多い印象を受けた。圧倒されるほどではないが、もちろんスペックで勝てると確信することはできなかった。理系修士はあまりいなかったのでそこは差別化要素だと感じた。

当初考えていた通り、待遇が良いのは間違いなく、社宅など福利厚生も充実していそうだった。総合商社よりもハードワークで無く社内の風通しも良いと感じた。また扱う商材も鉄鋼に限定されるので、想定外のものを扱わされるリスクが低い、ミスマッチが少ないと感じた。

このインターンは東京大阪会場で計200〜300人程度受け入れていると思うので、伊藤忠丸紅鉄鋼の採用人数を加味するとこれだけで有利になるとは考えにくい。ただ会社概要を知れただけでもプラスだとは思う。

理系のバックグラウンドを生かしつつ、グローバルに働きたいと考え就職活動をしていた。自動車をはじめとした世界的大手メーカーやプラントエンジニアリング業界を中心に見ていた。業種は技術職に絞っていた。ただ、グローバルに働けるを軸にするなら商社もみておいて損はないと思いこの会社のインターンシップに参加した。

今回のワークを通して商社のビジネスの面白さに気付いた。メーカーに入って研究者としてスペシャリストになるよりもゼネラリストとして、サプライチェーン全体を俯瞰できる仕事に魅力を感じた。もちろん配属リスクもあるし、ダイナミックな仕事だけで無く地味な作業も多いとは思うが、今後は商社も視野に入れたいと思った。