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20卒 本選考ES
研究開発
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Q.
学生時代に力を入れて取り組んだこと(研究以外)
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A.
私が学生時代に力を入れて取り組んだことはアルバイトです。私は飲食店でのアルバイトを大学1年から5年間続けています。始めは接客が苦手でしたが、先輩や社員の方から教わったことを1つ1つ習得していき、バイトリーダーを任されるまでに成長することができました。バイトリーダーを務めた際は、お客様からのクレームを減少させる取り組みを社員の方に提案し実行しました。5年間のアルバイトを通して、苦手なことでも諦めず克服する力が身についたと感じています。 続きを読む
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Q.
研究室卒論テーマ
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A.
FERゼオライトナノシートの合成条件検討と触媒応用 続きを読む
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Q.
卒論テーマの概要ならびにそのテーマ全体の中であなたが担った役割
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A.
以前当研究室において、工業用触媒などに用いられる一般的なゼオライトよりも結晶サイズの小さなゼオライトナノシートの合成に成功しました。このゼオライトナノシートは高い外表面積を有しているために反応に使える活性点が多く、優れた触媒として有望であります。そこで私は、さらなる基礎研究および商業的用途への応用のためにまずこのゼオライトナノシートの詳細な合成条件検討を行いました。また、ゼオライトを酸触媒として用いるにはプロトン交換という手順が必要になるのですが、私は従来法よりもこのゼオライトナノシートにより適した新規プロトン交換法の検討を行い、確立しました。 続きを読む
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Q.
研究計画の立案においてあなたが意識・工夫したこ
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A.
研究計画を立てるうえで私は、効率を意識しました。私の研究の一つは、従来法よりも触媒が高活性を示す新規プロトン交換法の検討というものでした。他にも研究を抱えていた私は、この実験を行うにあたって効率を強く意識しました。むやみに実験数を増やさず、出てくる一つ一つのデータに対してなぜそうなったのか原因を詳しく考察し次の条件検討に活かすことで、研究効率の向上を図りました。また、担当教員と毎週ディスカッションを行うことで考察する力を磨きました。このように、私は効率を意識して実験の数よりも考察の時間を大切にしました。 続きを読む
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Q.
研究の中で苦労したことおよびそれをどのように解決したか(その中でオリジナリティは?)
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A.
研究の中で苦労したことは、従来法よりも触媒が高活性を示す新規プロトン交換法を検討することです。プロトン交換法の条件検討には主に、用いるプロトン源水溶液の種類および濃度、処理時間、処理温度の変更があります。しかし、いずれの条件を変更しても従来法よりも触媒が高活性を示すことはありませんでした。そこで私は、従来法に関する論文や先輩の研究結果を調べ、従来法の焼成という手順に着目しました。焼成はゼオライト中の有機物除去を目的として行うのですがその際に生じる燃焼熱によってゼオライト骨格が損傷し触媒活性が低下することを知った私は、焼成を介さずに適切な液相での処理によって有機物除去を試みたところ、最終的に従来法よりも高活性を示す新規プロトン交換法の確立に成功しました。 続きを読む