【食品業界の未来】【22卒】成城石井の冬インターン体験記（文系/総合職）No.16604（専修大学/女性）（2021/7/21公開）

成城石井の商品が個人的に好きであったことと、業界を幅広く見ながら就職活動をしようとしていた時期であったので、志望していた小売業界の中でも食品を扱う会社の業務内容を知ろうと思い、参加を決めました。店舗での販売以外にどのような仕事をしているのか、消費者の立場からはわからない業務内容を学びたいと思っていました。

選考はなく、抽選であったため、選考に受かるためにしたことは特にはありません。ほぼ毎月インターンシップがあったので、一度落選しても、もう一度応募をし、諦めずに応募し続けることが抽選では重要だと思います。

選考は何もなかったので、選考の時点で重視されることは特にはありません。

食品流通業界研究、バイヤー体験ワーク、エリアマネージャー体験ワーク

オンラインで時間に集合し、講義や体験ワークの間に適宜、ブレイクアウトルームに分かれグループワークをしたり、名指しで意見を求められることがあります。

メーカー・卸・小売などのそれぞれの機能と現状、新商品がどのような視点で生まれるのか、店長への経営指導

2days「食」体験ワーク、バイヤー＆店舗＆エリアマネージャー編

1日目にやったこと

食品流通業界研究では、商社・メーカー、卸、小売の役割や業務内容をグループワークで分析しました。そこから食品業界の概要と業界の抱えている問題の講義を受けました。次に、商品の種類(NB、PB)を学び、成城石井の商品はPBであるため、PB商品のメリットとデメリットをグループワークで分析し、成城石井の商品の特徴(牛乳、ワイン)を学びました。バイヤー体験では、バイヤーの業務内容の講義を受けた後、グループワークでは資料を用いながら、どのオリーブオイルを成城石井に置くかなどを、粗利益の計算などもしながら本格的に行いました。

2日目にやったこと

1日目の復習とエリアマネージャー体験を行いました。復習では、小売業のメリットや新たな取り組みなどをグループワークで分析し、成城石井のSPAという特徴を学び、SPAのメリット、デメリットを整理しました。エリアマネージャー体験では、業務内容を講義で学んだ後、課題がある店舗の店長に対して、エリアマネージャーとしてどのような会話をするかをグループで考え、代表者が実際にエリアマネージャーに発表し、フィードバックをいただきました。

人事部の3年目のと10年目の社員、エリアマネージャーの10年目の社員

なし

印象的なフィードバックは、何事も説明するときには数値を用いながら説明をすることで、高い低いなど人によって捉え方が様々なものも伝わりやすくなると言われたことと、成城石井は高級スーパーではなく、高品質スーパーなので、お客様に満足してもらい、求めている価値を提供し、半歩先の商品を売っているということである。社員の方からはフィードバックが多くあり、学生に対して真剣に、厳しく向き合って頂いたからこそ、2日間で成城石井のことはなんでも知っている状態になることができた。

粗利益、営業利益など数値をどのように計算するかなど、文系には少し理解が難しいことがあり、理系の方に頼ってしまいました。また、資料が大量にあるので、それを与えられた時間内で分析することが難しかったです。講義の中でも、学生に回答を求めてくるので、しっかり話を聞いていないとついていけませんが、聞いていれば問題ありません。

講義もありましたが、半分以上がグループワークでした。2日間同じメンバーでもあったので、仲が深まりました。各グループに社員の方がいるわけではないのですが、皆積極的に意見を出し、他の方の意見をいいですねなど言葉にして褒めている方がいて、私も参考にしたいと思いました。

業界について、自分でインターネットで勉強するよりも、具体的に知ることができ、自分がどの業界(メーカー、卸、小売など)で働きたいか考えることができました。また、成城石井の商品のこだわりの強さと、店舗のチームワークによってやっとお客様に商品を届けられるということを学ぶことができ、特に商品のこだわりは参加しなければわからなかったと思います。バイヤーやエリアマネージャーはなかなかなることができないと言っていましたが、キャリアプランを考える中で、こういう仕事がしたいということが明確にできたように感じます。

成城石井の店舗を訪れたことがない方は、訪れ、商品の特徴や売り場の特徴、働いている方々の雰囲気などを事前に学んでおくと、内容がよく理解できます。ただ、何も知識がなくても、成城石井のことは完璧に理解できるようにさせると人事の方もおっしゃっていたので、そこまで身構えて事前に勉強する必要はないと思います。業界の知識を出し合うことがあるので、ある程度小売業について学んでおいた方がいいと思います。

店舗で働く姿は想像が出来ました。発注、アルバイト指導、POP、売場構成など大体の業務内容を理解することはできましたが、どのような流れで1日勤務をするのかはあまりイメージできませんでした。また、SPAということで本社での仕事の幅は広いと思うのですが、エリアマネージャーとバイヤーになれる可能性はあまりないようで、一生店舗で働く姿は自分には想像できなかったです。

接客業というところで、やはり人と接する際の笑顔や雰囲気など、そういう部分で他者よりもアピールできるように思いました。こだわりの商品だけでなく、店舗のチームワークの強さというのも売りの企業であるので、今までのチームでの経験を活かすことができるということをアピールできたら、内定が出るのではないかと思いました。

一番の理由は、学生相手だからと言ってフィードバックで褒めまくることや妥協して答えていることがなく、真剣に向き合い、厳しく、本気で成城石井のことを知ってほしいという気持ちで向き合ってくれたことが良く、他の企業にはないことであった。自分の納得のいかない商品を自社のために売るのではなく、本当におすすめできるこだわり抜いた商品をお手頃な価格で提供できるというところに私の考えと一致している部分があり、志望度が上がりました。

インターンシップに全て参加した後には、選考直結最終インターンシップに参加でき、これに参加することでエントリーシートが無条件に通過し、必ず一次面接に進むことができます。

小売業の中でも、洋服などのアパレル業界に魅力を感じていましたが、より幅広い業界を見た方がいいのではないかと思い始めていました。知名度や自分の身近に利用している企業から知っていき、自分のやりたいことは本当は何なのかを明らかにしなければいけないと思っていました。店舗で一生を終えるということだけは嫌だとはっきりしていたので、小売業に拘らなくてもいいのではないかと思っていました。

SPAの企業であったら活躍の幅が広いのではないかと思っていましたが、バイヤーやエリアマネージャーはなかなか若いうちにはなれないこと、なれても相当人数が少ないことから、店舗でしか活躍できないということを小売業では覚悟しなければならないと思いました。ただ、このインターンシップの参加により、一番お客様との距離が近いところで働き続けられることや自信のある商品や自分の本当におすすめしたいものがある企業で働けることは自分に合っているように感じました。