最終面接
【学生の人数】1人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】営業部部長、人事、代表取締役【面接の雰囲気】優しく温和な雰囲気で、かしこまった感じはなかった。学生との対話の中で雰囲気や人となりを見ているといった感じだった。【学生時代に打ち込んだこと。】私が大学時代最も打ち込んだのは弓道部の活動です。仲間の推薦により主将を務めることになったのですが、前主将と比べ実力のない自分にふがいなさを感じていました。技術面でも部を率いる選手になりたいと強く思い、練習方法の改善を行いました。量よりも質を重視し、決めた本数を集中して引くことにしました。自分の射形を意識し、丁寧に引くことで練習の効果を高めようと考えたのです。撮影した動画や仲間による助言から課題を明確にして、次の一本に取り組みました。心が折れそうになったことは何度もありましたが、この一本が未来につながるはずだと言い聞かせ、地道に練習をつづけました。努力が実を結び、団体戦でチーム一の成績を出して勝利に貢献できたときには、主将の役割を果たせた安堵感と大きな達成感を得ました。【学業で取り組んできたことについて教えてください。】私は大学で中国文学を専攻しています。その中でも特に魏晋南北朝時代から唐代にかけておこった「志怪」や「伝奇」というジャンルの文学を扱っています。小説の源流に位置づけられるこれらは妖怪や幽霊が登場する奇怪な話の記録集です。作中における妖怪や幽霊の描かれ方から、「奇怪なもの」に対する当時の人々の価値観を知ることができると考えています。辞書をひきながら自力で原文を読むという作業は骨が折れますが、一文を丁寧に読み込むことで、細かな描写にイメージをふくらませることができます。試行錯誤しながら作品を読み込む過程で、作中に生きる人々の温度や息づかいを感じられるところに文学のおもしろさと学ぶ喜びを感じています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】論理的に話ができること。落ちついた受け答えで会話ができること。正直に自分のことを語ったところに誠実で信頼できる印象を受けた、との評価をいただきました。
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