【21卒】メイテックの夏インターン体験記（理系/システムエンジニア）No.8825（長崎大学大学院/男性）（2020/2/13公開）

インターンシップでは企業の業務内容についてを深堀りしていくことがほとんどだと思うが、今回は自分のキャリアに軸を置き、実際に働いている姿を想像しながら企業で身に着けられる技術についてを知っていくことができた。今の年齢から定年退職までの自分を想像するのは難しいと思うが、キャリアを積んでいきながら仕事はもちろん、私生活も交えながらその年齢ごとに考えるべき事をイメージできたのは大きかったと思う。

できる仕事の幅が多種多様なので、自分の携わりたい分野の仕事で、実際にどのような事例があるのかを、製品情報レベルで調べておくと、よりイメージを膨らませながらインターンシップを受けられると思った。

このインターンシップでは、入社から1年おきに担当業務を決めていきながらキャリアデザインを考えていった。また、その担当業務をこなすためにやるべき研修が、そのレベルごとに設定されており、条件を満たさないと業務に着手できないというルールが付いていた。専門的な知識が無くても、リアルに近いキャリアを考えていける事ができた。

社員のほとんどが工学部出身であるという点では、自分は不利にも感じた。しかし、自分は環境科学部にて一つの問題を多角的に考え、解決していくためのノウハウを学んできた。この企業においては技術力ももちろんだが一つの課題を広い視野でアプローチできる能力も求めていることを知った。自分はむしろその能力を活かしながら企業に貢献できると思った。

志望度が上がった理由は、充実した研修制度が整っており、エンジニアにとって非常に働きやすい環境が整えられていることを知ったからである。新しい分野の技術を学ぶための座学研修だけでなく、自身のキャリアデザインをその都度相談しながら決めていけるよう、エンジニア一人につき営業の方を一人つけてくれるのは他にはないこの企業の強みだと思う。

インターンシップに参加した事で、人事の方に名前と顔を覚えてもらった。そのことがあって説明会時には質問も気軽にすることができ、またそれには懇切丁寧に答えて頂けた。

インターンシップ終了後、企業の仕事を更にイメージできるよう運用サイトや、自社エンジニアとの対談イベントの紹介を受けた。

当初はプラスチック産業などのメーカー技術職を候補として考えていたが、特にバイオマスプラスチックの生産に携わる企業として具体的には三菱ケミカルや昭和電工などを志望していた。しかしこれらの企業では、自分の学んだ技術以外からものづくりに取り組んでいたため、直接的に自分のやりたい仕事ができない懸念を感じた。そのため、専攻とは異なっていてもやりたい仕事、また働き方ができ、少しでも自分の経験が生かせる企業を探そうと思った。

自分の選考とは異なる企業に興味を持つことで、自分では想像もつかなかった働き方の可能性を知っていける事を感じた。理系学生には技術職に就きたいと考える学生が数多くいると思うが、専攻学科の分野に縛られることなく、とにかく様々な業種を見ていくことで、本当に自分がやりたいと思えるような仕事に出会えることもあるように思う。