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【未知への挑戦、新たな素材へ】【17卒】第一工業製薬の本選考体験記 No.1683(岐阜大学大学院/)(2017/6/13公開)

第一工業製薬株式会社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2017卒第一工業製薬株式会社のレポート

公開日:2017年6月13日

選考概要

年度
  • 2017年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 不明

投稿者

大学
  • 岐阜大学大学院
インターン
  • 未登録
内定先
  • 未登録
入社予定

選考フロー

説明会+筆記試験(3月) → 1次面接(4月) → 2次面接(5月) → 最終面接(5月)

企業研究

私は化学メーカーという大きな枠組みで就活を行っていたため、この企業がいいと強く思うことが難しかったです。そのため、同業他社、特に近い地域に存在する同業他社のことも選考を受ける会社と同じくらい企業研究を行い、自分の中でこれが決めてでこの会社を受けていると思えるようにしておくことが大事だと思いました。実際の面接では同業他社のことは聞かれませんでしたが、志望動機を話す際などは自信をもって話せたと思います。自分は行っていませんが、小さなことでも良いので会社に関するニュースを知っておくといいと思いました。

志望動機

私は有機化学を専攻し、化学を生かした職種に就きたいと考えています。私が現在研究している内容は貴社の事業と直接は関係のない内容ですが、以前、貴社の社員であり研究室の先輩である方とお話しをさせて頂いた際に、貴社の事業の一種であるウレタン事業はアミド基に導入する官能基によって物性をコントロールしていると伺いました。私は化学に対して“もし”を想像することが好きであり、導入により変化を操ることができることに対し、興味を抱きました。また、貴社は100年以上続く伝統を有する企業であり、培われた技術は相当なものであると思います。そこで、私は大学院で身に付けた知識と貴社の技術を融合させ、社会に新たな素材を生み出したいと思い志望しました。

1次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官1
面接時間
60分
面接官の肩書
人事
通知方法
メール
通知期間
1週間以上

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

人事の方は文系の方だったため、会社に対する志望動機やこれまでの研究、研究に対する思い、姿勢よりも研究を行う前までに何か1つでも打ち込んだものがあるかどうか見ているような感じでした。実際に質問の多くは趣味関連が多く、面接前に自分が想定していた質問と大きく食い違っていた。1次面接は1人ですべての学生を見るということだったため、強く印象に残る人ほど通りやすいと感じた。

面接の雰囲気

雑談を交えて質問をしてもらえたため、緊張を徐々にほぐすことができました。また、1人にかける時間が長いため、しっかりと自分のことを知ってもらえました。

1次面接で聞かれた質問と回答

学生時代研究以外でなにですか取り組んだことを教えて下さい。

私には姉が1人おり、現在は社会人として働いております。その姉から大学生期間は時間があったからもっと旅行をしておけばよかったと聞いたため、最低でも夏に1回、春に1回は旅行をするようにしていました。旅行先も北は北海道から南は沖縄までと様々な場所を訪れました。時には高校時代の友人が下宿している家をめぐり旅行をしました。友人宅を巡る際は1人で行きましたが、それ以外の旅行は全て複数人で行きました。旅行は主に食事をメインに考えて行っていました。注意したのは堅苦しく話さないように笑顔で楽しそうに話すことを心がけました。

自分にとっての長所は何ですか

私の長所は計画性を持って行動出来ることです。学部生時代に行っていた流通工場でのアルバイトでは、製品を仕分ける際に、これまでの手順にとらわれず、最も効率的な手順を 模索した結果、他のパートの方々の2倍以上作業を行うことができました。研究室においては限られた時間の中、授業、研究室の仕事、後輩の指導、アルバイト をするために、前日には翌日の予定を立てる、手が空いた時は計画を前倒しで行うといったことで、1つも疎かにすることなくこなせています。

2次面接 通過

実施時期
不明
形式
学生1 面接官5
面接時間
30分
面接官の肩書
開発部長2人/部長2人/人事部長1人
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

試験官の多くが研究者であったため、研究内容はもちろんのこと、発表方法や質疑応答の具合を見られていたように感じた。特に自身のテーマについての質問は全く専門外の人に伝えるということでちゃんとそこを踏まえて答えられているか見ているようだった。また、もし入るならどの部署といったように会社の中身をちゃんと知ったうえで受けに来ているかチェックされているように感じた。

