22卒 本選考ES
技術系総合職
22卒 | 東京大学大学院 | 女性
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Q.
ここ数年間に、あなたが自ら目標を掲げ挑戦してきたことについて、周囲の人々とどのように連携したかを含めて説明し、そこから何を学んだか教えてください。
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A.
私は所属していた音楽団体でパートリーダーを務めた際、その役割を全うすることを目標に努力しました。私は中学1年でオーケストラ部に入部し楽器の演奏を始め、大学でも音楽団体に入部しました。大学1年の9月にパートリーダーを決める際、私は憧れの気持ちから立候補し、就任しました。パートリーダーはオーケストラの中でパートとしての役割を果たせるようにパート員の演奏をまとめていくという、演奏会において演奏面の責任を担う役職です。そのために高い演奏技術とリーダーシップが求められますが、当時の私はどちらも持ち合わせておらず、どのようにパートを率いていくかが課題となりました。まず演奏技術を高めるために、プロの奏者や先輩にレッスンをお願いするほか、とにかく練習に時間を費やしました。その結果、着実に実力を身につけることができました。しかし、リーダーシップを身につけることは困難でした。そのため、私は自分が強い意志を持ってパート員を牽引するこれまでのパートリーダーのようなやり方ではなく、パート員が意見を言いやすいような環境作りに努めることでパートをまとめていこうと考えました。大学の音楽団体には楽器の経験年数が十数年の人から大学に入って初めてその楽器に触った人など、様々な人が集まっています。演奏技術の程度に差はあれど、皆が音楽について勉強し考え、良い音楽を作っていきたいという共通の意識を持っていました。そこで、これまではどうしても演奏の上手な人ばかりが発言しがちだったパート練習で、全員に質問を投げかけたり意見を募ったり、お互いに気軽にアドバイスできるような雰囲気を作りました。意見を活発に発信・交換する中でそれぞれが団体の一員として演奏を作り上げていくのだという意識を持たせ、同時に様々なアイデアを織り込んだ音楽の方向性を共有し、パートとしてまとまっていくことができました。演奏会当日にはお客様に演奏を褒めていただき、パート員からは「主体的に取り組めて楽しい演奏会だった」との声もあり、パートリーダーとして役割を全うすることができたと感じました。この経験を通じ、リーダーとは必ずしもその力を持ってメンバーを牽引するのではなく、メンバーの主体性を大切にすることで集団として同じ方向を目指していくようなやり方もあるのだということを学びました。 続きを読む
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Q.
あなたの研究テーマについて教えてください。
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A.
酵母◯◯は疎水性化合物を炭素源として生育でき、脂質を高度に生産し細胞内に蓄積する能力を持つ面白い酵母です。この酵母は研究のモデル生物としての利用のほか有用物質の工業生産にも利用されています。この酵母を用いた更なる有用脂質生産系の構築には、疎水性化合物の代謝や制御のメカニズムを解明することが重要だと考えられています。これまでの研究である関連遺伝子についてその発現制御モデルが提案されており、そのうち機能未知の因子についてその機能を明らかにすべく、遺伝子の導入や破壊などの遺伝学的手法を主に利用して研究しています。 続きを読む
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Q.
あなたが一番大切にしている価値観は何ですか?
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A.
継続は力なり 続きを読む
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Q.
その理由を教えてください。
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A.
大きな成果を得るには物事に継続して取り組むことが大切だと実体験を通して学んだからです。さらに得られるのは成果そのものだけではなく粘り強さや達成感など様々で、これらの積み重ねは自信に繋がります。 続きを読む
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Q.
それが具体的に表れたエピソードを教えてください。
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A.
私は勉強に継続して取り組むことで第一志望大学への合格という大きな目標を達成できました。高校三年生の時に第一志望の大学に合格できず浪人を決意した際、当時の第一志望の大学よりも難易度の高い大学を目標に据え、1年間毎日朝から夜まで予備校や図書館で勉強に励みました。最初は思ったように成績が伸びず、模試は夏も秋も一番低い判定でした。しかし諦めずに努力を続け、結果的に目標の大学に合格することができました。私はこの経験から、目標の大学合格という成果だけでなく、物事に粘り強く取り組む力や目標を達成したことによる達成感を得ることができ、それらは今も自分が何かに取り組む際に自信を持たせてくれます。 続きを読む