【魅力あふれる提案力】【20卒】Ｐ＆Ｇジャパン合同会社の冬インターン体験記（理系/The Selling Battle）No.8790（九州大学大学院/男性）（2020/2/14公開）

消費財メーカーに興味があり、秋にP&Gの選考を受けていました。ウェブテストと筆記試験の成績から、営業職であるがインターンを行うので是非参加してくださいというメールが来たので、とりあえず参加してみることに決めました。

P&Gの選考に合格すれば、このインターンに参加できます。選考はP&G独自のウェブテスト。その後に開催される筆記試験（英語、数学、パズル、言語）の二つです。

ドラッグストアに衣料用洗剤を提案する。自社・店・顧客の３者にメリットがある内容にすること。

1日目にやったこと

初めにP&Gの営業社員の仕事説明。その後、P&G営業社員が学ぶPersuasive selling skillsのレクチャー。その後テーマが与えられ、チーム内で議論した。発表に参加できるのは、途中発表で成績の良かった３チームのみ。

複数の営業社員

P&G製品１年分（班員で山分け）

印象的だったのは、仮に他社の商品の方が、その店にとって良いのであれば、自社の商品よりも他社の商品を勧めることがある。目的は何か。どうなれば相手にとって良いのかを考え、実行する。このようなお話をされていて、さすがP&Gだなと感じました。

理系の自分にとっては営業に関するインターンは初めてだったので難しさはありました。また、班員の学生も自己主張が強い学生が多かったので、思うように議論を進めることが出来ず、むずがゆい思いをすることもありました。特に、何となくそう思うといった、感覚や感情で意見を言う人に対処することは難しかったです。

営業に対する考え方が変わりました。以前は営業は、モノを売ることが目的の仕事だと思っていましたが、インターンに参加してその考え方は変わりました。モノを売ることを通して、相手の課題を解決に導くこと。これが営業という仕事だと学びました。また、しっかりと目的を考えることを学びました。

特にないと思います。ただ営業の内容のインターンではありますが、非常にたくさんの数字を扱うので、算数が出来る必要があると感じました。数字に対する抵抗がある方はなくす努力をしておきましょう。

やはり営業職は自分には合わないと思ったからです。相手の課題の本質を考え、その課題を解決することは、日々の研究と通ずる所もあり楽しかったのですが、課題解決の手段がモノを売る仕事は面白くないなと思ってしまいました。良い悪いではなく、向き不向きの問題です。

営業という仕事に対するモチベーションが低いからです。ただ営業という仕事は、意外と論理的な思考力や説得力が必要になります。そこは得意なのですが、仕事内容に魅力を感じなかったので、興味の無さから自分は内定が出ないと感じました。また、理系院生なのに、なぜ営業と聞かれた時に答える内容がありません。

P&Gの営業という職種に対しての志望度は下がりました。理由は、自身は営業に向いていないと感じたからです。しかし、P&Gに対しての志望度が下がることはなかったです。P&Gは職種別採用を取っているので、他の職種の志望度に変化はありませんでした。

インターン参加者限定の特別選考があるから。また、インターンの内容はP&G営業社員のケーススタディであったので、インターン不参加者よりも仕事のイメージは具体的にできると思うから。

インターン参加前は医療業界を中心に、人の当たり前を支える、創ることが出来る業界を中心に見ていました。なので、医療機器、インフラ、消費財、素材メーカーを見ていました。職種に関しては理系院生ということもあって漠然と研究や開発をすることになるのかと考えていました。したがって、営業という仕事には無縁でした。

志望業界や志望会社の変化はありませんでした。ただ、実際に営業の仕事の一端を体験してみたことで、営業に対する考え方は変わりました。同時に、私は営業の仕事は向いていないと感じることもできました。したがって、就職活動で営業職を受けるという選択肢は、このインターンを機になくなりました。そこが一番の収穫です。