18卒 本選考ES
技術職
18卒 | 東京大学大学院 | 男性
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Q.
志望動機
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A.
昨今では、大手メーカーが、貴社のような高い技術力を持つエンジニアリング企業に、一部業務を委託することが増えています。その中でも、60年を超える歴史を持つ貴社は、三菱重工業と川崎重工業、トヨタとホンダといったライバル企業同士をともに顧客にするほど、各業界での信頼度が高い点が魅力的です。 また、設計だけでなく、岩見さんや仲島さんのように、ときに射場や試験場で製品の最終段階に立ち会うことができる点にも惹かれました。宇宙就活では、会社の枠を越えて、メーカーの第一線で活躍する方々とも、広く交友関係を築けることを知り、会社説明会では、福利厚生や研修制度、資格取得への補助などが充実していることを知りました。これらの点も、貴社を志望する理由のひとつです。 H–Iロケット開発から、日本の液体ロケット開発に貢献し続けてきた貴社の宇宙分野で、上司や先輩たちの技術を吸収しながら働き、成長していきたいと考えています。 続きを読む
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Q.
設計に生かせる自分の経験
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A.
私は、大学院進学以来、液体ロケットエンジン燃焼室内筒の銅合金製冷却溝における高温変形機構を研究してきました。材料特性をも理解することが必須となる「設計」において、材料科学の観点からロケットエンジンの研究に関わった経験は、貴社での設計業務においても役立ちます。エキスパンダーサイクルと二段燃焼サイクルの違いやそれぞれの特長など、ロケットエンジンの詳細を既に把握している点も、「設計」という仕事に生かせる経験です。 また、試験を実施する際には、必要な治具に対して、自ら図面を描き、フライス盤などで削り出し、ボール盤やタップでねじ部を加工するなど、小さいながらも「モノづくり」の失敗と、それを乗り越える達成感を味わいました。モノづくりは、設計のゴールであり、作業工程を想定しながら図面を描き、機械加工を経験できたことは、貴社での業務においても役立ちます。 続きを読む
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Q.
自分の夢と、その実現に向けて今取り組んでいること
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A.
私の夢は、宇宙機の技術者として、日本の宇宙開発に貢献することです。簡単な図面を手描きで作成した経験しかなく、材料力学なども勉強不足で至らない点が多いですが、日本初の国産液体ロケットH–Iから日本のロケット開発に携わる貴社で、技術者として成長したいです。現在所属する宇宙科学研究所では、天文観測や宇宙生物学など、様々な分野のご講演を積極的に拝聴することで、幅広く宇宙工学・理学に関する知識を吸収するよう心掛けています。 ロケットはあくまで、衛星や探査機などを安全かつ正確に宇宙に送り届ける乗り物であり、それらがどんなミッションを目的とするのか、どんな意義があるのかを理解しようとする姿勢も重要だと思います。また、JAXA内のH3プロジェクトに参加し、つくば宇宙センターや角田宇宙センターの技術者の方々とも議論することで、現行型・新型エンジンの特長や、打上の国際競争を勝ち抜くための戦略についても日々勉強しています。 続きを読む