面接の雰囲気

自身の研究内容についての発表とそれに対する質問でした。厳しいことは聞かれず、研究内容のわからなかったところの質問や研究に対する考えを聞かれただけでした。

2次面接で聞かれた質問と回答

合成研究ということですが、分析に関してはどのように考えていますか

私の取り組んでいる研究テーマはこれまで合成されたことのない化合物の合成であるため、参考になるデータなどが存在しません。そのため、一段階進めるごとにしっかりとNMRやMSを用い、構造解析を行い、目的物であるという確信を得てから進めることが重要になってきます。合成後の分析を疎かにすると自分では目的物だと思っていても実は違っていたということが起こります。それによるショックや時間のロスは痛い損失となるため、分析は合成と同じくらいに大事だと考えています。

会社に入ったらどのような分野の部署に入りたいですか

私は昨年後輩を一年間指導しました。普通は自分のテーマに関係のある内容を任されますが、私は偶然にも全く関係のない内容のテーマを任されました。最初は訳が分からず苦痛でしたが、自分でも勉強し、徐々に理解していくことで楽しみを見出すことができました。現在、私は糖鎖合成を行っており、御社でも糖を扱った部署があります。もちろん馴れ親しんだものを用いることはやりやすいことですが、私は昨年の経験から全く未知の領域へ踏み込むことの楽しさも感じたため、糖とは関連のない部署に行けたらいいと考えています。

最終面接 落選

実施時期
不明
形式
学生1 面接官4
面接時間
20分
面接官の肩書
社長/役員
通知方法
メール
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

最終面接はほとんど雑談であり、主に入社意志の確認といった雰囲気であった。実際に試験前の控室では人事部長の方が話をしてくださり、変なことをしない限り、ほとんど落とすことはないから硬くならずにいつも通りの感じで受ければよいと助言をもらいました。質問に対して深く考えず、思ったことをはきはきと答えることが大事だと思った。

面接の雰囲気

雑談が多く、終始笑顔で面接をしていたため楽に話すことができました。質問も社長、役員の方々の興味本位といった事が多かったため、特に悩むことなくできました。

最終面接で聞かれた質問と回答

自身の短所はなんですか

「私の短所は心配性なところです。失敗したことに対して落ち込んだり、次を心配することは普通ですが、私は成功した際に上手くいきすぎじゃないかと心配してしまうことがあります。このことは研究室で上の方からも注意され、上手くいっているときは自信をもって次に進んだほうがいいとよく言われます。実際に上手くいって心配していると実験の進行にも支障をきたすため、成功したときは自信をもって進めるように心がけています。」と答えました。

大学院の授業の内容について覚えてることを教えて下さい

全く覚えていない講義だったので素直に忘れましたと言いました。即答したため不味かったかと思いましたが、社長、役員の方々は笑っていました。郵送した書類の中に講義の成績表があり、その中の1つの講義について聞かれました。正直大学院の講義の内容について聞かれるとは全く考えてなかったため、何も言うことができませんでした。役員の方々の反応を見る限りでは変に適当なことを言うよりも正直に話したほうがいいと感じました。また、今後の注意としては集中講義などの大学によって大きく異なる内容の講義に関しては復習しておくといいと思いました。

内定者のアドバイス

内定に必要なことは何だと思うか

何となくで済まさず、物事に対してしっかりと自分の考えを持ち、それを相手にしっかり伝える能力を磨くといいと思った。また、人に対して熱く語ることができる事を最低1つは準備できるといいと思った。最終的には人と人の関係なので、一緒に働きたいと思ってもらえるよう相手の中に自分の印象が強く残るようなインパクトのある武器を1つ持っておくと上手くいきやすいと思う。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

しっかりと自分の考えをもち、この会社に入りたいという意志を前面に出していくことが大事だと感じた。知り合いで落ちた人は何となくで受けた人が多く、内定者はみな第一希望で受けていたと聞いた。しっかりと自分の考えを持ち、かつ決めたことをしっかりとやり遂げる人を集めているように感じた。また、若干体力面も見られているように思った。

内定したからこそ分かる選考の注意点

1次面接の人事によってほとんど落ちるので気を付けたほうがよい。大学院生は特に研究だけでなく、むしろ研究以外に熱く話すことができる内容を準備したほうがよい。時間は他の会社に比べて長く、1対1であるため、焦らず落ち着いて話すことが大事である。2次面接は技術面接であり自分のテーマの説明のため、内容を全く知らない人も1回で最大限理解できるような発表の練習をしておくとよい。

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第一工業製薬の 会社情報

基本データ
会社名 第一工業製薬株式会社
フリガナ ダイイチコウギョウセイヤク
設立日 1918年8月
資本金 88億9500万円
従業員数 1,128人
売上高 631億1800万円
決算月 3月
代表者 山路直貴
本社所在地 〒600-8873 京都府京都市下京区西七条東久保町55番地
平均年齢 41.1歳
平均給与 695万円
電話番号 075-276-3030
URL https://www.dks-web.co.jp/
NOKIZAL ID: 1138553

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