【22卒】北海道銀行の冬インターン体験記（文系/冬季インターンシップ）No.12942（北海道大学/男性）（2021/3/13公開）

近年地方銀行に対する風当たりが強く、就活サイトでは「入社するな」「やめておけ」などあからさまなマイナス評価があった。しかし、参加したことで現状をしっかり認識する事ができ、逆境の中でも努力している姿を垣間見ることができたので、参加して非常に有意義であった。時間があるのであれば就活サイトや個人の意見だけでなく、実際にインターンシップに参加して自身の目で確かめるべきである。

企業の現状や行っていることをＨＰや新聞、ニュースで確認しておくとよい。また、特に問われるものではないが、メガバンクや信用金庫、証券との違いを学んでおくとインターンシップやその後の面接で非常に役立つのではないかと思われる。

どの業界にも言えることではあるが、ホームページや動画を見るだけでは働いている具体的な姿を想像する事は難しいのではないかと思う(よほど優秀なひとであったり、世間一般的に分かる仕事内容でなければ)。その中でインターンシップに参加する事で企業の仕事の仕方や、仕事の種類を学ぶことができた点で働く自分を想像する事ができた。

グループディスカッションを踏まえた自身の改善点を学ぶ事はできたが、それが内定に直結するとは到底言い難い。特に選考でグループディスカッションがないのがその理由である。また、ここで内定がでる、と思い油断すると痛い目を見るので自分は内定がでないという風に考えるようにしている。

当初より地方銀行で北海道銀行を志望していたので特段大きく志望が上がったわけではない。しかし、職員の方同士のやりとりからアットホーム(ブラックな感じではない)な印象を受けたため、ここで働きたいと強く思うようになった。また、自身の目で業界の現状を認識することが出来たことも志望度が上がった事に繋がった。

いわゆる選考の免除があるというわけではないので、そのような事を期待している人からしたら本選考が有利にならないという風に受け取られると思う。しかし、職員の働き方や想い、実情を知ることができるので自身の志望動機ややりたいことを明確に組み立てることができるのではないかという点においては本選考が有利になるのではないかと感じる。

3日目の30分程度の面談でフィードバックやフォローをいただく事ができた。特に選考に有利になるような出来事は自分には起きていない。

地方銀行業界及び海運業界を志望していた。両者共に自身の力が価値となっている点で共通するのではないかと思う。また、差はあるものの、英語力を発揮することができるのではないかという点で共通していると思われる。他の業界については業界を絞らず多方面の企業(主に大手三社以外の中堅企業)を志望していた。幅広い視野を持っていたい事がその理由である。

本インターンシップの参加後において志望業界が変化したという事はない。しかし、選考を受ける予定はなくとも幅広い業界や企業を観ておくことが自身の視野が広がるだけでなく、勤務する中で役立つのではないのかと考えている。特に金融業界に勤務する場合、他の業種について理解している必要があるので今のうちに軽く理解しておくと良いのかもしれない。