【鉄道業界の新たな視点】【22卒】西日本旅客鉄道（JR西日本）の冬インターン体験記（理系/車両系）No.13380（慶應義塾大学大学院/男性）（2021/3/20公開）

JR東日本、JR東海を中心に鉄道業界を志望しており、その中で3番目に規模の大きな会社であるため、業界研究のために参加した。過去に重大な鉄道事故を起こすなどもともと印象が悪かった部分もあるため、現在はどうなっているのか社風を感じるために参加した部分もある。

他社の車両工場を見学して鉄道業界が抱える課題や現在のトレンドについて理解を深めた。また、採用HPなどを見てJR西日本ならではの強みを探した。

会社紹介や社員との座談会を通して会社や新幹線メンテナンスへの理解を深める

1日目にやったこと

会社全体の紹介を軽くしたのちに車両系統の紹介を行う。技術開発、車両設計、車両メンテナンスなど各仕事について紹介がある。途中で博多総合車両所の紹介動画も見る。そのあと、座談会で社員数人と話すことができる。

なし

グループワークがなかったためフィードバックはない。座談会で聞いた話の中で印象的だったことは、JR西日本の強みは地域との共生や密接な関係にあることとおっしゃっていたこと。

グループワークがなかったため、特に大変だったことや苦労したことはない。
逆に言えばグループワークがなくプログラムのほとんどが社員からの業務紹介、会社紹介だったため、自分たちで考える機会がなく業務理解が深まりにくかった。前半で感じた疑問を座談会で解消しきるには時間が短く苦労した。

JR西日本の新幹線⾞両メンテナンスについて理解を深めることができ、特に他社と⽐較して地域との繋がりを⼤事にしている点を知ることが出来た。また、在来線ではあるが⾞両状態監視装置の開発を行っていることを初めて知り、JR西日本でも最先端の技術開発を行っていることを知ることができた。

JR西日本の基本的な情報や新幹線車両に関する業務について簡単に頭に入れておくべきだと感じた。そういった情報を入れておくことで、座談会でスムーズに質問することができると思う。

基本的に一方通行のプログラムであり、会社紹介と業務紹介が多くの時間を占める。総合車両所での働き方について動画を見たり、座談会で社員と話す機会はあるが、動画ではどうしても分からない部分が多く残るうえに、座談会は限られた社員としか話せず多様な働き方が見えなかったため。

本選考で受ける理由は新幹線を持っている日本の鉄道会社の中で3番目に規模が大きいからという理由のみ。インターンシップではどうしてもJR東日本やJR東海との差を感じざるを得ず志望度を上げることができなかった。そのため、選考でも志望度の高さをアピールすることができないと感じた。

他社との違いが地域とのつながりが強い以外に感じることが出来なかったため。地域とのつながりに関してはJR東日本も同様に力を入れており、インターンシップで技術的な強みを見つけることができなかった点が志望度が下がった原因。社員の方からもやってやるという気概を感じなかった。

学生の参加人数が多く、会社紹介と業務紹介、座談会で構成されたプログラムのため、1回参加しただけでは有利にならないと感じた。ただ、他の回にも参加するなど志望度の高さをアピールすれば有利になる可能性もあると思う。

新幹線に携わりたいと考えていたためJR東日本とJR東海が第1、第2志望であり、それより下は他の鉄道会社とエネルギーインフラ企業、海運会社などが固まっていた。その中でJR西日本は新幹線を保有していることから志望度は比較的高かった。しかし、石油業界、電力業界のトップ企業や海運3社よりは志望度は低かった。

第1、第2志望であるJR東日本とJR東海の志望度の高さに影響は与えなかった。むしろ、JR西日本の技術力や社員の雰囲気に疑問を感じたため、エネルギーインフラ業界のトップ企業や海運3社と比べて志望度は下がった。業務内容としてはJR東日本とあまり大きな差はないはずであるため、技術力や社員の雰囲気が自分自身の会社選びで重要なファクターであると感じた。