
24卒 本選考ES
技術職
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Q.
学生時代力を入れて取り組んだことを記述してください。 700文字以下
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A.
私が学生時代に力を入れて取り組んだことは卒業研究と修士一年次に行った卒業研究の国際学会での発表です。 私の研究は、長崎港にある外国様式の建造物を対象として、新たな保護の枠組みを提示することでした。 保護対象となる歴史的価値の高い建造物の数量の把握するため、二つのことに取り組みました。一つ目は情報を共有する市役所や県庁に対して依頼を投げかけ、情報の収集に徹し精査を行うことです。二つ目は既往研究に取り組まれている他大学の教授に現地調査方法に関して助言を頂くことです。この取り組みの結果、学内の意匠、環境、構造分野合同卒業論文発表会で意匠論文としては数年ぶりに優秀賞に選ばれました。そして受賞を機に国際学会にて英語での発表の機会を得ることが出来ました。学会のため、三つの対策を行い発表する能力を磨きました。一つ目は苦手意識のある英会話、英語力の練習です。英会話に通うと共に、留学生との英語でのコミュニケーションの機会を自ら毎週作ることで実践的な会話練習に励み、論文のボキャブラリの向上に努めました。二つ目は研究内容の向上です。日本語で書いた文章を正確に伝えるべく研究方法や分析方法、日本語の用語の見直しを行い、伝達力の向上に努めました。3つ目はプレゼン能力の向上です。英語でのプレゼンについて国際学会での発表経験のある先輩方にアドバイスをもらい研究内容が正しく伝わるように心掛けました。発表後には参加者の方から今後関心の深まる議題に新しい研究手法を用いてよく分析しているとお言葉を頂くことが出来ました。この経験から私は新しいことに挑戦する際に、粘り強く取り組むことが出来ると考えています。 続きを読む
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Q.
学校で学んでいる内容・得意分野を記述してください。700文字以下
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A.
私は建築史ゼミで、文化財建造物や文化的価値の高い建造物の保存活用について学習しています。私の研究テーマは長崎港の西洋建築と中国建築の非対称性に着目し、ICOMOSの提唱するシェアード・ビルト・ヘリテージの概念を用いて建造物の再評価を行うことです。この概念は、旧植民地に残る建物が、旧植民地国と旧占領国の都市構造や文化を共有した交差点であると捉え、文化遺産として保護する考え方です。これまでのシェアード・ビルト・ヘリテージの事例は海外にある植民地建築遺産であったため、日本での前例がありませんでした。しかし、居シェアード・ビルト・ヘリテージ国の文化を吸収したシェアード・ビルト・ヘリテージとして捉えられ、注目されています。特に研究地である長崎港は鎖国時代に中国との交流が許可された地域を居留地として活用した歴史があり、日本において他に例のない価値ある都市です。長崎港に対する既往研究では、外国様式の建造物について、西洋様式と中国様式など、建物様式ごとに区別した研究があります。しかし、都市の成り立ちや異国文化の交流に着目して建物の変化を追ったものはありませんでした。よって私は、長崎港の外国様式建造物について、異国文化が共有されたシェアード・ビルト・シェアード・ビルト・ヘリテージのモデル化を試みました。 対象とする38件の建造物が文化財に指定された際の評価文章について変遷を整理し、外国との関係性に着目して分析を行ました。居留地のうち、文化財を最も多く保有する長崎港をモデル化することで他の都市にも調査法を活用することが可能となりました。修士ではシェアード・ビルト・ヘリテージについてより専門的に学習するため日本ICOMOSに入会し活動していきます。 続きを読む
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Q.
日本工営グループでどんな仕事に取組み、どのように活躍したいかについて記述してください。1100文字以下
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A.
私は貴社の建築部で建築マネジメント業務に取り組み、技術力を用いて建築の長寿命化に取り組みたいと思います。このように考え始めた理由は三つあります。 一つ目は私が建築に対して持っている「建築が長期的に使用される要因は何か」という疑問です。この疑問を持ったきっかけは浪人時代に行われた実家のリフォームです。実家は築70年以上の和風建築でしたが、歴史を調査せずにリフォームが行われたことから、歴史を知る機会を失い後悔が残りました。そのため、私は学生時代に(1)文化財についての研究、(2)研究室で行われてきた既往研究の調査、(3)文化的価値の高い建築の保存、活用法を考えるワークショップへの参加を積極的に行い建築の長寿命化に興味を持って活動を続けてきました。また、取り扱う公共施設は市民にとって親しみがある一方で、老朽化が懸念されています。この問題に対して貴社では建築に対する心理的な評価を尊重すると共に、建築の長寿命化という物理的な問題への解決に取り組める点で魅力があります。 二つ目は学生時代の活動を通して、建設過程において企画、計画、維持管理の段階で建築の文化的価値が向上すると理解したためです。特に維持管理は、過去の履歴を調査し、今後の方針を立てることが出来ると共に、他の建物に対しても企画から維持管理までの知識を活用出来る点に魅力を感じました。同時に、建築マネジメント業務の事例数が蓄積され、建設コンサルタントとしての取り組みの向上に直結することでやりがいに繋がると考えます。貴社では建築マネジメント業務を設計と同等の一つの分野とし、今後成長していく事業と捉えている点で、事例を効率的に蓄積し、活用していく地盤が整っています。 三つ目は、専門家による説明の重要性です。実家のリフォームでは当初の予定より10倍の費用がかかりました。しかし、建築を学ぶ前だったためコスト上昇の理由がわからず不信感を持った経験から、取引相手が仕事内容に対して理解していない状況では成果物への満足度が下がることを実感しました。そのため、専門家として必要な技能は知識を磨き、アウトプットが出来ることであると考えます。 業務においても、所有者である自治体や国と利用者である市民の異なる立場のステークホルダーが取引相手となるためアウトプットの能力は重要であると考えます。 私は建築マネジメント業務に取り組み、建築の技術者として必要な知識を蓄え、ステークホルダーの要望を満たす費用計画等に取り組むと共に、建築の持つ親しみを尊重し、建築が長期的に使用されるための計画策定を行う技術者として活躍したいです。 続きを読む