【21卒】東京電力ホールディングスの夏インターン体験記（理系/技術系総合職）No.7478（早稲田大学大学院/男性）（2019/10/10公開）

メーカーの技術職とは違い、東京電力のようなインフラ業界での技術職はものをつくるわけではないので、機器の評価や現場の課題解決など設備の運営を円滑に進めるための技術開発がメインであることを再確認した。チャレンジングな業界ではなくミスをしないことが求められる世界だと痛感した。

テーマに取り組むうえで必要な知識はメンターさんから教えてもらえるので特に心配は要らない。ただしエクセルやパワーポイントは最低限使えないと厳しい。

社員の方々が働くオフィスの中で、かなり実務に近い内容の研究テーマを任せて頂いたので、仕事のイメージや会社、社員の方々の雰囲気はかなり鮮明になったと思う。１Dayではなく複数日だったので通うという体験ができたことも実際に働くイメージにつながった。

２０１１年の震災以降採用活動にも少なからず支障が出ており、震災前に比べるとハードルは低くなっていると感じた。自分の専攻分野も十分生かせる環境もあったので専攻が不利に働くことはないと思った。さらにインターンに参加した学生は参加していない学生に比べると採用側も意識しており、多少なりとも有利なスタートが切れるのではないかとおもう。

異常なほどにホワイト(労働時間が短い)と感じたため。インフラ業界はもともとホワイトなイメージがあったが、特に研究所は残業が厳しく管理されており定時に帰る人も多い印象を受けた。またやはり暮らしをささえることに強いやりがいをもっている社員の方が多く、魅力的だと感じた。

確実に内定がもらえるようなものではないが、「インターンに参加してくれる学生は志望度が高く、是非来ていただけたら嬉しい」とのことだったので、参加していない学生に比べると採用側も意識しており、多少なりとも有利なスタートが切れるのではないかとおもう。

発表まであったので何かしらの評価はされていると思う。インターン中に意識的にかはわからないが、社員さんにフランクな感じで志望動機や就活の軸を聞かれることがあった。その返答が影響するかは不明である。インターンに参加した学生限定でリクルーターがつくという話は聞いた。

大学での専攻をいかして技術職には就きたいと考えていたが、業界をきめきることができず、メーカーからインフラまで幅広くみていた。今回はインフラの代表格として東京電力のインターンシップに応募した。後日メーカーのインターンにも参加することで、自分の中でメーカーとインフラどちらに魅力を感じるかを見極めたいと思っていた。

メーカーでの研究開発は研究成果が身を結ぶまでに数年を要することがあるのに対して、東京電力（インフラ業界）の研究は発電所や送電設備の現場の課題解決という面が大きく、研究を活かした結果がでるのが早いものが多いという印象をうけた。その分納期があり大変なこともあるが、仕事をしていくうえでやりがいにつながるのではないかと感じた。