【未経験からの挑戦】【21卒】アドプランナーホールディングスの夏インターン体験記（文系/企画営業職）No.12887（愛知教育大学/男性）（2021/2/19公開）

リクナビで登録していたアピールボードの内容を見て、スカウトされたのをきっかけとして参加を決めた。このとき、まだ1社もインターンシップに参加していなかったため、就職活動を本格的にスタートさせるための一歩目として試しに参加してみた。

スカウト機能からの参加となったこともあり、特別な選考を受けたというわけではないが、アピールボードの内容については、何か成果を上げるたびに随時更新していくなど、幅広い業界の人事の方々の目に留まりやすくなるような工夫はしていた。

人手不足で困っている居酒屋の採用活動について考える

1日目にやったこと

午前中は各グループ内で2人1組のペアをつくり、他己紹介をしていった。また、会社説明としてどのような事業を行っているのかなどの説明を受けた。午後からはワークが始まり、「社員の特徴を踏まえたデートプラン・結婚相手の選び方を考える」「人手不足で困っている居酒屋の採用活動について改善策を考える」といった2つのテーマに取り組んだ。

企画営業職として働いている現場社員

優勝者というわけではないが、インターンシップ全体を通して優れていると判断された学生は後日のインターンシップへの招待があった。

午後のワークを終えた後、各グループに配置されていた社員の方がワークシートの内容や発表内容などをもとにそれぞれの学生の強み、改善点についてまとめた評価シートをいただいた。分析力やヒアリング力といった要素ごとの点数や、全体を通して感じたことなどがまとめられており、今の自分の力を客観的に評価してもらうことができた。

午前中の他己紹介や午後の社員のデートプランを考えるワークなど、ヒアリングを行いながら相手の特徴を明らかにしていくことが必要な活動が多くあった。初めての経験だったこともあり、特に午前中の他己紹介ではどの要素を掘り下げていけば相手のことがより分かるような質問へと展開していけるかが分からず、ただの雑談のようになってしまい、結果的に表面的なことしか知ることができなかった。

すべての業界において共通することだとは思うが、特にアドプランナーの企画営業職は求められたことに対してアプローチしていくだけではなく、多岐にわたる様々な課題を聞き出し、付加価値のある提案をしていくことが必要であることが分かった。そのためには、まず人と人としての信頼関係を築いていくことが大切になってくるということも知ることができた。

日頃私たちが接する機会のある正社員やアルバイトの求人広告にはどのようなことが書かれており、特に目を引くようなものについては、他とどのような違いがあるのかといったことを少しでも見ておけば、ワークに取り組む際に活用できるような内容を中心にヒアリングを行いやすくなるのではないかと感じた。

午後のワークを終えたころには、どんな人をターゲットにした採用広告を作成することが有効であるかを自分なりに根拠をもって考えられるようになっていた。労働者を必要としている企業側の視点だけでなく、そこで働きたいと感じそうな特定の人たちの視点からも課題を捉えることができるようになっていたことから、自分自身が営業に行くイメージが持てた。

私は特別セミナーの後のインターンシップへの参加を辞退したことにより、その後の具体的な流れは正確には分からないが、アドプランナーが求めているような人材は「奇抜な発想ができる学生」であると予想できる。現に、私も一度目のインターンシップで行ったワークにおいて、あえて他の学生とは異なる視点からの提案を行ったことが評価された。一般的な視点を1つ、2つ捻っていくことで気に入られると感じた。

一度目のインターンシップに参加した後は社員の方の雰囲気や企画営業職の面白さを感じたことから志望度が高まったが、特別セミナーの内容やインターンシップの中で徐々に学生が選別され、「囲い込み」のような形になっていきそうな様子があった時点で、他者の選考を受けることができなくなりそうだと感じて辞退することを決めた。

ある程度の採用枠をインターンシップで優秀だと感じた人材で早期に確保しようとしているのを感じた。1dayのインターンシップの内容で選別が始まっていることを考えれば、インターンシップで着実に企業側の評価を高めていくことが採用への近道であることは明白である。

アドプランナーのインターンシップに参加する前の就活進捗状況としては、一度合同説明会に参加したことがある程度にすぎなかったため、特に志望する企業や業種はなかった。ただ、漠然と人と関わることのできる仕事か商品企画ができる仕事がしたいということは思っていた。また、この時期は企業就職と公務員就職の志望度が半々で、どちらに舵を切るかということは決めていなかった。

インターンシップに参加し、ワークに取り組んだことで企業の採用活動に関わることができる仕事がおもしろそうだと感じた。企業の中で人事部として採用に携わることだけでなく、外部からの視点で他業種の企業の採用活動に関わることができるという点で、人材広告という業界は「社会の人事部」というようなイメージになり、その後の就活における選択肢の一つになっていった。