【エネルギー業界の挑戦】【22卒】出光興産の冬インターン体験記（理系/技術系）No.13397（慶應義塾大学大学院/男性）（2021/3/20公開）

鉄道業界、電力、ガス、石油のエネルギーインフラ業界、海運業界を志望していたが、各業界のトップ企業のインターンシップを中心に応募していた。その中で、石油業界第2位の出光興産のインターンがあるということを知り応募した。

ESを書くまでに自己分析やガクチカの深掘りを行っていた。また、企業の採用HPや業界地図などを見て企業だけでなく業界全体へ軽く理解を深めた。

アルバイト経験や保有資格など基本情報を聞かれる量が多かった。そのため、TOEICの点数など資格系も選考結果に関わってくるのではないかと感じた。

業務体験ワーク・戦略提案ワーク

1日目に製油所設備投資ワーク、出光興産価値創造ワークを行い、2日目に座談会を行う。

製造技術職の働き方。経営企画系社員の業務内容。

製油所設備投資検討・出光興産の価値創造

1日目にやったこと

製造技術職について簡単な説明のあと、製油所設備投資ワークを行う。ワークでは簡単な個人ワークの後にチームでワークを行う。その後、出光興産の強み、弱みを踏まえて戦略を提案する価値創造ワークを行い、最後に経営戦略など会社全体の説明がある。

2日目にやったこと

2日目は数時間程度だが丸々座談会であり、各部署の技術系社員と話すことができる。機能舗装材事業、燃料油事業、潤滑油事業の3部署の技術系社員の方と話をすることができる。

採用担当社員

なし

1日目はグループワークが中心のプログラムであるほか、ワーク中も社員に見られていないため社員との関わりは発表時しかない。それを補うために2日目の座談会が設定されているのだと感じ、座談会では多くの社員と話すことができる。

1回目の製油所設備投資ワークは完全な計算問題であり、そこで計算ミスをしてしまった。少し複雑な計算問題だったため、そこを完璧に把握することが難しかった。また、2回目のワークは時間が短い割には求められる発表内容の量が多く、時間内に意見をまとめることに苦労した。

1日目はグループワークがメインコンテンツであるため、学生とは密に交流を行うことができる。優秀な学生がいたため、その姿勢が勉強になった。

グループワークを通して幅広い業務への理解や出光興産の事業内容への理解を深めることができた。特に、現在注⼒している事業について詳しく説明してもらった点に満⾜している。座談会では技術系の多くの社員の⽅のお話を聞くことができ、出光興産の家族主義を少しだけ感じることができた。

出光興産についてもっと知識をつけておくべきだったと感じた。そうすればグループワークでSOWT分析を行った際にさらにスムーズに取り組めたと感じる。

自分は製造技術の職種を志望していたため、1回目のワークが製造技術職に関するワークであり、実際の業務内容を体験することができたため。また、1日目のグループワークや会社紹介で感じた疑問を2日目の座談会で直接社員さんに聞くことができ、疑問を解消出来たため。

インターンシップ参加学生は化学系の学生が多く、機械系の自分が活躍できるビジョンが見えなかった。社員さんも化学系専攻出身の方が多く、機械系は化学系に比べて採用の壁が少し高いのではないかと感じたため。また、入社してからやりたい仕事を具体的にイメージ出来なかった。

志望度は少しだけ上がった。家族主義をうたっていることもあり、社員の方の雰囲気が優しくこういった方々と働きたいと感じた。ただ、社員の方が少し真面目過ぎる人が多いように感じ、自分と完全にはマッチしないと感じた。また、新しいことに挑戦している点に魅力を感じた。

今後のイベントや本選考に向けて明確な優遇は一切ない。インターンシップの最後に技術系1dayプログラムやQAセミナーの案内があるが、これらはだれでも応募できるプログラムのため優遇は一切ない。

JR東日本、JR東海が圧倒的第1志望であり、その下にENEOS、中部電力、東京ガス、小田急、日本郵船などといったエネルギーインフラ、その他鉄道会社、海運会社が第2志望群として続いていた。事業のスケールが大きいほど会社に魅力を感じていたため、全国に製油所を持っている出光興産には魅力を感じていたが、業界2位ということもあり第2志望群の中では志望度は高くなかった。

JR東日本、JR東海が圧倒的第1志望であることに変わりはない。その下に第2志望群として位置していたENEOS、中部電力、東京ガス、小田急、日本郵船などといったエネルギーインフラ、その他鉄道会社、海運会社にも大きな影響は与えなかった。インターンシップに参加して出光興産の志望度は少しだけ上がったが、ENEOSなどより上になることはなかった。