【海運業の挑戦、感動の航海】【22卒】川崎汽船の冬インターン体験記（理系/陸上総合職）No.13399（慶應義塾大学大学院/男性）（2021/3/20公開）

鉄道業界、エネルギーインフラ業界、海運業界を主に見ており、そういった業界のインターンシップを探していた。その中でこのような時期でも川崎汽船が対面でイベントを開催してくれることを知り、また本社に行けるということでこのインターンを選んだ。

同業他社の1dayプログラムに参加し、海運業界への理解を深めていった。また、採用HPで川崎汽船について調べた。

ESでは他社のインターンシップについて良いと感じた部分とその理由を400文字で各設問があることから、過去に参加したインターンシップに対して自分なりの意見を持っているかどうかなどが重視されているのではないかと感じた。

実務体験型ワーク

1日目に簡単な会社説明ののちに業務体験ワーク。2日目にオンラインで座談会。

海運業における陸上職の働き方

ビジネスワークを通して海運業のダイナミックさを感じる

1日目にやったこと

1日目はほとんどの時間を使って本番さながらのビジネスゲームを行う。1チーム5人程度でそれぞれが3つの役職に分かれ、会社側が用意したシステムなどを使って実際に船を運航する。最後に各チームの利益額によって順位がつく。

2日目にやったこと

2日目はオンラインで座談会を行う。まず初めに陸上総合職の社員3人がパネルディスカッションを行い、その後ブレイクアウトセッションに分かれ各社員と話をすることができる。

なし

社員さんとはワーク中の取引先役として接することができるほか、2日目の座談会で多く話す機会がある。川崎汽船は社員の人の良さで選んだという方が多かったのが印象的だった。

かなり難易度の高いワークであり、準備時間もそこまで長くはとってもらえない。そのため、短時間で複雑なワークの内容を的確に把握する必要があった。私は自分の担当業務以外も理解することを心掛けたが、内容が複雑でなかなか他者のことまで手が回らなかったため、うまくいかずに苦労した。

グループワーク中は同じチームの学生と密にコミュニケーションをとらないとワークが進まないため、短い時間だがかなり仲を深めることができる。

インターンシップにしてはかなりワークの難易度が高く、海運業のダイナミックさ、オペレーションの難しさをリアルに感じることができた。また、これまで海運業界は海上職を中心に見ていたため、陸上総合職の働き方についていまいち知らなかった。今回のインターンを通して陸上総合職の具体的な働き方を学べたことが良かった。

かなり特殊なワークのため、どんなに対策を行っても本番に生きることはないと感じる。コミュニケーション能力を磨いておくことが大事。

非常に実践的なワークのため、自分自身が働いている状況をイメージしやすい。また、自分がチームで唯一の理系学生であったということもあり、予想利益計算などはすべて自分が担当していた。スピーディな利益計算でチームに貢献することで、同じチームの学生から「こういう人が活躍するんだな」と言ってもらえたとき、漠然と働き方をイメージすることができた。

本選考を受験する予定で入るが、今回体験した陸上総合職ではなく、自社養成海上職で受験する予定である。自社養成海上職は陸上総合職以上に狭き門であり、インターンシップに参加しただけでは内定は出ないと感じた。また、私は体育会に所属しておらず、海上職は体育会系のイメージがあるため。

川崎汽船の社員皆さんがおっしゃっていた社員の人の良さというものを強く感じることができたため。全員が楽しそうに仕事をしており、この会社に入社すれば自分自身も楽しく仕事が出来ると感じた。また、日本郵船、商船三井と違い財閥系ではないため、挑戦する姿勢があるところにも魅力を感じた。

本選考に向けて参加者向けの優遇などはないが、インターンシップ2日目の座談会に参加すれば、約1か月後にビズリーチキャンパスの機能を利用してOB訪問が出来るようになる。

JR東日本、JR東海が圧倒的第1志望であり、その下にENEOS、中部電力、東京ガス、小田急、日本郵船などといったエネルギーインフラ、その他鉄道会社、海運会社が第2志望群として続いていた。川崎汽船は海運業界の中では日本郵船の次に魅力を感じており、入社後の待遇もいいことから第2志望群の中でも志望度は高いほうだった。

JR東日本、JR東海が圧倒的第1志望であることに変わりはない。その下に第2志望群として位置していたENEOS、中部電力、東京ガス、小田急、日本郵船などの中に川崎汽船も食い込んできた。社員に強い魅力を感じたため、志望度は日本郵船と並ぶほどになった。しかし、自身が志望する自社養成海上職は狭き門であり、内々定を獲得できる自信がなかったため第1志望とはならなかった。